SAECO vs BHN

ライフルの鉛鋳造弾頭の硬度は弾速を決める大事な特性です.硬いほど弾速が出せますので,スラグと違って純鉛はあまり使いません.しかし鋳造時に使用する金属材料はきちんと管理しておかないと,いろんな合金が混ざってしまい組成が分からなくなります.すると硬度も鋳造してから測らないと分からないということになるわけです.

そこで合金の硬度を測るのに鉛筆法を使っていますが,いまいちちゃんとできてるかわからないので,こんなテスターを導入しようとしています.
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これで表示される値は SAECO scale といって,鉛合金の硬度を表すのに標準的に使われているブリネル硬度(BHN)と下の図のように対応します.
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でもチャートから読み取るのって面倒くさいですよね.変換式があればよさそうです.で,回帰分析してみました.
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Excel の簡易的な分析だと4次式になってしまいました.とりあえずこの式があってるか確認してみましょう.SAECO scale = 0 の時の解をグラフで見ますと...
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BHN は 4 くらいと,少なくともこの点ではあっています.しかしこの図は BHN 側が独立変数となっています.テスターを使用するときに読むのは SAECO scale なのですから,軸が逆のほうが見やすいです.しかし4次方程式の時点で面倒くさいのに,その逆関数を求めるのはさらに面倒くさいですよね.

で,結論.SAECO scale もどうせ 0.5 単位くらいでしか読めないので,対応表を作っておくか,最初のやり方の通りグラフから見るのが早い,ということです.苦笑

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