変化に気づくか?

昨年解体用に買った骨スキを妻が気に入ってしまい,キッチンへ居場所を変えてしまいました.ナイフはロマンですが,最近諸先輩方のおっしゃるよう解体には包丁が良いというのが分かって,骨スキをいつまでもとられたままにしておく訳にもいきません. そこで同じシリーズのペティナイフを買ってみました.
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キッチンにはこっちの方が似合うので,これと入れ替えて,骨スキを回収してしまおうかと思いますが,気づきますかね?笑

変わった猪止刀

Cold Steel の製品を見ていたら,こういうのがありました.
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Frenzy というモデルです.尖っていますが,刃はまっすぐかやや下向きになっていて,スパインが大きく下に弧を描いています.用途はないなぁと思ったのですが,実はこの形の刃物は中国で豚の屠殺に使われているらしいです.pig sticker と同じようなものですね.背が丸くなっているので,刺さると刃が沈んでいくように進むので,そういう用途には良いのかも知れません.

TOPS Knives 2020 年新製品から:Bone Saw と猪止刀

TOPS Knives もいろいろ出してましたが,一番気になったのはこちら.
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Bone Saw です.Knives of Alaska もやめちゃってるので,新しいのが欲しくなったらどうしよう?と思っていましたが,こういうのが出てると言うことで. しかし心配なのは,目がかなり荒いんですよね.Knives of Alaska の Bone Saw も Wood Saw と比べて目が細かいので,これで大丈夫かなぁという心配があります. ちなみにこのメーカーで他に気になるのは,新製品ではありませんが,こちら.
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Wild Pig Hunter です.Blade HQ での価格は $149.95 です.刃渡り8",全長13"という大柄ではありますが,Bark River の Bravo Pig Sticker よりは 1" くらい短いです.鋼材は 1095 という炭素鋼です.私は使ったことはないですが,焼き入れが良ければ,研ぎやすくよく切れる材質だと思います.ただし Pig Sticker のようなステンレス(154CM)ではないので,メンテナンスは適切に行う必要があるかと思いますが,Pig Sticker はディスコンですから,今からこの手の猪止めを選ぶならこれもいいかなと思いました.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

Gerber 2020 年新製品から:DoubleDown

Gerber からもいろいろ出てますが,私注目のナイフはこちら.
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hatchet と machete の間の子だそうです.折りたたみでバタフライと似た仕組みになっています.仕舞っているときがこんな感じで
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開くとこうです.
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鋼材は 420HC で,割と安いです.Gerber の焼き入れの技術にもよりましょうが,まあちょっと使って遊ぶにはいいかも?私も少し興味アリです.MSRP $120〜130 です.

Geissele 2020 年新製品から(1) Moonshot EDC folding knife

Geissele から出てるスリングにも興味はあったのですが,狩猟に使いやすいかは分からなかったので,ここではナイフからにしましょう.
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派手さはないですが,ちょっとしたことに使いやすそうなナイフで,440B ステンレス製.ペンシルバニアの Geissele 工場で作られているそうです.定価 $150
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

泥縄研ぎ職人

出猟前日にやるのは弾作りだけではありません.なんと研ぐのも前日です.というのも,猟具を出すのが前日だからですね.苦笑 こぼれはしていないので千番スタート,そして他の包丁とまとめて研いだので一万二千番までいきます.笑
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解体するために前期に投入した骨スキ包丁がとても切れ味が良くて便利だったので,妻にキッチンで使われてしまいました.もう一丁買った方が良いかなぁ.苦笑

銃砲所持者向けEDC

学生時代はキーホルダーにこんなのをつけていました.
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マルチツールですね.具体的にはビクトリーノックスのクラシックです.結構便利だったのですが,銃砲所持者になると,このナイフ部分が気になってくるわけです.もちろん刃渡り的には銃刀法にふれることはないのですが,軽犯罪法にひっかかる恐れがあります.マルチツールなんて,いつ使うシーンに出くわすか分からないからこそ持ち歩くものなのに,これから使う用事があるわけじゃなければ持ってちゃいけないってのも酷な話なんですけどね.だったらマルチツールじゃなくて,普通に道具を持って行くわけで.まあともあれ,我々所持者は一般市民より格段に,下手すれば現職警察官よりもこの辺のことには気を遣っているわけです. ただ思えば,私の場合はですけども,上のマルチツールでナイフ部分を使うことはあまりなかったですね.一番便利だったのはハサミです.見た目によらず切れ味よく使えました.あとはピンセットもたまに使ったかな.で,ブレードレス(今はジェットセッターという名前になっています)というのがあります.これは EDC にちょうどいいかも.
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栓抜きと小さなプラスドライバがついています.割と使えるらしい.今度使ってみたいと思います.

