巻狩用アンテナ

私が今使っている無線機のアンテナはこちらです.

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コメット CH-600FXS


フレキシブルなホイップですが,柔らかいわけではありません.

柔らかくても復元力のあるアンテナだと,身につけて邪魔になる位置にアンテナが来たとき,どけてもまた戻ってきて邪魔になるということがあります.しかし,このタイプのアンテナは曲げたら曲がりっぱなしになるので,体に合わせて邪魔にならないように曲げておけば,そのままの形で保持されるため都合が良いのです.肩よりも上に出すなら,まっすぐにできて直立状態になりますしね.

アマチュア無線自体を楽しむときには,アンテナは体から離して使うものなので,直立していることが当然で,このアンテナのように,曲げたら曲げっぱなしになるアンテナの存在意義が分からなかったのですが,猟をやったら需要が理解できました.笑

一緒に巻き狩りに行く友人が,長めのアンテナが欲しいというので,私のと同じのを買ってきてあげることにしました.このアンテナは 40cm くらいあります.ダイヤモンドアンテナにも SRHF40 という同じ構造で,同じ長さのアンテナがありますので,お好みで選べますね.

なお無線機を胸の辺りにつけるなら,アンテナは肩より上にでやすいので,このようなアンテナでなくても問題ないかも知れませんが,おなかや腰のあたりに付ける場合は,今回採り上げたようなアンテナの方が使いやすいと思います.

Ed's Red 作れるか?

Ed's Red (エズレッド)というのは,散弾銃のボアクリーナーで,そのレシピは Ed Harris が発表しています.その安さ,万能さ故に使う人が多いクリーナーです.作り方は簡単で

(1) ATF(オートマチック車に使うフルード)
(2) アセトン
(3) ミネラルスピリット
(4) 無臭灯油


を等量ずつとり,混ぜただけです.ATF が赤いので,全部混ぜると赤っぽい液体になることから Ed's Red と呼ばれています.

ATF はカー用品店で 1L 千円強くらいで買えると思います.オリジナルレシピでは Dex II 以上となっていましたが,今売っているのはみんなこれ以上の性能があるので大丈夫です.この成分は潤滑を担います.ついでアセトンですが,除光液などに使われていて,これも 1L 千円くらいで買えると思います.プラスチックワッズのこびりついた汚れがこれによって落ちます.ミネラルスピリットはあまりその名前では売られていないのですが,塗料の薄め液に使われている中に,ミネラルスピリットそのものがあります.もちろん薄め液という名前のものが全てミネラルスピリットなわけではないと思いますが,例えばミネラルシンナーと書いてあったら,それはミネラルスピリットです.これは塗料を扱っているところで買えるはずです.価格は 1L 千円くらい??でしょうか.ここで問題なのが無臭灯油なんですよね.以前はこういうのがありました.

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ところが今は売ってないのです.代わりになりそうなのは,こちらなどがあるかと思います.

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でもこれがなんと 1L 千五百円くらいするわけです.灯油の値段としては厳しいですね.上のを全部合わせると 4L 作れて,5,6千円といったところでしょうか.WD-40 をガロン缶で買うよりずいぶん高いなぁ.苦笑 いずれにしても湯水のごとく使うレベルでは作れない感じですね.はい,小市民ですから.笑

しかしよく考えたら,シェルの無臭灯油はファンヒーター用で,普通のストーブには使ってはいけないことになっていましたからうちでは使いようがないですし,後者に比べて安いとは言っても,普通の灯油よりはずいぶん高いので,買ったとしても Ed's Red にしか使わなそう.それだったら 1L 単位で買えるスターケロシンでもいいような気もしますね.今度作ってみようかな〜.あ,その前に私って,ほとんど散弾銃のボアは掃除しないから,意味ないか.苦笑(ここ15年はボアにブラシを通した記憶が無いかも.)

