狩猟生活 vol.7

楽しみにしていたこちらの雑誌が発売されました.

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パラパラたぐるとなんと知り合いが出てました.笑 彼,すごい上手だからな〜.

ところでこの号でもスラグのハンドロードが採り上げられています.この業界が賑やかになれば,弾職人のみなさんもいろいろ選択肢が増えると思うので,楽しみですね.ただこの記事を見ると,撃った後の薬莢が焦げているのが気になります.Longshot を使っているようですが,この方のパターンだと Universal にして薬量を下げた方がいいんじゃないでしょうか.まあ私自身はスラグはほとんどお遊びなので Universal を買っても消費しきれず,鴨マグナムやライフルの超弱装を主用途とした Longshot を仕方なく使っていますけども,12GA スラグを主用途にするなら原理的には Universal のほうが弾速も得られるのでいいはずです.ただ知りたいのは,この方がなぜ Universal よりマイナーな Longshot のほうを使っているかってことなんですよね.もしこの方が両方使って,Longshot を選ぶに至ったってことなら,その辺の話しも書いてもらいたかったなと.

あとちょっと受けたのが,こちらのコピー.

「火薬の計量は 0.065g 単位。精神集中が必要」

編集が勝手に付けたのかな? 0.065g ってのは 1gr のことを言ってます.グラムで書くと細かそうですけど,実際は 1gr 単位じゃ粗いです.普通は 1/10 gr 単位で調整していきます.ライフルだったら精度云々もありますけど,散弾銃の場合はそういう意味よりも,銃自体の耐圧に余裕がないので,1gr も多く盛ったら危険領域にすぐ入ってしまうという状況があり得ます.我々は腔圧を測る術がないので気をつけないといけません.あと「精神集中」は火薬を量るのに必要だって言ってるのだと思いますけど,記事の写真にはオートディスペンサが写ってます.笑

久々に bullet sizer をメンテ

いつだったか数千個のジャケット弾頭を入手したので,最近は鋳造弾を作ってません.鋳造弾は型に溶かした鉛を入れて作るわけですが,特にライフルの場合はその後,弾頭の直径をきちんを合わせるためにサイザーを通す必要があります.リローディングプレスを使う方法もありますが,うちでは専用のサイジングプレスを使っています.有名どころでは前者は Lee が,後者は Lyman, RCBS, Saeco(Redding) が採用しています.前者の長所はなんといっても安価で道具立ても最小で済むこと,後者はルーブの圧入がサイジングと同時に行えることです.そのため Lee のモールドはパンルーブ(圧入しないタイプ)が標準となっています.もしこの辺に興味のある方がいらっしゃれば,また話題にあげてみましょうか.

さてそんなわけで,最近サイザーを使ってないので,ベンチのマウントからも外しておりましたが,サビが見えていたのでメンテすることにしました.

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ルーブを押し込むところがうっすら茶色っぽかったので WD-40 をつけた布でよく拭きます.

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ここは 1/4" で,板ラチェがついていました.

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こんな風に付けて使います.

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次いでダイのリテイナーです.

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ここを回す専用のレンチ(といっても単に板を打ち抜いたタイプ)がついていたのですが,どこかにいってしまい,困ったことになってしまいました.ノギスで測ってみると,0.876" でした.ということは,ここは 7/8" ですね.そんなサイズ持ってないよ〜.苦笑 とりあえずはモンキでなんとかするとしても,いずれはちゃんとしたレンチが欲しいところです.どうせならラチェットがいいですよね.例えばこんなのはどうかな.

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ギアレンチです.でもサイズが大きいからか探すとかなりなお値段.試しに 23mm のソケットを入れてみようとすると...

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入りません.ソケット+レンチ高が大きすぎます.下のようにコマだけでもギリギリです.

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Snap-on を削る勇気は無いので,Koken の 7/8" を買って来て加工しようと思います.22mm でも行けるかも知れないけど,ドンピシャでインチがあればそのほうが無難かなと.

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まあこれはうまく出来たら後日ご紹介ということで.

ちなみにルーブは甘い匂いがして.ゴキブリとか呼びそうなので,使わないときはこんな感じに隠しておいた方がいいかも知れません.

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ところで今回ショックなことがありまして,ダイを外してみたら,錆びちゃってたのです.

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中のピンも固着していて普通に押したくらいでは動きませんでした.

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ポンチで叩いたら抜けました.

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錆びて抜けなかったわけじゃなくて,ルーブが固まってただけみたい.ルーブって水気もあるのかな.少なくとも気密性はないようで,油っぽいけど,防錆効果はないみたいです.苦笑

そういえばデジャブーって思って,他のダイを見たら..

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あ,一つ少し錆痕がありますね.前にもやらかしちゃったことがあるんだ.苦笑 今回錆びさせてしまったのは .309" という一番使うサイズなのです.のために一個買い足しておいた方がいいかも?って思って,よく買うお店を見たら,なんと取扱が終了しているではありませんか.他の店を見たらバックオーダーになってました.うーむ.

幸いダイの内側のサイズを決める部分は錆びてませんから,実使用には問題ないのですが,今後ダイが買えなくなる可能性も視野に入れて,より大事に使っていく必要がありそうです.