ガラス砥石?

うちでは包丁などを研ぐのにシャプトンの刃の黒幕シリーズを主に使っています.よく研げますが,柔らかい番手があって使うたびに平面出しをしてからしまうようにしています.現在 #12000 まで持っています.もっと上もあったら楽しいかも?と思い,ネットを見ていたら,シャプトンからガラス砥石というのが出ているのに気づきました.
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これがなんと中砥でも1万円を超えるビックリ価格です.なんでガラス板で研げるんだろう?と思ったのですが,価格がどえらいことから,何か特殊な砥石なのかな?と思いました.しかし実際は国内では公式に販売していないようで,単なる逆輸入版の価格設定な感じもします.それによーく見るとガラスは基台であって,砥面は裏側に貼られた薄い普通の砥石なのです.番手がガラスで透けて見えるというのは便利ですが,それだけのことに大枚をはたくのも現実的ではないなと思いました.刃の黒幕の方が砥石自体は厚いし,両面使えるのでお得なのではないでしょうか. おしゃれな感じを演出して,海外のユーザーにアピールしようと言うことなのかな?日本でも価格設定を間違えなければ,そこそこは売れると思いますが,私は色で番手を見ているので,ここに書いてなくてもいいかなと思ったりして.笑

シャープニングロッドを買う

うちには包丁を研ぐのにベンチストーン(普通の砥石)がありますし,ナイフの仕上げに革砥も持っていますが,ロッドタイプはポケットに入るくらい小さいおまけを緊急用で持っていただけでした.解体時に脂で切れなくなったときにはお湯で洗うのがいいのですが,鈍って切れ味が戻らなくなったときにシャープナーがあるといいと思って買ってみました.
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京セラのセラミックシャープナーです.安いし,なにせ京セラというくらいですからセラミックスは専門ですし.笑 実戦投入がいつになるか分かりませんが,レビューは後日.
posted by ともぞう at 18:26Comment(0)

骨スキ落手

先日ポチった骨スキ包丁が届きました.
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ちなみに下のは昨年安来で買った皮剥です.どっちもシースがないので作ろうかと思っていました.こんな感じのを想定しています.
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こちらは Knives of Alaska の Muskrat という皮剥ナイフで,かっこいい革製のシースがついていましたが,現場に持って行くと汚れてしまうので,カイデックスで自作したものです.グロメットに紐(パラコード)を通してあります.先方一点留めなのでシースを開いて洗うことができるようになっています.それでもナイフ自体が軽いのでひもを持って運んでも落ちることはありません. とはいうものの,解体場には何丁か持ち込むことになるので,かごのようなものにいれて運んだ方が楽な気がします.お互いぶつかるのを防ぐ必要はありますが,ホルダーを仕込んでやればよさそう.でも運搬中はひょいとは出せないようにしないと何か言われる可能性もあるので,工具箱のようなものの方がいいのかな?適当なプラスチックケースを探してみることにしましょう. ところで今回届いた骨スキを持ってみた感じ,結構ずっしりきます.はかってみたら 185g ありました.峰は出刃ほどではないもののやや厚くなっているので,側面から想像するより重く感じたようです.出刃のような感じといえばいいかもしれません.ちなみに刃体はほぼ片刃なのに,表はコンベックスグラインドになっています.こういうの初めて見ました.