プリクリンパー

散弾リロードにおいてはプレスでフォールドクリンプ(=スタークリンプ)をかけるときには普通手順が二つあります.それはプリクリンプとファイナルクリンプです.プリクリンプは完全に開いた状態の口を,その後の処理時に綺麗にクリンプできるように折り癖を付ける段階です.クリンプスタートともいいます.かけるとこういう状態になります.
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MEC ではクリンパーはこのような形状です.
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右の赤枠内がプリクリンプをかけるクリンプスターターで,特に MEC のこのタイプはスピンデックスと呼ばれます.左はファイナルクリンプをかける部分で,カムで動くのでカムクリンプと呼ばれています.クリンプスタータは折り癖を付ける部分ですから,実包の口折りの種類によって違います.世の中には 6-point(6枚羽根)と 8-point(8枚羽根が)あって,リロードに使う薬莢が元々何枚に折られていたかに合わせて,同じ枚数で折ります.例えば6枚羽根だった薬莢を今度は8枚で折ると綺麗には出来ません.ですから,スピンデックスは6枚用と8枚用で簡単に交換できるように,引っ張ればすぐに抜ける構造になっています.
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薬莢に当たる部分(内側)はこのような構造です.
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これは6枚用ですね.羽根の枚数が合っていたとしても,角度が違うとやっぱり綺麗にはなりません.箱を綺麗に包んでいる包装紙を一回ほどいて,また付けなおすときだって,包むときの折り方が同じで無いといけないのはもちろんですが,折る位置も同じにしないときれいじゃないですよね?それと同じです.スピンデックスはこれがよく出来ていて,薬莢を無作為に置いても,その角度に合うように,クリンパ自体が回転してその角度にはまるのです.
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ちなみに Lee LOAD-ALL もプリクリンプを行うステーションは6枚と8枚で分かれています.ところがこちらのプリクリンパーは回転しないので,シェルを置くときに,折って谷になる部分を手前に置くように決められています.

日本では普通見かけませんが,ハンドロード用に新品の薬莢が売られている場合があります.
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写真のは primed hull と呼ばれていて,雷管が付いた状態の空薬莢です.現在の日本の装弾メーカーはこの状態でヨーロッパから輸入して,工場装弾を製造しています.ですから,国産装弾は薬莢や雷管が Cheddite 辺りなので,サイズが微妙にアメリカと違います.Cheddite の方が少し大きいので,W209 などのアメリカ系雷管を入れると脱落する個体があったりします.が,その話はいつだったか書いたはずなのでおいておきましょう.

さて脇道にそれちゃいましたが,上のような新品薬莢だとスピンデックスのようなプラスチックのスターターにはかなりの負荷がかかりますし,きちんと綺麗なプリクリンプができないと思います.そこで使われるのがこちらの製品.
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スーパークラウンです.これは真鍮で出来ているので,スピンデックスよりも強力にプリクリンプがかかります.これをスピンデックスと入れ替える形でプレスに装着します.スピンデックスと同様に回転するように取り付けることは可能ですが,切れ味が良いですから,合わないままでも薬莢に咬み込み,プリクリンプできてしまうので,使うときには角度が合っているかを確認して使った方がいいと思います.

アオキが原

猟場でよくこんな実のなる木が生えているのを見かけます.
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葉っぱがなんとなく似ていて,付き方は違うけど,似たような赤い実がなることから,私はずっと「コーヒーの木」と呼んでいました.笑

今日は機会があって「この木何の木?」と聞いてみたら「アオキ」という木だそうです.常緑で枝も緑色をしているからだそうですけど,日陰でもよく育つので猟場(森)でよく見かけるのですね〜.

実が食べられたらいいのにと思っていましたが,そんな話はないようです.ただし葉は健胃作用があるとのことで,要するに苦いのですねぇ.

Sizemaster と Steelmaster の机上比較 (2)

前エントリで Sizemaster と Steelmaster を比べたときに,ベースは同じものだけども色だけが違うだろうと判断しました.ところがこの部品,意外なことに値段が全然違うのです.

まず Steelmaster 用 Base Assembly です.

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こちら,$42.00 です.

対して Sizemaster 用の Base Assembly ですが,

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これはなんと $105.76 もするのです.なんで倍以上違うんでしょうね?写真で見る限りはほんとに色だけなんですけどねぇ.なのに,本体価格は赤い Sizemaster が MSRP $351.04 で,Steelmaster は $401.57 なのです.なんなんでしょう?この逆転現象は.単に出る数の違い??

ちなみに Sizemaster は 2-3/4" と 3" にしか対応しませんので,スチール装弾が一般的になった時,もし 3-1/2" が主流になったなら,Steelmaster 3-1/2" 版を買い直すことになるかも知れません.これから買おうと思う人は,世の中がどう動くか見てからの方がいいかな?

