MEC プレスの大粒散弾対応・2

メジャーアセンブリ(ボトルを取り付ける部分)を跳ね上げますと,ドロップチューブが外せます.
mecmod09.JPG
ただ上に上げるだけなので,簡単ですね.抜くとこんな感じ.
mecmod10.JPG
ランマーチューブ(ワッズを押し込む部分)は引っ張っただけでは抜けません.締め付けてあるのですが,ここにその為の六角ネジがあります.
mecmod11.JPG
5/32" を使って緩めます.
mecmod12.JPG
結構なトルクで締めてあるので,Lキーなら長い方を持たないと回らないかも.
mecmod13.JPG
緩めたらランマーチューブを下に押して落とします.
mecmod14.JPG
ワッドガイドを一番下にしないと抜けないと思います.ランマーチューブの新旧比較.
mecmod15.JPG
前の方が下がすぼまっています.ということは,ワッドガイドの上からランマーチューブで押し込む際に,薬莢とランマーチューブの間が狭くなり,ワッドガイドが通りにくくなるかも知れません.今度やってみますが. 新しいランマーチューブはこんな風に斜めにしていれます.
mecmod16.JPG
ギリギリですね.
mecmod17.JPG
上に上げていきますが,位置の目安はこんなところにあるようです.
mecmod18.JPG
ただ,これは現物にあわせて調整する部分なので,あくまで目安です.ワッドをシートしたときにプレッシャーゲージの数字が適当に出るような高さであればOK.本来はワッドの種類や薬量などによって適切なプレッシャーがあるのかも知れませんが,私は 10kg くらいで押してる感じで済ませてます.しかしほとんどゲージがふれないとかだと,クッションに圧力がかかっていない状態でクリンプしてしまうことになるので,さすがによくないと思いますが. 最後にドロップチューブを上から入れます.
mecmod19.JPG
ただカーブが前のチューブと違うので,メジャーアセンブリを戻すと隙間が空いています.
mecmod20.JPG
上から散弾ボトルの重さがかかればある程度隙間は小さくなるでしょうけど,旧来のがこんな風にちゃんとくっついていますから気になります.
mecmod21.JPG
ここを調製する部分はなくて,力をかけてここのホルダを開き目にするしかないかも.
mecmod22.JPG
ちょっと頑張ってみましたが,ぴったりくっつくまではいきませんでした.
mecmod23.JPG
作業して漏れてくるようだったら考えますが,どうだったかはまたいずれエントリします.

MEC プレスの大粒散弾対応・1

昨年 #4 散弾を詰めていたところ,ドロップチューブで引っかかるという現象が起きました.全然出ないならともかく,それなりに出てしまうと気づかずにそのままクリンプして,次弾の火薬が全量落ちないとか,散弾と一緒に落ちるとか起きてしまいますし,それに気づかずにリロードしてしまう可能性が排除出来ないという問題があります. #4 散弾も前は問題なかったので,長期保管によって粒表面の状態が変わったりするのかも知れません.だからといって,散弾はウン十キロ単位で買いますから,そんなに毎年フレッシュな散弾を使用することは出来ません.鴨猟用ですから,そんなに撃たない,というか,そんなに飛んでこないし.苦笑 そこでプレス側をどうにかしようと思っていました.調べるとうちで使っている Sizemaster と同じシリーズに Steelmaster というのがあり,こちらはほとんど部品は共通で,プレス本体の違いはドロップチューブくらいであることが分かりました.これはスチール装弾は鉛より軽いため,同じ重さにするために粒が大きくなっていて,それを通すためにチューブ自体が太くなっているのです.そして,Sizemaster をスチール装弾に対応させるためのキットがありました.これを使えば(チャージバーは別途用意するとして)Steelmaster と同じになるというわけなのです. それが今回着荷しました.
mecmod01.JPG
見ると Steel & Large Size Lead Shot と書いてあります.なんだ,要するにスチール装弾対応=大粒ってだけじゃないですか.予想はあってましたけど,カタログにもそう書いて置いてくれたらよかったのになぁ. あけてみますと...
mecmod02.JPG
これだけで五千円くらいします.うーむ.中はボトルとチューブが2本.それぞれ見てみましょう.まずはボトルですね.
mecmod03.JPG
左が今回着荷したスチール装弾用のボトルで,右が現在使用しているボトル(散弾,火薬兼用)です.開口径が違うだけでしょうね.測ってみましょう.スチール用は...
mecmod04.JPG
0.818"(20.8mm) でした.対して従来品は...
mecmod05.JPG
0.617"(15.7mm).結構違いますね.あとはドロップチューブです.
mecmod06.JPG
上の金属製のがスチール用,下の黒い樹脂製が従来品です.従来品が..
mecmod07.JPG
0.401"(10.2mm).スチール用が..
mecmod08.JPG
0.427"(10.8mm).断面積は 12% くらい拡大していることになります.では次に取り付け作業を行いましょう.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