解体包丁を考える

グループで一頭獲れた場合は,みんなの分け前がよい状態であるようにというのもありますし,狭いところで向き合って包丁を扱うのも危ないので,自ずと解体は上手な人に任せることになってしまいます.ただし時間がかかる皮むきは使う刃物が尖っておらず,それほど危険でもないので,なるべく手伝うようにしていました. ところが二頭以上獲れた場合は,シーケンシャルに作業していると時間が遅くなってしまうため,サブの解体台で小さい方を解体することになります.上手な人たちはメインの解体場で大きいのを相手にしているので,私のような要練習者は小の担当になります.小さいのは脂も少ないので,ざっくりとむいて構わないため簡単というのもあります. 私が解体場に持ち込んでいる刃物は,猟で帯びたドロップポイントに加えて,皮むき,骨切ノコだけなので,枝肉からバラすくらいまでは大丈夫ですが,肉から骨をとるところとかはやや難しいです.それを見ていたHさんが「包丁買いましょうよ」と一言.まあ道具があればスムースになるかどうかは別としても,さすがにそろそろ買わないといけないかなとは思っていたので考えてみました. 解体であると良さそうなのは,まずは皮むきですが,これは既に持っています.一つは Knives of Alaska の Muskrat(D2鋼,参考価格6千円)
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もう一つは安来で買ってきた守谷宗光の皮剥包丁(青紙二号,参考価格3千円)です.
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どっちも使いやすいと思うのですが,これからどっちかを買うなら,後者の方が入手性も良く値段も安いし,形状的にも研ぎやすいかなと思います.材質的には D2 の方が研ぎやすいですが,Muskrat の形状はきれいに研ぐのが難しいです. もう一つあると良さそうなのは骨スキだと思います.持っていないので,今回これを買うことにしました. 現在うちの包丁は木屋のが多いので,調べてみるとこんなのがあります.
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価格は2万近いです.骨付きの肉を扱うのは猟期だけですし,それ以外のシーズンは仕舞っておくでしょうから,炭素鋼では錆が出るかも知れません. 次いで以前見た本で食肉業者がビクトリノックスを使っているとあったので,これもよさそうです.
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もちろん名前通りステンレスです(蛇足:inox とはステンレスのこと).日本製のグレステン鋼らしい.価格は4500円程度.口金が付いていないところがちょっとマイナス. あとは知らないメーカーでしたが,藤次郎とか藤寅作というのが価格の割に評価が高いようで,選択肢が多いです.藤次郎DPコバルト合金鋼割込口金付 F-803 というのがアマゾンだと検索トップに出てきます.
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またこれに似たもので藤寅作 割込口金付 FU-803 というのがあります,
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価格は2千円以上安いのですが,材質は全く F-803 と同じの販売チャネル違いで単にブランド名が違うとのことです.藤次郎のほうはある程度再販価格を維持していて,サポートがちゃんとしていると認められているお店に卸し,それ以外の販売チャネルに対しては藤寅作というブランドで出すと言うことになっているようです.なので,アマゾンで買う限りは安い方でいいということになるかと思います. あとは更に安いので藤次郎 カラー モリブデンバナジウム鋼 F-182BL というのもあります.
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これだと二千円台です.しかし口金が付いていないのと鋼材が違うところが気になります.モリブデンバナジウム鋼は,前のコバルト合金(VG10の割込)と同様ステンレスで錆びにくいですが,硬さ,切れ味,研ぎやすさに若干劣るところがあるようです.ただし逆に刃持ちに優れるという利点があるとのこと.私の場合は研いで使うことになるので,FU-803 が良さそうだという結論に至りました.よってこちらをポチって終了といたします.

Gerber の気になる新製品

先月の SHOT Show 2019 に関する動画がたくさん YouTube に上がっています.リロード関連は今年は不作のようですが,銃やナイフは例年通りでしょうか.銃は日本で入手できるものは限られていますので,ナイフの動画をちょくちょく見ています.ここでは Blade HQ の playlist でチェックしてみましょう.今回は Gerber です. ここで気になったのは,まずは Jukebox です.
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見た感じは肥後守ですね.ハンドル材は二種類.
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現代風とビンテージの合体みたいな?笑 あとは Key Note です.
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キーホルダですね.リングは外すことができますが,外すと何なんだか.笑 開くとこんな感じ.
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いわゆる EDC なわけですが,もっと長いナイフでも先っぽ 1/4" くらいしか使わないって場合も日常作業では多いわけで,そういう用途にはいいかもね?って話です. ちなみに刃渡りが 6cm 以下でも,正当な理由なく持ち歩くことは軽犯罪法によって規制されています.「使用方法によっては人を殺傷することができる」ということなので,このようなタイプは該当しないのではないかと思いますが,あくまでも警察官の判断によるところが大きいでしょうから,特に我々のような立場の者は持ち歩かないほうがよさそうですね.キーホルダーにいいかなと思いましたが,家に置いておくならコンパクトである必要もないので,買うのはやめておきます.苦笑 あれ?狩猟には使わなそうなナイフしか出さなかったですね.良さそうなのがあったらまたとりあげたいと思います.

