非鉛弾頭の自家鋳造を考える

鉛合金のライフル弾頭は自家鋳造したりもしてますが,これには錫なども入ったホワイトメタルを主に使っています.純鉛でない理由は硬度を上げるためです.その弾頭が出せる弾速は,弾頭硬度が高いほど速いのです.

ところで北海道の狩猟ではご存じの通り弾頭に鉛が使えませんから,私は Barnes あたりの銅弾頭を買っています.もしうちで銅弾を作るとすると旋盤で削り出す方法しかありません.それは大変なので自作するなら銅をあきらめて錫ベースの非鉛弾頭を鋳造すればよさそうです.

ホワイトメタルには JIS によると種類が11ありますが,第1,2,5種には鉛が含まれていません.価格は1,2種は大ロットでもキロあたり 3000円くらいします.小ロット,例えば1キロで買うと4000円弱でしょうか.5種は私の行っているお店では売ってないので考えません.

物性に関しては1,2種で比較すると融点が若干2種の方が高いもののほとんど差はありません.しかしいずれも鋳造するには400度以上にする必要があります.ちなみに鉛を含んでいる7-10種だと330度くらいでOKです.私も使っていますし,国内でも愛用者の多い Lee の prodction pot IV は480度くらいまでは上げられるので大丈夫と言えば大丈夫ですが,少々ぎりぎり感が漂います.硬度に関しては鉛の入ったホワイトメタルとそれほど変わりません.

さて仮にホワイトメタル1種を 1kg 3800円で買ったとします.歩留まりを 100% とすれば 200gr 弾頭を 77 個作ることが出来ます.すると単価は50円になりますね.実際は歩留まりもあるし,ガスチェックやルーブもコストがかからないわけではないですから,価格はもう少し上がるでしょう.

そう考えると銅弾は一個百円近くしますが,それほど高いとは言えないですね.うん,やっぱり数使うわけじゃないから,非鉛のライフル弾頭は素直に買うことにするか.笑

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