プリクリンパー

散弾リロードにおいてはプレスでフォールドクリンプ(=スタークリンプ)をかけるときには普通手順が二つあります.それはプリクリンプとファイナルクリンプです.プリクリンプは完全に開いた状態の口を,その後の処理時に綺麗にクリンプできるように折り癖を付ける段階です.クリンプスタートともいいます.かけるとこういう状態になります.
spindex0.jpg
MEC ではクリンパーはこのような形状です.
spindex1.JPG
右の赤枠内がプリクリンプをかけるクリンプスターターで,特に MEC のこのタイプはスピンデックスと呼ばれます.左はファイナルクリンプをかける部分で,カムで動くのでカムクリンプと呼ばれています.クリンプスタータは折り癖を付ける部分ですから,実包の口折りの種類によって違います.世の中には 6-point(6枚羽根)と 8-point(8枚羽根が)あって,リロードに使う薬莢が元々何枚に折られていたかに合わせて,同じ枚数で折ります.例えば6枚羽根だった薬莢を今度は8枚で折ると綺麗には出来ません.ですから,スピンデックスは6枚用と8枚用で簡単に交換できるように,引っ張ればすぐに抜ける構造になっています.
spindex2.JPG
薬莢に当たる部分(内側)はこのような構造です.
spindex3.JPG
これは6枚用ですね.羽根の枚数が合っていたとしても,角度が違うとやっぱり綺麗にはなりません.箱を綺麗に包んでいる包装紙を一回ほどいて,また付けなおすときだって,包むときの折り方が同じで無いといけないのはもちろんですが,折る位置も同じにしないときれいじゃないですよね?それと同じです.スピンデックスはこれがよく出来ていて,薬莢を無作為に置いても,その角度に合うように,クリンパ自体が回転してその角度にはまるのです.
spindex4.JPG
ちなみに Lee LOAD-ALL もプリクリンプを行うステーションは6枚と8枚で分かれています.ところがこちらのプリクリンパーは回転しないので,シェルを置くときに,折って谷になる部分を手前に置くように決められています. 日本では普通見かけませんが,ハンドロード用に新品の薬莢が売られている場合があります.
spindex6.jpeg
写真のは primed hull と呼ばれていて,雷管が付いた状態の空薬莢です.現在の日本の装弾メーカーはこの状態でヨーロッパから輸入して,工場装弾を製造しています.ですから,国産装弾は薬莢や雷管が Cheddite 辺りなので,サイズが微妙にアメリカと違います.Cheddite の方が少し大きいので,W209 などのアメリカ系雷管を入れると脱落する個体があったりします.が,その話はいつだったか書いたはずなのでおいておきましょう. さて脇道にそれちゃいましたが,上のような新品薬莢だとスピンデックスのようなプラスチックのスターターにはかなりの負荷がかかりますし,きちんと綺麗なプリクリンプができないと思います.そこで使われるのがこちらの製品.
spindex5.jpeg
スーパークラウンです.これは真鍮で出来ているので,スピンデックスよりも強力にプリクリンプがかかります.これをスピンデックスと入れ替える形でプレスに装着します.スピンデックスと同様に回転するように取り付けることは可能ですが,切れ味が良いですから,合わないままでも薬莢に咬み込み,プリクリンプできてしまうので,使うときには角度が合っているかを確認して使った方がいいと思います.

Sizemaster と Steelmaster の机上比較 (2)

前エントリで Sizemaster と Steelmaster を比べたときに,ベースは同じものだけども色だけが違うだろうと判断しました.ところがこの部品,意外なことに値段が全然違うのです. まず Steelmaster 用 Base Assembly です.
0001702_base-assembly-steelmaster.jpeg
こちら,$42.00 です. 対して Sizemaster 用の Base Assembly ですが,
0001814_base-assembly-red.jpeg
これはなんと $105.76 もするのです.なんで倍以上違うんでしょうね?写真で見る限りはほんとに色だけなんですけどねぇ.なのに,本体価格は赤い Sizemaster が MSRP $351.04 で,Steelmaster は $401.57 なのです.なんなんでしょう?この逆転現象は.単に出る数の違い?? ちなみに Sizemaster は 2-3/4" と 3" にしか対応しませんので,スチール装弾が一般的になった時,もし 3-1/2" が主流になったなら,Steelmaster 3-1/2" 版を買い直すことになるかも知れません.これから買おうと思う人は,世の中がどう動くか見てからの方がいいかな?
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

Sizemaster と Steelmaster の机上比較 (1)

将来的に狩猟での鉛散弾の使用ができなくなった時に,どのように対応していくことになるかには不透明なところがあります.例えば銃身もスチール装弾に対応したものにする必要が出てくるでしょう.装弾側もエネルギー低下を補うために現在主流の 2-3/4" 装弾から,3" や 3-1/2" などが普通になっていくかも知れません. 一方,散弾用のリローディングプレスの多くは鉛散弾用に作られており,鉄散弾にはそのままでは使えない場合もあります.例えば私が現在主に使用している MEC Sizemaster は鉛散弾用で,スチール散弾用には姉妹品の Steelmaster があります.見た目はこんな感じです.まずは Sizemaster.
0003614_sizemaster-parts_415.jpeg
次いでスチール用の Steelmaster です.
Mec Steelmaster Single Stage Press.jpg
遠くから見るとボトルの大きさとベースの色くらいしか差が無いように見えますね.実際に異なる部品は以下の通りです. (1)散弾ボトル  Sizemaster の鉛散弾用は大きいボトルが散弾用で,小さいのが火薬用のはずですが,写真では配置が逆になっていて,Steelmaster は配置は正しく,黄色い方に散弾が入るようになっています.なので,目盛りと印字色が違うだけかも知れない. (2)チャージバー  これは同じ重さでもスチール散弾の方が容積があるので,当然鉛散弾用とは異なるでしょう.ただ実際は制限はあるにしても読み替えれば良いだけだと思うんですけどね. (3)ドロップチューブ  散弾がバーから落ちていくチューブです.スチール用の方が太くなっているはずです. (4)ランマーチューブ  ドロップチューブの外側にあるチューブで,ワッズを押し込む働きがあります.ドロップチューブにあわせて多少太くなっているかも知れません. 実際に Sizemaster をスチール装弾に対応させるためのキットがありまして,その内容は上の(1),(3),(4)となっています.
Mec 10-12 ga Steel Shot Conversion Kit.jpg
チャージバーはケースによって違うので,それはそれで買って下さいってことですね. というわけで,主立った違いはドロップチューブ周りということになります.なぜここが違うかというと,スチール装弾はこのチューブ内でブリッジしやすいようなのです(銃身内でのブリッジも起きやすいが,ここでは触れない).実は鉛散弾でも粒が大きめになるとブリッジしてしまい,チューブ内で詰まってしまうという現象が起きます.これは粒の大きさだけでなく,表面の状態によっても起きやすさが異なるようです. というのも,うちでは鴨用に #4 鉛散弾を使用していますが,何年か前に数十 kg 単位で買って前シーズンまでは何の問題もなく使えていました.ところが表面が酸化するのか,今期になって,百発作るうちで2回ブリッジしました.こうなると,作業を中断しボトルをチルトさせ,ドロップチューブに棒を差し込んでグリグリしないといけません.ブリッジが散弾の一部で起きても,正常にクリンプ出来るくらいは落ちると気づかずに次の散弾を作り始めてしまい,チューブ内が散弾と火薬が混ざった状態になってしまいます.棒でツンツンするのも面倒ですが,この混ざった状態のものを分離してボトルに戻すのも面倒だったりするわけです.ドロップチューブから落ちた散弾が散乱しやすいというのもありますしね.苦笑 なので,もしかしたら Sizemaster はあくまでもクレー用で,#4 とかの散弾を作るのには最適とは言えないのかも知れないと思うに至りました.その点,Steelmaster はスチール装弾専用的なイメージがありますが,実際には部品構成は上のような差しかないので,鉛散弾でも使えるし,特に大粒には適していると考えられます. 私の場合は既に Sizemaster を持っていますから,スチール対応コンバージョンキットを買うのがベストかもしれないと思いました.もちろん Steelmaster はバーさえ鉛散弾用のを使えば,なんの問題もなく鉛散弾のリロードが出来ますので(逆は非推奨),今から MEC を買う人は Steelmaster の方が良いかもしれませんね.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