はたらく刃物

図書館シリーズ,今回はこちらです.
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職人さんの使う刃物についての話がいくつも載っています.中には兵庫の猪肉加工屋さんがあって,そこで使われている解体用の刃物に興味があったので借りてきたのですが,ほかの話も面白かったですね.標津の鮭漁師の使うマキリ,江戸和竿東作の剣先など,あとは職人じゃないですが,肥後守を新入生全員にプレゼントする小学校の話もよかったです. みなさんも興味を持たれるとすれば,当然イノシシ解体用の刃物でしょう.どんな名品なのかと思いきや,実はそこの凄腕職人さんが使っているのは,ビクトリーノックスの料理包丁をまっすぐに改造したものでした.解体には何種類か使うようですが,それらはどれも刃がまっすぐなんですね.皮むきするのも先丸のスキナータイプではありません.というのも,スキナーは革を利用するため傷つけないように丸くなっているので,肉の利用を考えるときには意味がないということらしいのです.ただそんなまっすぐな刃物でも写真を見る限りは,皮に穴は全然開いてませんけど.笑 ちなみに猪は百頭さばいて一人前だそうです.先は長いな~.私も巻き狩りに毎回参加していれば数年でしょうけど,そんなに頻繁にはいけないですからね.今のペースだと一人前になるころには引退してますね.苦笑

【勝手にFAQ】バークリバーの欠点

今回の検索ワードはこちら.
バークリバー悪
うーん,どういうことでしょうね??バークリバーの悪い点ということでしょうか?ナイフとは相性もあるでしょうから,いくら「こんなの使ってるの?」と脇から言ったところで,本人が気に入って使えていればそれでいいわけですから,評価は難しいですが,そういうことはおいといて,私の目から見て欠点があるか?という話にしておきます. 何本か買って私が感じたのは,仕上がりにムラがあると言うことですね.かなりの部分を手作業で仕上げていると思いますが,作業する人によって上手下手があるのか,すぐ気に入るものもあれば,なんだよこれ?的な欠点(と感じるところ)があるものもあります.まあ私の場合は実用品として買っているわけで,自分で研いで,自分が使いやすいように変えるものだと思っているので,デザインが気に入れば細かいことは気にしないことにしていますが.(じゃないと買えないですよ.苦笑) ちなみに今は安来鋼に興味があります.もちろん旧来の和鋼にも興味はありますが,とんでもない奥深さなので,足を踏み込むのは躊躇します.笑

何はなくとも安来鋼

出雲ではほぼ何もできませんでしたが,1日だけ安来に行く機会があったので,和鋼博物館に立ち寄りました.
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ここで見たかったのは,白紙,青紙といった鋼材の名前の由来になった紙です.残念ながら紙の実物はありませんでしたが,説明の掲載された書籍を見ることができました.鋼材にラベルを貼ってあって,その紙の色ということみたいです.ただ実際は青紺などと書かれていました.撮影禁止だったのでお見せできませんが... ちなみにこの博物館の一角に「守谷宗光」という安来鋼を使った刃物専門店の販売ブースがありました.もともとはナタを買おうと思っていたのですが,家にサビサビのだけど一つあったはず,なんて話が出てきたのでそれはやめて,こっちにしました.
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イノシシの皮むきです.実は同じ用途となる Knives of Alaska の Muskrat を持っているので買う必要がないのでは?と,悩んだのですが,こっちの方が少し大きく,刃のカーブもなだらかなので,大きいイノシシだったらこっちのほうがいいかも?と思って試しに買ってみた次第.まあ安来の思い出を兼ねていますので,いいかな.ちなみに材質は青紙二号です. さて博物館の向かいにはご本尊が見えます.
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こっちも見学できたらいいんだけどなぁ.ついでに鋼材の直売所なんかあったら楽しいのに.笑