今日の教訓:長期保管時ダイはプレスから外しておこう

ブッシュのコーティングを考える

私の使っているブッシュは Redding の Titanium Nitride (TiN) Coating のものです.

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使われ方からして,硬い方が望ましいので,単なるスチールよりはこのようなコーティングがされているほうがよいと思います.一部 Carbide の製品があったりもするようですが,一般的にはあと RCBS のタングステンコートくらいしかないと思います.(あとはスチール)

ところで TiN といえばドリルによく使われていますね.ドリルの世界にはこれよりも上位のコーティングがあって,Titanium Carbonitride (TiCN) とか,Titanium Aluminum Nitride (TiAlN) などがあるようです.一番最後の TiAlN というのがこの三者では最強みたいなので,差を付けるならこんなのがいいんじゃないかと.笑

ただ実際の製品に出てきてないところを見ると,ブッシュに使うにはコスパはよくないってことなんでしょうかね?

Redding Type-S にはボタンが付属

先日,なんでブッシングダイに普通のボタン(エキスパンダーボール)がついているんだと書きましたが,説明にこうありました.

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とりあえず現行の製品にボタンが付属していること自体は間違いではないようです.というわけで,間違ってつけちゃった説は間違いです.笑

正常な薬莢であればボタンが付いていても接触はしないので意味はなく,内側にへこんでしまったのであれば,内側から拡張する(=ブッシュの意味は無い)ので,グリップは適正に保持されると言うことですね.まあどっちでもいい話ではありますけど.

300m用弾の作成

長距離用重量弾を作ろうと思います.弾頭は Sierra .308" HPBT 200gr が 70 個ありますので,70発作りましょう.

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火薬は DC-435 を 50gr にします.手ばかりは面倒なのでメジャーを使います.

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DC-435 は粒が大きいからか,結構バラツキが多いようです.けど,まあ気にしない.笑 ちなみにメジャーのドロップチューブはもう少し長いのにしたいのですけど,ちょうどいいのがないんですよ.今のはこんな短いのです.

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この透明なのが大事なんですよね.というのも特に火薬の粒が大きいとよくあるのですが,火薬がしばしば薬莢のマウスに引っかかるんですよ.で,それに気付かずチューブをマウスから外してしまうと,火薬が飛び散って大変なことになってしまうので,このチューブの中を火薬がちゃんと通り過ぎたかを見てからにしないといけないというわけ.

ブロックの薬莢に全て火薬が入ったら確認します.

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上からのぞいてチェック.写真だと分かりにくいかな.照明を当てるとこんな風に見えます.

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これで量も大体同じくらいかが確認できます.

次は弾頭のシーティング.

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所望の長さになっているかも確認して,ダイの設定を決めます.

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決まったらあとは全部弾頭を装着して終了です.

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はてさて 300m 届くかなぁ.笑

アイディア募集!

散弾の箱は紙なので紙資源としてリサイクルが容易です.対して,ライフルリロードでたまってくるのが,火薬の空きボトル,雷管トレー,弾頭ケースですね.用途が見つかるかも?なんて思って,とってありますが,ベンチ周りを掃除していて,スペースもぼちぼちやばいと再認識しました.雷管トレーは用途が難しいのでプラゴミ行きかな.ボトルも割と使いにくいから,ラベルはがして廃棄かな〜.ラベルはワインラベルみたいに集めるのが面白そう.火薬ソムリエを目指してみるとか.笑 中でも一番使えそうだなと期待しているのは弾頭のケースです.こういうやつ.

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昔の箱はボール紙だったけど,近年の Sierra はプラスチックのこんな感じで何かに使えそうなオーラを放ってて捨てられないんですよ.笑 いくつかは小物入れにしてますけど,そんなに数使いませんから,ずいぶんとたくさんたまってきてしまいましたので,そろそろどうするか考えないといけません.何かいい再利用の方法ないですかね?うちにあるサイズは二種類ありますけど,308 のが一番数が多いです.うちはこうやって使っているよ,とかアイディアがあったら是非コメントをお寄せください.

ちなみにヤフオクを見たら,薬莢の入っていたプラケースとかも出ていたりするようですから,こういうケースもほしがる人いそうですね.でもそれ以外で有意義な利用法が見つかるといいなぁ.

リローディングベンチマットを更新する

うちのリローディングベンチではもらい物の Sierra Counter Mat を使っております.もう何年使ったでしょうか.5年くらいにはなるかな?

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このマット,表面は割と丈夫でいいのですが,裏面がスポンジ状になっていまして,そこに溶剤などがついたのでしょうか,縁からボロボロ崩れてきたのです.動かさずに使っている分には気になりませんが,何年か前に新しいマットをもらっていたので,ベンチ掃除のついでに入れ替えることにしました.

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ちなみに今まで使っていたのが 2014 年版,で,新しいのが 2017 年版です.比べると弾頭のラインナップも少し変わっているようです.自分が使う弾はだいたい定番なので,いずれにも載っていますけど.このマットがボロボロになる頃にはまた新しいのもらえるかな?笑