スキートバーは何が違う?

7/8 oz. のチャージバーにはスキートスペシャルと普通のがありますが,どう違うか気になりますよね.
sksp1.JPG
左がスキート用です.違いがあるとすれば shot charge hole なのは自明ですけど....
sksp2.JPG
見ても分かりませんよね.笑 では測ってみましょう.まずはスキートスペシャルから.
sksp3.JPG
13.9 mm ですね.次はノーマル.
sksp4.JPG
14.3 mm です.体積は径の二乗に比例しますから,スキートスペシャルよりもノーマルの方が 5.8 % ほど大きいということになります.逆に言えば 5.5 % ほどスキート用の方が小さいわけです.もしノーマルでスキート装弾を作ると,24g のつもりが 25.4g 入ってしまうかも知れないということになるようですね. 私の場合はスキートはフィールドしかやらないので,ここまで厳密にしなくてもいいような.というか,24g のは工場装弾を買った方が断然安いので,そもそも作らない気がするなぁ.まあバー買っちゃったから,たまには作ってみようかな.笑

いつもの BAR

現行の鴨マグナム用にはバーは 1-1/2 oz. のブッシュは #26 で固定なので,外れないようにブッシュを接着しちゃってます.このレシピ専用になっているので,バーにもこんな表示をしてあるのでした.
magnumbar.JPG
ただこれは接着してしまったので,レシピ開発用に同じバーとブッシュを買い足すことになってしまいましたが.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

BAR 持ち

この世界では BAR というと,こっちのことを思いつきがちですよね.
bar3.jpeg
今回はこの BAR ではなくて,チャージバーの話.散弾リローディングプレスに使う,散弾や火薬の量を決めるバーです.
mecchargebar.jpeg
先日の買い物でバーを買い足しました.前から universal なバーも持ってはいます.
universalchargebar.jpeg
ただ操作していると,若干引っかかるところがあります.ですから,考えたレシピを本採用する時には,散弾も半端な量ではなくて,1/8 oz 刻みにしたいのです.今回買い足したことで,7/8 oz. のスキートスペシャルと,普通の,そこから 1-1/2 oz. まで揃いました.あ,1oz だけ忘れてました.まあ作ることもないか.
bar4.JPG
ちなみにブッシュも歯抜けになっていたのを足して, #25 から #37 まで揃えました.
bar5.JPG
bar6.JPG
これで結構なレシピをカバーできるかなと思います.長年の懸案だった,鴨マグナムレシピの新開発計画も「来期」から挑戦しようと思います.

Steel Shot Reloading Manual

鉛弾が将来的に使えなくなる可能性はあるので,今のうちに勉強しておこうかなと買ったのですね.
Precision Reloading STEEL Steel Shot Manual - 12th Edition.jpg
$9.99 もするので,それなりに厚いかと思ったら,なんと表紙込みで p.32 しかありません.要するに使っている紙は表紙を入れても8枚しかないです.せめて内容はそれなりに勉強になればと思いきや,disclaimer, caution, warning ばかりで,スチール弾リロードについては当たり前のことしか書いてありません.それは (1)鉛弾用のチャージバーは使わない(=重さが変わるという意味),(2)鉄は湿気でさびるから気をつけろ,ということです.あと号数,粒数,重さなどの表がスチール弾用になってるところはこの本らしい点ではありますね.でもそんなのチャージバー替えたら見ないしなぁ.レシピについては 12GA 2-3/4" は他より多いものの,それでも4ページと1行しかなく,その中に私たちがなんの支障もなく使えそうなのは一つも無し,どうにかすれば使えるかも知れないというものを含めても1つしかありませんでした.まあそもそも Lyman 本には一つも無かったから,それよりはマシだったのかも知れないけど....苦笑 このシリーズの鳩本は期待してたより面白かったので,この本は正直期待していたわけですが,個人的には買わなくても良かった本の筆頭にあげられるかも.まさに失敗でした.苦笑
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

鴨マグナムのハンドロード

猟期前に火薬は買っていたのですが,雷管が在庫切れになっていました.そんなこんなでようやく雷管を入手です.
kamoload1.JPG
レシピは WAA/HS + W209 + WAA12R + Longshot という組み合わせですが,本来はマグナム向きではないと言われる WAA/HS に代わるレシピを作ることが出来ないまま何年も過ぎてしまいました.今期もそのままで行きます. 使用するワッズは WAA12R ですが純正ですよ.未開封の最後の一袋です.
kamoload2.JPG
ちゃんと純正してますね.笑
kamoload3.JPG
次は CB あたりかな〜.とりあえずガチャンコガチャンコして作ります.
kamoload4.JPG
途中で昔使用した鴨マグナムの空薬莢が入っていました.本来のと比べるとこんな感じです.
kamoload5.JPG
左の雷管には4とスタンプがおされていて鴨マグナムの印です.右は本来の AA.そして鴨マグナムのほうは雷管面が丸いままになっているのが見えると思います.これは腔圧があがっていないためと考えられます.何年も前から WAA/HS はマグナム向きではないから,他のレシピを考えようと言っておきながら,あまり不具合を感じなかったのでそのままにしていましたが,こういうのを見てしまうとやっぱり良くないのかなぁと思ってしまいますね.ただちょっと古い薬莢なので,もしかしたら違う火薬を使ったときのものかも知れません.今度もう一度確認してみる必要があります.Longshot に濡れ衣着せるわけにはいかないですからね.笑

