DC-300 ラベルのデータを試してみる

DC-300 の load data ってオフィシャルには缶に貼られているラベルのデータしかないんですよね.
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でもリローディングマニュアルのデータだって試験環境は自分の場合とは異なるわけだし,いずれにしても自分でデータを取るしかないわけです.そう考えれば,ラベルのデータで十分と言えば十分なのかも知れません.

そこでラベルのデータと自分で試したデータを比べてみたいと思います.ラベルデータのうち 30-06 は使用弾頭に Sierra 150gr boat tail, Sierra 168gr boat tail, Winchester power-point 150 gr の3種類(ただし Sierra の boat tail は Spitzer なのか Hollow Point なのかは書かれていない)です.そしてバレルは 24", 雷管は WLR とあります.

さて,現在のところ 168gr の弾頭は手持ちがないですし,Winchester も持っていません.そこで Sierra HPBT と SBT の 150gr を使い,雷管は Fiocchi, バレルは 22" とします.

その結果は以下の通り.
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赤●がラベルのデータで赤線はその近似曲線,青●緑●が実測データ(と,それぞれの近似曲線)です.

ここから読み取れることとしては,まず自分のデータ (HPBT, SBT) 間の比較では,HPBT の方が薬量に対する変化が安定しているということ,SBT の方が 20-30fps 速くなっていることです.しかし以前 IMR 4064 で 125gr の SPT と HP を比較したときは(BTではないですが) SPT の方が速かったので,後者については考察に足るデータとは言えず,断言するには更に詳しくデータを集めなければなりません.そもそも測定しているのはマズルスピードですからノーズの形状でここまで影響があるとは考えにくいです.ただし ogive (driving)の差は未確認です.

あとラベルのデータは 24" バレルなので,当方の 22" ではこれより 50-100 fps くらい遅くなることが予想されるのにも関わらず,実際は逆に 100-120 fps ほど速くなっています.もし試験銃の状態が良好で,両者の速度データも正しいとすれば,銃身の途中ですでに加速が終了し減速が始まっているということになってしまいます.もしそうなら DC-300 は 24" 用としては burn rate が速すぎるということになりますが,そんなことってあるのでしょうかね?.かなり疑問は残りますが,いずれにしても DC-300 は短い銃身や軽い弾頭に適しているという可能性を示唆しているデータでした.

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