やってみたいな鍛冶体験

出雲に行く用事があるのですが,あのあたりは安来とかブランドになっちゃってるし,たたらもあって鉄のイメージがありますよね.実際に鍛冶体験ができるところもあるようで,例えば奥出雲のたたら鍛冶工房では包丁や小刀を作らせてくれたりするようなのです.
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包丁やナイフを研ぐことから始まって,鋼材や熱処理のことを勉強(といっても本を読むだけですが)すると,刃物自体も自分で作ってみたくなったのです.さすがに砂鉄からというわけにはいきませんが,パンフレットには半日で2万円くらいの体験コースが載っていました.まあ2万も出せば結構いいものが買えるわけですが,それはそれ,これは体験と思い出ですからプライスレス...というわけで,これだ!と思って早速観光窓口に尋ねたところ,なんと今はやってないとのこと.どうもそれを担当している職人さんが辞めてしまったそうなのです.で,今できるのは5寸釘をたたいてペーパーナイフをつくるコースだけだそうで....まあそれはそれでやったら楽しいのかも知れないけど,ちょっと微妙. もうちょっと探してみましょう.あ,そうそう,うちの近所にも「鍛冶町」というところがあるので,体験させてくれるところがあったら面白いのにと思いましたが,そもそもこの地域に鍛冶屋さんはいまはないみたいです.苦笑

青紙返還

木屋から青紙がついに還付されました.
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ちょっと安価なタイプらしき箱に入ってきました.
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サイズが合っていないので,ふたがちゃんとしまっていませんでした.まあ持って帰ってくるまでの入れ物ですからね.
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うーん,平は磨かれていませんね.切刃の部分はちゃんとしてますが.まあ2千円で新品同様になるわけはないか....ただ裏がすごいです.
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手磨きしたような跡があるのですよ.わかりにくいですかね.光の当て方によって見えるのですが....
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裏をすきなおしたように見えます.だいぶ手間がかかっているのではないでしょうか.これで2千円は安いような.というのも,こんなストーリーじゃないかな?と推測しました.
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まず最初の刃体の断面は I のような感じになっています.左が表ですね.で,これの刃が欠けてしまったので,欠けがなくなるまで刃をつぶしたわけです(II).ここまでは自分がやったことです.これを表だけで直そうとすれば III のように研がなければなりません.大量の材を落とすことになるので,時間もかかってしまいます.なので,IV のように作業したんじゃないかと.ただしこれですと刃の角度が大きくなるために,実際は裏押しの角度を変え,そのために裏すきを大幅修正したのだろうと推測しています.機械だけでは簡単にはできず,結構手をかけて直してくれたのではないかなと思った次第. いやぁ,これは私にはできないな~.プロに頼んで正解ですね.木屋さん,ありがとう! ちなみにバックアップ出刃の若丸白紙号は顕微鏡で見たら刃がのこぎりのようになっていましたが,団十郎はどうでしょうか.まず表.
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きれいにまっすぐですね.倍率は同じかわかりませんが,粒子は明らかに細かいです.若丸のほうは古いために腐食が進んでいるのかもしれませんね.団十郎は裏もきれいです.
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ピンぼけですけど,小刃がきれいについているのが見えます.自分で研ぐときもこのような刃がつくようにしたいと思います. ただちょっと気になる点もあります.それは柄なのですが....
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こっちは鉄のくさびがはいっていますよね.でも逆側があいているのです.
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もともとこうだったのかも知れませんが,記憶がない....苦笑 気になるので木屋の商品の写真を見てみました.すると,表にはくさびはないようだから,これでいいのかな?単にうちの柄が腐食しただけ?
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ちなみにどのくらい仕事をしてくれたのか,重さを量ればわかるだろうということに今時気づきました.今更ですが,もし次に出すことがあれば参考になると思うので一応....
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222g ですって.前はいくつだったのかなぁ.同じ包丁の新品を持っていらっしゃる方がおられたら,重さを教えていただけるとうれしいです. ところで,若丸の方は 205g でした.長さはほとんど変わらないのですが,研ぎ減ったのか,それとももともとこうなのか分かりませんが.....

古出刃発掘と修理(2)