Load-All の Primer Feed はディスコンだった

Load-All II を使っている人は結構多いと思います.これのプライマーフィーダはオプションでした.
LOADALLPRIMERFEED.jpg
これがすでに6年前にはディスコンになっていたのですね.気づかなかったなぁ.まあ要らないっていえば要らないですからねぇ. 散弾リロードには普段 MEC を使っていて,Load-All は弾を数個しか製造しないときくらいしか出番がないので,私もこのプライマフィーダも持ってはいるのですが,使うことが無いのです. ちなみに Load-All 自体は,散弾の仕上げ長さ調整などが力のかけ方次第で自在なのが便利なので,捨てきらないのですよ.特にレシピが決まっていない弾を作るときに使っています.MEC は多くの弾を,調整して合わせた長さに均一に作るのは得意だけど,一発だけ短くするとかいうのは面倒なのです.まあそういう使い方ってそんなに頻繁にするわけじゃないのですけどね.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

209 がないっ

無許可火薬譲受も来たし,そろそろ弾でも作ろうと思っている今日この頃ですが,なんと 209(散弾用の雷管)がないというではありませんか.
w209.jpg
とりあえず猟期はじめはイノシシ(ライフル)に行くつもりで,鴨は年末近くなってからなのでしばらく時間はありますが,それまでに入るかなぁ.あ,その前に初心者向けの共猟でハトもあるな....まああれは最悪7半の工場装弾でいいか.猟用はいつも大盛りマグナムなのに,今年はおとなしくなるかも?笑

ニトロマグナムを考える

前に書いたとおり,狩猟用散弾をハンドロードするようになる前は鴨弾には Remington Long Range を愛用していました.いい弾だったと思います.でも一緒に行く仲間の中に3インチマグナムを撃ってる人がいまして,だいたいそういう人は上手くないと思われがちですが,その人に限ってめちゃうまいんですね.なのでどこかで撃たれて警戒しながら高高度を飛んでいる鴨などは,普通だったら射程外だろうと撃たないのに,その人はしっかり落としててびっくりしたものです.B-29 でも落とせるんじゃないかと思うくらいの超高高度射撃ですよ.笑 そんなのを見て,私もあるとき 3" Nitro Magnum を買いました.笑 今流通してるのはこんなパッケージですね.
画像
これがなんと1万円以上するわけですよ.Long Range なら4千円台でしたから倍以上です.結局高くて一回しか買わなかったけど,確かにすごかったですね,ショックが.笑 私は上手じゃないですが,それでも歩留まりはちょっと上がった気がしました.プラシーボかも知れませんけどね.今の値段は知らないのですが,安くなってることはないと思うので,もう買うことはないだろうなぁ. さてこのニトロマグナムですが,撃つと青白い炎が上がると言われているのです.自分で撃ったときには炎の色はよく分かりませんでしたが,炎の色が違ったら端から見ていて格好いいと思われます.笑 ハンドロードでもそんな火薬を使ってみたいと思ったのですが,ニトロマグナム用の火薬があるわけではありません. 国内で散弾のハンドロードに使えそうな火薬は Universal か Longshot だと思います.これらはダブルベース火薬なので,ニトロセルロースとニトログリセリンでできています.要するにこれらも「ニトロ」なわけですね.それにシングルベースもニトロセルロースですから,売ってる火薬みんなニトロなのですが.笑 まあ大盛りがマグナムですから,普通の火薬を大盛り(危ない!),弾も大盛りにすればニトロマグナムなのでしょう. ところで Nitro Mag のスペックを見ますと 12GA の 3" は 1-5/8oz で 1280fps, 1-7/8oz で 1210fps となっています.ハンドブックでレシピを見ると,例示されている火薬は SR4756, 800X, Longshot, Blue Dot, HS-6, HS-7 あたりです.この中で手に入るのは Longshot くらいでしょうが,それでも似たような弾速のものは作れそうな気がします.ただこれで青白い炎が出るような気はしません. なのでこれは炎色反応に期待するしかないかも知れませんね.淡青色を呈するのは,スズ,鉛,リン,ヒ素,アンチモンあたりがありそうです.火薬に添加される除銅材としてスズが使われるらしいので,これを入れるのがいいかも知れません.銅弾使ってないけど.あるいは散弾を一粒火薬側に入れておけば,鉛とアンチモンで青白い炎になるでしょうか?笑
posted by ともぞう at 22:37Comment(0)

