平滑銃身には Lee より Lyman かも?

世の中の種々の弾頭の先が尖っているのは空気抵抗を減らして遠くまで飛ばそうという意図があるからですが,そうなると弾頭の重心が後方に下がります.そしてこれが空力的な中心よりも後ろになると静安定性が欠けてしまいます.静安定性が欠けても飛翔安定性を維持する方法としてスピンを与え,ジャイロ効果を得ることが一般的です.それがライフルというわけです.

しかしスラグの場合ハーフライフルでもなければスピンはほとんどかかりません.フォスター弾頭のモールドで市販されているものはいくつかあると思いますが,日本で入手が容易なのは Lyman か Lee です.フォスター弾頭は後ろが中抜きされていて,弾頭の重心が前の方になるようになっていますが,Lee のものは Drive Key といってリブが中に入っています.もともとライフルバレル(日本ではハーフライフル)の散弾銃身でワッズが回転する際に,弾頭がそれに食い込んで,回転に弾頭もついていくための仕組みですから,もともとが平滑銃身用ではありません.それに前述のような理由で,リブの分,重心が後ろに下がるので安定性の意味では不利になりますから,平滑銃にも使えるかも知れないという推測だけでこれにすると,安定性は Lyman より悪くなる可能性があると考えられます.

ただ Lyman でも横転した弾痕を見ているので,一周まわって(笑)丸弾のほうがいいかも?と思った次第です.(Lee drive key のモールドは持ってないので比較していません)

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