というわけで,出刃のダメになった柄を外して,錆を落としたわけですが,ようやく交換用の柄が入荷したので,取り付けに入りたいと思います.が,その前に買うところから. まず売っている柄はどれも同じような感じに見えるかも知れませんが,包丁の種類とサイズで選択する必要があります.今回の若丸は出刃の5寸ですから,リストから該当するものを選択しました.
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黒水牛桂(口金が黒水牛の角で出来ている)で材質は朴です.朴は軽量でそこそこ柔らかく,ヤニが出ず,水に強い性質を持っているそうで,和包丁の柄としては標準的に使われています.口金はプラスチックのものもありますが,後述するように和包丁は柄にさすときには,中子を赤熱させて打ち込むため,水牛の角だとこのとき触れても焦げたりしないので便利です.もちろん色や質感もいいですしね.うちの和包丁はここを水牛で揃えているので,それにあわせるという意味もありました. 大きさは並べてみるとこんな感じです.見えにくいですが,怪我をしないように刃体の刃にはテープが貼ってあります.
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ところが柄の穴が小さすぎました.
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穴の方は幅 6.1mm, 高さ 9.1mm ですが,それに差し込む包丁の柄元は幅 8.7mm,高さ 11.3mm もあるのです.これでは中子が入りきらず,柄元がずいぶん出ることになりますし,無理に入れれば材が割れるでしょう.出刃には種類がいくつかあって,近年は薄めのが主流みたいなんですよね.うちのは古いせいか厚めなようです. そのうえ,中子はサビを少し落としてからサビチェンジャーを塗ってあり,ゴテゴテしています.その出っ張りが引っかかるとイヤなので,まずグラインダで落とします.
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その後彫刻刀で穴を広げていきますが,大きすぎても意味がないので,後 1mm くらい削りたいなぁくらいでやめます.そして中子の先 1/4 くらいをガスバーナーで加熱し,柄に差し込み,ガンガン打ち込みました.
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このくらいまで入りました.下のは柄の穴を広げるのに使った彫刻刀です.朴は硬くはないのですが,スカスカというほどではないので削るときに失敗した部分がありまして,そこが見えちゃっています.
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そのうち防水を考えたいと思います.ちなみにこの柄は丸ではなくて,一部角があります.栗型みたいな感じですね.この出っ張ってる部分が刃体の表側に来るように付けます.ですから右手で持ったときに栗の先が右側に来て掌に収まる感じです. さて柄がついたら研ぐのも楽になります.#1000 から上げながらどんどん研いで最後は #12000.笑
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ピカピカになりました.ただあまり出刃っぽくないですね.笑 あまり綺麗に研ぎませんでしたが,顕微鏡で見るとこんな感じでギザギザしてます.
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のこぎりみたいですねぇ.粒子も粗いような.実際に切ってみないと分かりませんが,あまりきれないようならもう一度綺麗に研ぐことにします. #追記# 魚を切ってみました.切れ味はよかったですが,妻曰く,バランス的にはあともうちょっと中子が奥まで入った方がいいとのこと.私はちょうどいいと思ったのですが.

古出刃発掘と修理(1)

木屋に当家主力出刃を預けてしまったため,現在キッチンには小出刃しかありません.これではちょっと大きい魚が来たら苦労しそうです.多分十日も待てないな.苦笑 そこで実家から発掘した古出刃がどこかにあったはずなので,それを投入しようと考えました.日頃の行いが良いせいか(笑)探すとすぐ出てきました.
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口金がステンレスなのは最近見かけないような?しかし,さびているのは研ぐとしても,柄がおかしいな.ぐらぐらします.えいやっ.ぎゃ~.
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折れて抜けました.口金をむきとると...
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なんだか古墳からの出土品のようです.苦笑 中子はやせたかな?
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とりあえず金ブラシでさびをとります.なくなっちゃったらどうしよう?とも思いましたが,そうなったらそもそも寿命なわけですからね.溶接ができれば継いじゃうというのもあるかもしれないけど.
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結構きれいになりました.刃体の方は,さびているのは研いでもいいけど,面倒なのでサンダーをかけてしまいましょう.
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細かい傷は錆を呼ぶので,さらに少し磨いてみます.
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裏に何か刻印されています.
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銘は「若丸」かな??検索したけど正体はわかりませんでした.少なくとも50年位は前のものではないかとは思いますが....その下には刻印が薄くて半分見えませんが,どうやら別打とありそうなので,白紙かな?と思っていますが,どうでしょうか.最後に中子にさびチェンジャーを塗ってみます.
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置いておいたらペイントっぽく黒くなったので,焼いて柄に打ち込むのはちょっと考えちゃいますね.塗らない方が良かったかも? ちなみに今,柄を注文しているので,それが届いたら,取り付けて研いでみようと思います.柄もいろいろありますね.プロが使うような高級なものでは黒檀とかが使われているみたいですが,出刃に使われているのは見かけません.柄への差し込みを考えると,選択時には出刃で長さもあったもの(これは5寸)にしておいたほうがよさそうです.数百円からありますが,今回はちょっとよさげなもので,朴の黒水牛桂にしてみました. というわけで,次回につづきます.