散弾用雷管脱着ツールさしあげます

散弾リローディングで,特にスラグをロールクリンプで作るだけならプレスは要りません.具体的には,作業工程として
(1)使用済み雷管の取り外し (2)新しい雷管の取り付け (3)火薬の装填 (4)ワッドコラムや弾頭の挿入 (5)ロールクリンプして完成
となりますが,(3)でグレイン秤,(5)でボール盤と下のようなロールクリンパがあればよいからです.
画像
雷管の脱着(手順1,2)だけのためにプレスを買うのはもったいないので,簡単にできる方法はないかと以前ハンドツールを作ってみたのです.もちろんこのツールはプレスがあれば要らないので,まだプレスは持っていないけど,とりあえずどんなものかリロードしてみたいので使いたい,という方がいらっしゃれば差し上げたいと思います(ただしクリンパは別途要ります).簡単なのでこれを見て自分で作るというのもいいですね. まずこのツールは以下のような構成になっています.
画像
左が「押し棒」,真ん中の丸いのが「台」,右は「雷管外し」です.台は片面が穴の大きい雷管外し面
画像
その裏側が穴の小さい雷管取り付け面です.
画像
使い方は次の通り.まず台を雷管外し面を上にして置きます.
画像
真ん中に使用済みの薬莢をおきまして,
画像
雷管外しを挿入します.
画像
思い切り押しますが,結構きついと思うので,そのときは木槌などで軽くたたいても大丈夫です.
画像
すると,ぽろっと雷管が落ちます.
画像
次に新しい雷管を取り付けます.ここではデモなので使用済みを再利用します.笑 台の雷管取り付け面を上にします.
画像
真ん中におきましょう.まあ多少ずれても問題ないですけどね.
画像
薬莢に押し棒を差し込みます.
画像
雷管を薬莢の真ん中に当てて,雷管が押し込まれるように押し棒で薬莢の底(ウェブ)を押します..
画像
うまく入らない場合は,木槌などで軽くたたいてもOK.で,薬莢の底と面一になれば完成です.
画像
と,まあ雷管を交換するところまでできるセットです.ちなみに押し棒はワッドコラムや弾頭のシートにも使えます. というわけで,12GA スラグのリロードに挑戦しようと思っていて,秤とクリンパは自分で用意できるという方がいらっしゃれば差し上げようと思います.手渡しのチャンスがあればですが.
posted by ともぞう at 19:54Comment(0)

鴨マグナム作り

先月のお話し.猟期の準備は鴨マグナム作りからスタートしました.レシピはマグナム専用のに今年こそ変えようと思っていたのですが,結局準備が間に合わず,去年と同様になってしまいました.
画像
できあがったら後で見たとき何号かわかるようにスタンプを押します.
画像
見えますかね?金属にもスタンプできるインクを使って雷管に「4」と捺しています. ここにおすのは,これを使った後で薬莢をもう一度使用する際に,別の号数にリロードすることが簡単だからです.ヘッドにおしてしまうと,同じ号数のリロードにするか消すかしないといけないからですね.まあ狩猟に今期使う予定の散弾実包(=リロード数)よりも,原材料の空薬莢を得るために射撃で使う工場装弾の方が多いので,二回目のリロードはしばらく考えなくてよさそうですけども.

【勝手にFAQ】410番の金属薬莢

今回の検索ワードはこちら.
410+金属+薬莢
散弾銃の金属薬莢といえば Magtech が有名ですが,実際に 410 番もあります.
画像
価格は(日本には発送してくれないですが) midwayUSA 調べで $23 ですね.25個入り一箱の値段です.ただ金属薬莢にこだわる理由ってどんなでしょうね?セミオートだったり,レバーアクションで薬莢が飛び出てしまうと,回収できなくなったり,落ちたときに結構傷がついたりして,損耗率って割と無視できないかもしれませんよ.自分はセミオートで 308Win を使っていますが,これが結構傷だらけになるんですよ. あとはどこで買えるかというのもありますね.海外通販の場合は,経産省の輸入承認が必要ですが,それはなんとか書類をそろえるなりするとしても,アメリカの場合は輸出側からして出そうとしない傾向にあるので,その場合は輸入は難しいかなぁと思います. まあ 410 番を実用で考えるなら普通に買えるプラスチックのほうがいいんじゃないかなぁと.....でもこればっかりは,趣味ですから,合理性だけでは語れませんからねぇ.笑

チャージバーの Skeet Special とは

私のメインの散弾リローディングプレスは MEC です.これは散弾,火薬ともにブッシュの交換で量を変えられる Lee Load-All と違って,散弾量のほうは下のようなバーを交換することで調整します.(MEC も薬量はブッシュ式)
画像
プレスについているバーは 1-1/8oz だけですので,1-1/2oz や 1-3/8oz といった重量弾用には別売のバーをそれぞれ用意してあります. ところで先日残弾処理のためスキートで使えるよう #9 への入れ替えを行ったのですが,買うまでもない程度の数が必要になるときがあり,最初から軽弾も作れるようにしておいたら便利かも?と思ってバーを買い足そうかなと考えました.24g (7/8oz)などは回転しない可能性があるので作りませんが,1oz くらいあれば大丈夫かなぁとか考えていたら,1-1/8oz に Skeet Special というチャージバーがありました.速い火薬を買い足す必要があるので調べもしませんでしたが,最初についてくる 1-1/8oz とはどう違うのか??と気になりました. すると,どうも普通の 1-1/8oz のバーを #9 散弾に使うと,多めに入ってしまい,競技で使用する場合の許容誤差を超えてしまう可能性があるらしいのです.Skeet Special はこれを防止するものだということなので,容量が少し小さめになっているわけですね. そういえばバーのリストを見ていると,同じ 1-1/2oz でも #3-#6 までと BB-#2 までのバーは品番が違うのです.その点,Lee は号数によらず同じブッシュが指定されているので,実際に散弾を落として調べたほうがいいかも知れませんね.