Sizemaster と Steelmaster の机上比較 (1)

将来的に狩猟での鉛散弾の使用ができなくなった時に,どのように対応していくことになるかには不透明なところがあります.例えば銃身もスチール装弾に対応したものにする必要が出てくるでしょう.装弾側もエネルギー低下を補うために現在主流の 2-3/4" 装弾から,3" や 3-1/2" などが普通になっていくかも知れません.

一方,散弾用のリローディングプレスの多くは鉛散弾用に作られており,鉄散弾にはそのままでは使えない場合もあります.例えば私が現在主に使用している MEC Sizemaster は鉛散弾用で,スチール散弾用には姉妹品の Steelmaster があります.見た目はこんな感じです.まずは Sizemaster.

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次いでスチール用の Steelmaster です.

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遠くから見るとボトルの大きさとベースの色くらいしか差が無いように見えますね.実際に異なる部品は以下の通りです.

(1)散弾ボトル
 Sizemaster の鉛散弾用は大きいボトルが散弾用で,小さいのが火薬用のはずですが,写真では配置が逆になっていて,Steelmaster は配置は正しく,黄色い方に散弾が入るようになっています.なので,目盛りと印字色が違うだけかも知れない.

(2)チャージバー
 これは同じ重さでもスチール散弾の方が容積があるので,当然鉛散弾用とは異なるでしょう.ただ実際は制限はあるにしても読み替えれば良いだけだと思うんですけどね.

(3)ドロップチューブ
 散弾がバーから落ちていくチューブです.スチール用の方が太くなっているはずです.

(4)ランマーチューブ
 ドロップチューブの外側にあるチューブで,ワッズを押し込む働きがあります.ドロップチューブにあわせて多少太くなっているかも知れません.

実際に Sizemaster をスチール装弾に対応させるためのキットがありまして,その内容は上の(1),(3),(4)となっています.

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チャージバーはケースによって違うので,それはそれで買って下さいってことですね.

というわけで,主立った違いはドロップチューブ周りということになります.なぜここが違うかというと,スチール装弾はこのチューブ内でブリッジしやすいようなのです(銃身内でのブリッジも起きやすいが,ここでは触れない).実は鉛散弾でも粒が大きめになるとブリッジしてしまい,チューブ内で詰まってしまうという現象が起きます.これは粒の大きさだけでなく,表面の状態によっても起きやすさが異なるようです.

というのも,うちでは鴨用に #4 鉛散弾を使用していますが,何年か前に数十 kg 単位で買って前シーズンまでは何の問題もなく使えていました.ところが表面が酸化するのか,今期になって,百発作るうちで2回ブリッジしました.こうなると,作業を中断しボトルをチルトさせ,ドロップチューブに棒を差し込んでグリグリしないといけません.ブリッジが散弾の一部で起きても,正常にクリンプ出来るくらいは落ちると気づかずに次の散弾を作り始めてしまい,チューブ内が散弾と火薬が混ざった状態になってしまいます.棒でツンツンするのも面倒ですが,この混ざった状態のものを分離してボトルに戻すのも面倒だったりするわけです.ドロップチューブから落ちた散弾が散乱しやすいというのもありますしね.苦笑

なので,もしかしたら Sizemaster はあくまでもクレー用で,#4 とかの散弾を作るのには最適とは言えないのかも知れないと思うに至りました.その点,Steelmaster はスチール装弾専用的なイメージがありますが,実際には部品構成は上のような差しかないので,鉛散弾でも使えるし,特に大粒には適していると考えられます.

私の場合は既に Sizemaster を持っていますから,スチール対応コンバージョンキットを買うのがベストかもしれないと思いました.もちろん Steelmaster はバーさえ鉛散弾用のを使えば,なんの問題もなく鉛散弾のリロードが出来ますので(逆は非推奨),今から MEC を買う人は Steelmaster の方が良いかもしれませんね.

BoreSnake がディスコン?

BoreSnake はお使いの方も多いと思いますが,こんな感じのバレルを掃除する道具です.
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今度の買い物便のついでに新しい BoreSnake を乗せておこうとサイトを見ていたら,なんと在庫無し.よく見るとディスコンになっているではありませんか.中国製のパチモンに駆逐されたか?と思ったら,なんとモデルチェンジしただけでした.新しいのはこちら.
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Viper BoreSnake です.確かにちょっと変わってはいるようですが,基本的には同じようなものなのに,値段が旧品が $14 なのに対し,Viper はなんと $23 もします.ますますパチモンに流れちゃうんじゃないの?確かに作りは違うのだろうけど,十倍以上違うとねぇ.苦笑