木屋詣

先日青紙に白旗をあげた次第なのありますが,ようやく降伏文書の署名に行けました(違).
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木屋です. 10日くらいで仕上がるそうで,2000円くらいと言われました.
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研ぎに関しては「出刃の何ミリはいくら」というような設定なので,青紙だろうが白紙だろうが同じです.自分でやったら何時間もかかるし,砥石も研ぎ減ることを考えたら,ここは出して正解なのではないかと判断した次第.機械研ぎなので,線は入っちゃうそうですが,使用には差し支えないし,気になったら自分でも直せると思うので,お願いしました. もちろん2000円も出せば,安い出刃なんて買えてしまうわけですが,やっぱり切れ味が違いますからね~.道具が手段ではなく目的と化してますから選べません.笑 というわけで,今使える出刃がないです.まあ小出刃はあるので,10日ほどはそれで間に合うことしかしない方針でいきますか.笑 大丈夫かな?

青紙に白旗

先日刃こぼれした出刃ですが,直しに出すのも面倒なので,とりあえず欠けたところまで刃をつぶしていきました.
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ところがここに至るまでもかなりの時間がかかりました.嫌な予感がします.普段は面直しにしか使わないダイヤモンドを投入したのですが,なかなか研げないのです.鋼材が硬いのですね. ちなみにこの出刃はこちらの製品.
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これ,見たら青紙なんです.いつもの包丁はザクザク研げていいのですが,青紙はなかなか難しい.ここまで刃を落としてしまうと,今度はつけるのが大変です.もちろんこの出刃もいつも研いでますが,これまでこんな欠けた経験がないので,この鋼材がここまで手がかかるとは思いませんでした. 料金表を見ると 2200 円らしい.うーん,自分で直せば1時間では無理だと思うし,ここは涙をのんで持って行くか....

刃こぼれ

過日のイノシカメ会で使った出刃を,さっき使おうと出したらボロボロになってました.
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一度つぶしてから刃を付け直す必要がありますが,ここまで欠けると結構大変なので刃物屋さんに出しちゃうほうがいいかなぁ.でもそうなると数週間返ってこないので,予備出刃を出してこないといけないです.で,それもたぶん研がないといけない.研いでもらうために研ぐという状態になるなぁ...なんて考えていたら気が重くなって,そのままになっております.苦笑

KOA Bone Saw ディスコン?

ふと気づくと Knives of Alaska の Bone Saw がリスト落ちしてました.あるのは Wood Saw だけです.
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Bone Saw も見た目は似ていますが,比べると刃の目が細かいのが特徴です.まあイノシシの牙をとるときに使うだけなので,Bone Saw にこだわらずとも,軽金属を切るようなノコギリを使えばいいのかもしれませんね.

Morakniv の新製品

Morakniv に Garberg というモデルがあって,これは full tang なのですがステンレスでした.これの炭素鋼版が出るとのことです.
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Garberg Black Carbon
真っ黒な仕上がりになってますが,表面加工がされているようですね.説明には,炭素鋼なので fire starter とかフリントが使えると書いてありますが,実際に使うと spine の黒いのが禿げてボロボロな感じになってしまいます.ちょっとな~という感じですね.full tang にこだわらないのであれば,普通に companion にしたほうが値段も 1/5 くらいですから微妙.companion があるから買うつもりはないですけど,Garberg のシースはレザーとマルチマウントが選べるようですが,ちょっと格好いいかもと思ったりはしなくはないというところです.笑
posted by ともぞう at 18:59Comment(0)

キリンナイフ

新製品ではないのですが,Buck で扱っているハンドル材に Giraffe Bone ってのがあってびっくりしました.こんな感じです.
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たぶん樹脂含浸で,この製品の場合はオレンジ色に染色されていますが,キリンの骨だそうです.ハンドル材として一般的とまではいえませんが,たまに見かけるレベルのようです.私はナイフ趣味はないので知りませんでしたけど. といいつつ,私もハンドルが恐竜の骨のナイフを持ってます.まあ実際のところは化石だから「それって石じゃん」といえなくもない.笑

