弾薬学の提唱 - Advocating Ammology

弾道学は力学の一分野ですね.空気中を飛行する物体に関する力学ですから.これは多くの場合 Exterior Ballistics を指しています.実際の所は銃腔内における振る舞いである Internal (or interior) Ballistics と,目標物に当たってからの振る舞い Terminal Ballistics も全てあわせて Ballistics (弾道学)を構成しています.

ところでリロードの為にいろんな本を読んでいると,ふと思うことがあります.弾頭を前進させる力は火薬の爆発力ですから,これは熱力学や流体力学はもちろん化学も含んだ知識,いわば火薬学が必要です.また弾頭鋳造をしていると,金属学も深く関係していることが分かります.これらはそれぞれ単体では学問として成り立ってはいるものの,弾薬を構成するための知識をこれらの研究結果から抽出しようとすると難しいです.というのも弾薬のための研究をしている人が少ない(いない?)からです.そのためこれらを集積した「弾薬学」としてはまだ成立していないのではないかと思われます.

要するにいろんな関連書籍を読んでも,ほぼ定性的にしか論ぜられておらず,本来決定論的に記述できるはずのことが定量評価されていないのです.

市販されている銃,弾頭,火薬,雷管,薬莢の組み合わせは無尽にありますが,もちろん定性的な,ある意味経験に基づく選択によって,かなり絞ることは出来ますから,弾職人(ammosmith)という分野はあります.しかし,定式化された尺度がないため試行錯誤をすることになります.もちろん我々は趣味で射撃をしているわけですから,その試行自体が楽しいわけですが,これらの試行錯誤から得られたものをまとめる努力をして伝えていけば,百年くらい前から何にも変わっていないこの分野が何か変わっていく気がします.

というわけで,弾職人(ammosmith)から弾薬学者(ammologist)への脱却をめざして,弾薬学(ammology)を提唱します.


という夢の話でした.笑

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