手持ちワッズの比較

ご近所さんが使っているワッズをサンプルでいただきました.Remington RP12 と CB1114-12 (WAA12F114 通称 黄ワッズ互換)です.これにより5種類の比較を行いました.
画像
ショットカップの底を揃えて並べています.左から RP12, WAA12R, CB1114-12, WAA12, WAA12SL です.ここではそれぞれ RP12, 赤ワッズ,黄ワッズ,白ワッズ,ピンクワッズと呼ぶことにします. まずショットカップの深さを測ってみました.その結果 RP12 が 1.0",赤 0.76",黄 0.78",白 0.81",ピンク 0.69" 位となりました.白の方がちょっと深いくらいなんですね.でもスペック上は小さいことになっているので,壁厚があるのかも知れません. ところで現在の懸案事項は赤ワッズを WAA/HS に使うと,火薬がロングショットの場合遊びができてしまうことです.これにより燃焼状況が均一になっていない可能性を疑っています.だからといって白ワッズだとクッションが長いので丈が余るんじゃないかと思ったわけですね.ところが比べてみるとそうでもないようなのです.まずは赤のほうですが...
画像
そして白
画像
もちろん若干白の方が出ていますが,クリンプできないほどではないような.実は白ワッズのガスシール部分は赤ワッズと形状が違っていて,WAA/HS のテーパー部に食い込むような感じで入っていくのです.ですから straight wall でのマグナム弾造りに筋道が見つかるまでは,白ワッズを使うことで火薬の遊びを少しでも少なくする使い方をしておけばいいかな?と考えたりしています.ただテーパー部に食い込むことで,その部分の外径が大きくなって装填トラブルが起きても困るので,確認しておく必要はありますが..... ちなみにガスシールの形状は RP12 と赤ワッズがほとんど同じで,黄,白,ピンクが同じです.後者のラインナップで WAA/HS に Longshot を装填したときに圧縮がかかる薬量を今度測っておこうと思います.仮にその薬量が所定のレシピより少なければ,今後も WAA/HS でいける可能性があるというわけです.(ただし期待はしてない.苦笑)
posted by ともぞう at 19:19Comment(0)

次期ワッズの検討

現行の WAA/HS でのマグナムは安定性に欠く可能性があるので,次期レシピでは straight wall を採用しようと考えています.すると,ワッズも今の WAA12R 赤ワッズでは合わなくなるでしょう.現在うちに用意があるのは以下の通り.
画像
左から
  赤:WAA12R / 1-1/8 ~ 1-7/8 oz   白:WAA12 / 1 ~ 1-5/8 oz ピンク:WAA12SL / 1 ~1-1/8 oz
です.ショットカップの底を基準に並べています.なお上の三種類はいずれも Winchester 純正です.現在は売られていないので,これから買うとなると互換品を選ぶことになりますが,例えば Claybuster だと WAA12R (赤)互換が CB1138-12 で,WAA12 (白)互換が CB1118-12 となります.ピンクはたぶん使わないのでおいときましょう. 赤と白のショットカップを比較すると,カタログ上の容量は若干異なりますが,写真では大きさ的に赤と白はほぼ一緒のように見えます.そして白のクッションが長いです.ワッズのシールは WAA/HS のベースワッドのテーパー頂上でとまるので,straight wall の hull にした場合は,赤ワッズだと奥の方に落ち込んでしまうと思います.高さは現物で合わせないと確実なことはいえませんが,白ワッズだったらいけるかも知れません. しかし Claybuster の白ワッズの製品説明を見ると Remington や Winchester の tapered hull に適していると書いてあるのですよね.ちょっとどうなってるのか.....Winchester 純正ワッズが同じかはわかりませんが....

Bushing Chart を考える

散弾用のプレスでは,火薬量は使用する Bushing で決まります.Lee も MEC もそうですね.決めたレシピから何番のブッシュを使えばいいのか選ぶわけですが,その表は火薬メーカーとプレスメーカーが出しています.で,両者は同じだと思うかもしれませんが,実は違うのですよ.笑 例えば MEC の出している Bushing Chart では Longshot を使うとき,#26 というブッシュで 27.7gr とあります.ところが Hodgdon が出しているチャートでは #26 では 25.9gr しか入らないことになっているのです.よって Hodgdon のチャートを基準にすると,1,2サイズ大きなブッシュを使うことになるのです. これはきっと Hodgdon は火薬を余計に売りたいし,MEC は安全な方に振らしたいからだなんて勘ぐってしまうかもしれませんが,そういうわけではないみたいなのですよね. 例えば Lee の出しているチャートで Universal を 23.1 gr だったら #.155 というブッシュになりますが,Hodgdon でこのブッシュだと Universal は 24.7 gr 入ることになり,Hodgdon のチャートを基準にすると,2サイズは小さなブッシュを選ぶことでしょう. 結局,ブッシュは周辺1,2サイズは用意しておき,実際に投入される薬量をはかって選ぶべき,ということですね..
posted by ともぞう at 19:24Comment(0)

【勝手にFAQ】IMR 4227

知り合いから散弾とかスラグに IMR 4227 はどう?という質問を受けました.検索じゃないけどエントリします.
画像
私は 4227 を使ったことがないので,確かなことは言えませんが,burn rate から見れば410番あたりにはよさそうです.またライフルも弱装弾にはいいかも知れません.でも 12GA には遅すぎると思います.燃焼不良を起こして停弾する可能性があります.というのも昔 SR4759 でそういう経験があるのです.IMR 4227 はこれよりも遅いのでなおさらそのような危険性は高くなるだろうと思います. 聞かれたときはこのくらいしか答えられませんでしたが,後ほど Hodgdon Basic Reloading Manual を調べたところ,IMR 4227 を shotshell に使った場合の適用は 410 BORE のみでした.ピストルには重量弾から中程度,ライフルには軽装弾に適用があります.まあピストルは関係ないですけどね.笑 散弾用で日本で入手しやすい火薬だと,12GA スラグと散弾で 1-1/4oz までなら Universal,1-3/8oz 以上なら Longshot という使い分けが良さそうです.1-3/8oz というと 600gr を超えますが,スラグでそれほど重いのはないと思うので,一般的には Universal がよいでしょうね.私の周りでもスラグの人はみんな Universal です.といいつつ,私は主たるハンドロード目的である鴨マグナムが Longshot だから,スラグにもこれを使っていますが,少なくとも燃費はかなり悪いですね.