BUCK守

Buck の新製品で目にとまった一つがこちら.
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524 Alumni Knife ハンドルがアルミでできているのです.だから最初 Alumni じゃなくて Alumi(num) と空目しました.笑 ハンドル部分を personalize (注文で字などを入れられる)しやすい感じなので,school ring みたいに使ってもらおうという意図が出ているのかなぁと勝手に想像しています.笑 ブレードは 420HC ステンレスなので,110 とかでも使われる,まあ普通の鋼材です. ハンドルも薄いので,ぱっと見,肥後守みたいだなぁと思いました.肥後守はロックされないですが,Buck のこちらの商品はロックがかかります.MSRP $30 ですから,価格的にも肥後守みたいな感じですよね.何かの機会に入手できたら鉛筆の削り比べでもしたいとおもいます.笑
posted by ともぞう at 21:26Comment(0)

キッチンばさみ

ジビエ料理に使っているはさみについては一つ前のエントリでご紹介したとおり,フジ矢の電工はさみを使っています.これですね.
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鴨などの鳥は,特に翼などは軽く強度を持った骨がありまして,包丁などで切ろうとすれば間違いなく刃こぼれします.それに羽などは衛生的にもまな板に触れさせたくないので,手に持って使えるハサミのほうが適しています.そこで粗解体はこのような強靱なはさみを使ってバッサバッサと切るわけです.ある程度部分に分けた後は出刃包丁などで処理します. 一方イノシシなどの肉をブロックでもらった場合は筋肉ごとにわけたり(筋膜の間をはがす),筋膜自体をむいていったりします.この場合も包丁は使いにくいですが,さっきのはさみも使い勝手はよくないです.そこで使えるのが外科用のはさみなんですね.
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いろんな種類がありますが,先が丸いタイプ(両鈍といいます)がこの用途にはいいと思います.もとはといえば,youtube で有名な北の大地のお医者さんハンターが使っているのを見まして,これは良さそうだと思ったところがきっかけでした. このはさみは筋膜の間を剥いでいったりするのに非常に具合がよろしいです.さすが外科用って感じですね.笑 ちなみにこれはそっち方面では剪刀(せんとう)というらしいです.一般的には同じ字で「はさみ」と読みますけど.もしどこかのお店に買いに行く方がいらっしゃれば,知っておくと通じやすいかと思います.ちなみにこのまま煮沸消毒もできますし,ねじ止め式なら自分で外して洗えますしおすすめです. もちろん海苔とか昆布とかはごく普通のキッチンばさみを使ってますが,ジビエ用はうちではこの二丁です.

Bravo 1.5 のシースを作る・2

リベットの下穴を開けました.
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背の方は鳩目でいいかなと思っているのですが,刃の方は洗えるようにしたいので,組ねじ(シカゴスクリュー)にするつもりです. シート切断の前に留めてしまうと,カッターで切りにくくなるので,穴を開けただけで今日は終了.

Bravo 1.5 のシースを作る・1

カーボン調のシートをゲットしたので,これでシースを作りたいと思います.元はといえば,このナイフのシースのためにカイデックスを始めたのですよね.笑
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フォームからはみ出る部分があります.この部分はうまく成型できないのですがこのままいっちゃいます.
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カーボン調だと表面がつるつるではないので,フォームの食い込みがいいですね.おかげでもげてしまいました.このフォームは一度使うと跡がなかなか消えないですし,正直,消耗品ですね.
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また同じのを買うか,似たようなもので使えるのを探すか....まあそんなに急ぐ必要もないので,ゆっくり考えます. ちなみにシースの成型自体はこんな感じになりました.
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この後はリベットうちして,余分な部分をトリミングして,グラインダーで仕上げる感じかな?完成まではもうちょっと時間がかかりそうなので続編へ.

研いだばかりなのに...

ひょんなことから活スッポンをゲットしたので,初めて生きてるのをおろしました.
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おっかなびっくりですよ.苦笑 解体にははさみも使いましたが,包丁の方がやりやすい部分もあるので併用していました.スッポンも鴨とかみたいに細くても堅い骨があるのですねぇ.おかげで研いだばかりの出刃が欠けました.
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うわ~,こりゃ荒砥からだ.手間だなぁ. ちなみに鍋にしましたが,うまかったですよ.以前どこかの料理屋で食べたときよりおいしかったかも??上手にとは言いませんが,とりあえず自分にも解体可能だということがわかったので,どこかで獲ってきても大丈夫.笑
posted by ともぞう at 19:16Comment(0)