【勝手にFAQ】ファイバーワッズ

今回の検索ワードはこちら.
ファイバーワッズ ファイバーワッズ個人輸入
ファイバーワッズというのはこんな感じのものですね.
画像
ワッズの輸入に現在承認は必要ないですし,値段も大したことはないのですが,輸入するとなると送料が高くつきます.何か他のものを買うついでとかならともかく,そういう事情がない限りは,ボール紙とかを切って作ることも出来るので,私だったら輸入しようとはしないかも. ちなみに薄くていいならこんなパンチがあります.
画像
ただ何枚も重ねる必要がありそうです.もともとの材料が厚めならこんなのがいいと思います.
画像
こんな感じのパンチで打ち抜いて作れば,材料側で厚みをいろいろ調整できるしいいんじゃないでしょうか.うちにあるのは後者ですが,最近出番がないです.というのも,プラスチックワッズがメインだからです.やっぱりシール性能を考えると,ファイバーワッズは好ましくありません.それに最近はロールクリンプもしなくてよいレシピを採用しているので,overshot も使わないですしね.
posted by ともぞう at 19:45Comment(0)

WAA/HS の後継を考える

ここを読んでいただいている方には経緯はおわかりかと思いますが,WAA/HS はマグナム向きではないという感じです.ただ今猟期はもうレシピ変更はできないのであきらめるとして,次をどうするかを考えなければなりません. WAAに並んでレシピが多いのは Remington STS ですが,これも Compression なのでダメです.そもそも STS が入手できるかわかりませんし,あったところでクレーに使えるほどリーズナブルか分かりません. Primer Pocket の問題は根深いですが,一応修正ツールは持っていますし,これでどうにかするとすれば,日本製または欧州製が使えるようになります.日本のは Cheddite の primed hull を輸入して作られているような気がするので,これで考えてみましょう.基本的には以下の組み合わせです.
Hull: Cheddite Primer: Win209 Powder: Longshot Wad: WAA12R (genuine) Payload: 1-1/2oz lead bird shot
Cheddite の hull に Win の Primer という組み合わせの published load data がなくて,Cheddite 209 になってしまいますが,30.6 gr で 1315 fps という高速なレシピがありました. primer による違いは結構大きくて,これをこのまま Win 209 に適用できるかは不明です.おまけに傾向としては primer は Cheddite の方が Winchester よりマイルドなようなのです.しかし primer はもともとロットによる差も割とあるし,同じロットの中でも 1000-2000PSI くらい違ったりするらしいので,若干減薬して試してみてはどうかと思っています.まあ実際に作るとすれば,そのことよりも primer のユルユル問題の方が気にかかってはいるのですが.....
posted by ともぞう at 19:37Comment(0)

鬼っ子?Mini Grand

RCBS の散弾用プレスに Mini Grand というのがあります.
画像
オプションでテーパークリンプがかけられるのはいいと思うのですが,ステージへの出し入れに手を後ろまで回り込ませないといけないことや,パウダーを投入するステージがワッズ挿入,散弾投入ステージと別になっていて,いまいち便利さを感じません.なので,お勧めもしないし,RCBS にこだわる人でなければ買わないだろうなぁというのが素直な印象でした. そんな中,なんとなく通販サイトを見ていると....
画像
は??$20??それはいくらなんでもかわいそう過ぎるだろうよ~.まあそこまで安くても送料がかなりかかるから買わないけど,誰か欲しい人がいたら紹介しよう,と思ってそのページに飛ぶと....
画像
なんだよ,カバーかよ.苦笑 まあそんなわけないですよね~. ちなみに本体はもうこのお店では扱っていませんし,他のお店でも見たのですがやはり在庫がありません.で,本家の RCBS に行ってみたら,なんとラインナップから外れていました.終了のようです.案の定というか,売れなかったのでしょうねぇ.まあ普通だったら素直に MEC 買いますものねぇ. というわけで,RCBS Mini Grand を使っている人がもしいたら,オプションを買うなら早くしないと,なくなってしまいますよ~,というお話でした.

IMR Blue を考える

別に入手できたとかいうわけじゃないのですが,こちらでおきたまじんさんにコメントいただいた新パウダーで気になっているものがあるので,実際に使えそうかを考えてみることにしました.
画像
IMR Blue です.これと同じシリーズでは Green, Red などもでましたが,1-1/2oz まで対応しているのは,このなかでは Blue だけです. 12Ga, 2-3/4" WAA/HS, 1-1/2oz lead shot, Win. 209, WAA12R という条件で引いてみると....
IMR Blue 31.0gr 10400PSI, 1150fps Longshot 26.4gr 10100PSI, 1205fps Longshot 28.0gr 11500PSI, 1260fps
というデータが出てきます. Longshot の方が1割ほど少ない薬量で腔圧は抑えられているのに弾速は出ているという結果になりました.burn rate は Longshot のほうが遅いのですが,それだけでは測れないってことかな?試験銃のスペックがよくわからないのでなんともいえませんが....いずれにしても Longshot の燃焼性能はこの位のマグナムにおいては優れているようです. ただ Longshot にも問題はあって,とても dense なのです.これは同じ重さで嵩が小さい,要するに密度が大きいということです.反対なものは bulky といいます.straight wall の hull の場合は dense な火薬でも wad の座りが低くなるだけで,それに合わせたレシピがくめれば問題ないのですが,WAA/HS のような taper がかかっていたり,collar がはまっている(今のHSが該当) hull だと,wad の挿入できる下限が決まってくるので,薬量の嵩が足りないと空間が残ってしまう,要するに火薬が遊んでしまうわけです. ただし burn rate の遅い火薬ほど一般に dense なので,マグナムに適した火薬を選ぶと自然とそうなってしまうともいえます.散弾の火薬は一般に wad で圧縮された状態にするのがよいとされていますが,WAA/HS に Longshot を使う場合,こちらでも検証したようにだいたい 46gr 以上入れないと wad で圧縮がかけられません.(wad のシール形状によっても異なります) もうちょっと定量的に考えてみましょう.MEC の Bushing #27 から #43 までの平均をとると Longshot/Blue = 1.092 という重量比になります.すなわち Longshot のほうが同じ体積で1割ほど重いということです.先ほどのレシピを参考にして Longshot 28.0gr を Blue 31.0gr で代替するとしましょう.Blue 31.0gr は Longshot 28.4gr と同じ位の体積になります.前述のように Longshot 46gr 以上で wad で押さえつけられる体積なので,Blue だったら 42gr は必要です.結局 Blue でもこの組み合わせでの解決は難しいという結果になりました.
posted by ともぞう at 21:00Comment(0)

WAA/HS と Longshot

画像
WAA/HS って,ベースワッドがこんな風に上の方(赤い線)まで伸びています.昔の compression formed の WAA と類似した形状によってレシピが継承できるという謳い文句でした.ところがうちの標準鴨弾レシピでは火薬が遊んでしまうのです.撃った感じではそれほど問題は感じませんが,consistency が確保されているかどうかは分かりません.正直言って工場装弾(Remington Express Long Range)を使っていたときより外してる自覚はあるのですが,当たらない理由が多すぎて弾だけの所為にできないからです.笑 とはいっても結構解脱(笑)してきたようで,あまり獲れなくてもそれほど気にしないようになってきたというのもあり,ここ何年もうちの鴨マグナムレシピは WAA/HS + Longshot で来ました. ところが以前エントリしたように,compression formed はマグナムに適さないという記載を茶本で見て,心が揺らいでおります.で,IMR Blue などの話題も出て,違う火薬が使えたらいいかもと思った次第. とりあえず現状の WAA/HS に Longshot を使った場合,何 grains 以上にすればいいか見てみましょう.まずは base wad に接触してとまる位置を確認します.
画像
結構高いですよね.そして Longshot を base wad を越えて,挿入した wad の gas seal が接触する高さまで入れます.
画像
今回は下限を知りたいので,軽く触れるくらいにしました.で,そのときの薬量を測ります.
画像
結局遊ばせないためには 45.5gr は最低でも詰めないといけないと言うことです.圧をかけるならさらに入れないといけません.WAA/HS + Longshot の組み合わせを検索すると,1-1/2oz で WAA12R の 28.0gr が最大ですから全然遊んでしまいます.payload を軽くすると薬量が多く必要になりますが,それでも 1-1/8oz で Remington R12L を使ったときの 37.1gr が最大ですから,まだ足りません. 現時点での結論としては,WAA/HS + Longshot はあまり相性がよくない可能性があるので,鴨マグナムでは straight wall の hull で良さそうなものを探そうかなというところです.日本製の市販装弾はヨーロッパから primed hull を輸入しているようなので,悩みどころではありますね.次なる定番を見つけるのはいつになるかな?
posted by ともぞう at 20:25Comment(0)

鴨マグナム製造

も~い~くつ寝ると~解禁だ~♪ というわけで久しぶりに MEC で製造です.
画像
最初なんかチャージバーが渋いと思ったらグロメットがずれてました.赤ワッズが足りなくて倉庫に行ったりしましたが,なんとか1時間ほどで終了.
画像
止め用の7半も若干作っておきますが,分からなくなりそうなので,ヘッドにスタンプ.
画像
posted by ともぞう at 22:15Comment(0)

大粒鉄弾は危険

大粒散弾になると,銃腔内を進行中にずれて詰まり気味に引っかかってしまうケースがありえます.特にチョーク部分では起きる可能性が高く危険です.茶本ではこれを bridging と称し,12GA の場合は #T よりも大きな粒でこの現象が起きると書いてありました.#T とは聞き慣れませんが,直径 0.2" ということなので,BB よりちょっと大きいくらいの粒のようです.まあそんな大きな粒は私は鴨猟では使わないので,問題ないとは思いますが,鉄器時代ならぬ鉄弾時代がやってきたときにはハンドロードする際に注意を払わなければならない現象ではありそうです.
posted by ともぞう at 17:33Comment(0)

なぜ市販スラグはロールクリンプなのか

散弾リロードするにあたり,いろいろレシピなど研究するわけですが,そのときにスラグに使われるロールクリンプと,スラグ,散弾両方で使われるフォールドクリンプではレシピが当然異なります.比較するとフォールドクリンプの方が薬量が少ないです. クリンプ単体で見たとき,ロールクリンプの利点ってあまりないと思うのですよね.コラムの長さ(火薬からワッズ,弾頭などの全長)がフォールドには長すぎる,という場合でもない限りは,フォールドクリンプの方が優れていると思うのです.まあクリンプ時にプレスがいらないという利点はあるかもしれませんが. しかし売っているスラグってみんなロールクリンプですよね?最近買ってないからそうじゃないのもあるのかもしれませんが,なんでかな?と思ったのですが,もしかしたら,フォールドクリンプにすると弾頭が見えないから,うっかりクレー射撃とかで使っちゃう粗忽者がいるかもしれなくて,そういう可能性を排除するためにあえて不利なロールクリンプを使ってるんじゃないかっていう疑惑が.笑 メーカーに聞いてみれば,氷解するでしょうから,今度機会があったら聞いてみます. ちなみにロールクリンプは縁だけで留まる必要があるのに対し,フォールドクリンプなら弾頭形状も自由度が広がるので,市販でも透明な薬莢を使えばいいんじゃないかと思ったりしています.でも粗忽者だとそれでもわからないか.苦笑

スラグにおけるクリンプによる薬量差

この間,fold crimp の方が roll crimp より弾速が出るという件をエントリしましたが,実際レシピにどのくらい差があるのかを調べてみました. スラグ本でもすべてのパターンで両クリンプが載っているわけではありませんし,薬種によっても違いはあるのですが,だいたい 2 ~ 3 gr くらい fold crimp の方が薬量が少なくなる傾向にあるようです. 余談ですが,Longshot って散弾用のなかではとびきり燃費が悪いですねぇ.hull/primer に Fiocchi を使って,Dangerous Game Slug の roll crimp だと 40 gr なんてレシピになってます.hull が 3" になると 50 gr,3-1/2" では 60 gr なんてレシピまであります.ライフルでもマグナムの分類に入るほどの薬量ですよね. しかしこのスラグ本,日本で入手できる部材で使えるレシピがほぼ皆無なので,多くのケースを見て,だいたいこういう組み合わせだとこのくらいなんだという認識を育てる役目しかありません.本当は published load を使うのがユーザーとしては正しい姿勢なのですが,日本だとなかなか難しいようです.
posted by ともぞう at 22:42Comment(0)