【勝手にFAQ】非鉛鋳造弾

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鉛以外の弾頭の自作鋳造は出来る
鋳造弾の材料で最適なのは鉛なのは歴史も証明するところです.しかし,北海道などで鉛弾の使用が禁じられているところでどうするか?という話ですよね??ライフルだったら銅弾の選択肢もそこそこあるので,ご質問はスラグだとして考えてみます. まず融点の観点から自家鋳造できる鉛以外の金属で考えられる候補の一つはスズかと思います.ただし比重が7くらいしかありません.銅が9,鉛が11なのに対してだいぶ軽いです.猟に使う場合は弾頭の持つ運動エネルギーが大きい方が有利ですが,同じ大きさの弾頭だと鉛に比べてスズは6割程度のエネルギーしかないことになります. あともう一つの候補はビスマスです.これは比重は銅よりやや重く,融点も低いので良さそうです.ただし凝固するときに体積が膨張する性質があるので,鋳造時の型ばなれに不安があります.この点についてはやったことがないので推測ですけど.価格は鉛の5倍くらいですから,スラグを作ると一個150円くらいかかりそうですね. それに狩猟で使う場合は終末弾道も大切です.たとえばビスマスは硬い金属ではありませんが,展延性が乏しく,脆い性質があります.紙が相手なら問題ないかもしれませんが,射撃場なら鉛でいいわけで.狩猟用にそのまま使うのは難しそうですね.スズはこの点では使えそうな気がします.あとは何らかの合金にするというのが解かも知れませんね.最適点を探すのが大変ですけども. さて鋳造するなら融点が最初の関門ですが,これら以外の金属でまともに使えそうなものは見つかりませんでした.私だったら無理に鋳造弾を狩猟に使わずに,どうにか探して銅弾にするかなぁ,という身もふたもない結論となってしまいました.苦笑

【勝手にFAQ】308Win ハンドロードコスト

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308 リロード コスト
308Win のリロード生活にかかる単価のお話ということですね.以前こちらでハイエンド(笑)なリロードコストを計算し,おおむね144円から171円ということになりました. コンポーネントの中でもっとも高いのは弾頭だったわけですが,これを自家鋳造するとコストはかなり下がります.鉛の地金をどうやって入手するかで変わりますが,キロあたり数百円から千円強くらいの間だと思います.底値はたとえばロンドン金属取引所の価格(2300ドル/トン@2017年)からだいたい260円ですので,普通はこれより安いことはありません. もちろんリサイクルものを使う方法はあります.メジャーなのは自動車のバランスウェイトでしょうか.あとは鉛活字も堅い鉛合金なので適しています.純鉛だと歯科などでレントゲンフィルムに使われている鉛シートもいいみたいですが,コネがないと難しいですね.それにリサイクル経路がすでにあるでしょうし.ところで鉛といえばカーバッテリーを思い浮かべる人もいると思いますが,あれは使用してはいけません.ヒ素が入っているからです.電極の強度を保持するために有効な成分で,標準的にはだいたい0.5%くらい含まれているようです. さて計算に戻りますが,ここでは仮にキロ単価 700 円としましょう.これで 125gr の弾頭を作るとすると単価は6円弱になります.鉛弾頭にはガスチェックというシールを弾尾につけた方がよいのですが,これのコストも数十銭はかかるかなと.すると,6円から7円くらいになろうかと思います. 薬莢は工場装弾を撃ってる人からもらってくればタダです.ただ捨ててあるところから拾ってくるならよく選別しなければ危ないです.なかには何回もリロードしてだめになったから捨てたなんてケースもありますから. 雷管ですが,こればかりは普通に買うしかありません.最近のうちでの実績で19円とします. 最後は火薬についてです.鋳造弾の場合腔圧があげられないので,速燃性火薬を少しだけ使うのがベストです.Trail Boss が便利ですが,H4895 も6割レシピの減量が公式に認められている火薬なのでよいでしょう.実際にうちでもジャケット弾には使っています.ただ私の場合はここにマグナム散弾用の Longshot を使ってます.すると単価が20円くらいになります.問題は白煙が多めだということですね. 以上から,コストを計算すると,弾頭+火薬+雷管=6+19+20=45円.ざっとハイエンドコースの1/3~1/4くらいということになりましょうか.あ,お約束ですが自家鋳造のお道具に関わる減価償却費は入ってません.笑

Pro Melt-2 を考えたがやめた話

現在は弾頭鋳造に Lee Production Pot IV を使っています.
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110V 版です.定格は 500W ですが,日本は 100V なので単純計算で 400W くらいしか出ていないかも知れません.でもツルツルいっぱい(笑)とまでは行かなくても結構めいっぱいいれてちゃんと使えます. ですが,RCBS からの新しいのがちょっと欲しくなり,次期買い物リストに入ってました.
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しかし吟味をすすめるため取説を見るとネジ類が metric なので,OEM っぽい感じですね.どこが作ってるのかな??中国あたりな予感も.... 25LB も入りますが,100V で動かしてどのくらいの使い勝手なのかは気になりますね.ただ PID のコントローラーを先日作ったので別にここまでのを買う必要は無いということに今更気づいたりしました.笑 今の状態よりアップグレードするとすれば Lee Pro 4 にするのが妥当かも知れませんが,鉛を入れた状態で止めると,今の Pot IV でもずっしり重いので,Pro 4 だと持ち上がらなくなるかも?笑 ところで同じような製品で Melter というのもあります.違いは鉛の注ぎだし口が底についていない,ただの鍋のようなものです.
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これは安いですが,鍋でやるのと同じ事ですね.普通のモールドを使って鋳造するならやめたほうがいいと思います.昔風に柄杓で注げばいいと考えるかも知れませんが,それに注ぐときの温度は下がりますし,湯口からあふれる量が多くなるかなと思います.そして何よりヒューム対策を考えると,上側へのアクセスをしやすくしないほうがいいかもしれません.あとは溶けた鉛の表面はいくらフラックスでキレイにしても若干は不純物が浮いてきますので,それがモールドにかかって汚れそうです.まあ ladle を使って鋳造したことはないので想像ですが. ちなみに鍋でやるのと同じことと書きましたが,同じなのは上から取り出すということだけで,実際にやる場合には鍋の方が危なそうです.多分ベランダとか外にカセットコンロやキャンプ用のストーブを置いてやるでしょうが,鉛を入れた鍋は非常に重いです.バランスを崩して鉛がこぼれると危ないですし,そこが濡れていたりしたら水蒸気爆発で溶けた鉛の粒が飛んできたりします.大惨事につながることはやめましょう.

「うなぎ」と呼ぼう

Lee の廉価版プレスはライフルとかは難しいという話について以前ヒロシさんからコメントいただきました.しかし bullet sizer としてはよいというお話でした.こんな風に使うわけです.
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ラムのてっぺんに乗せて,sizing die を通すわけですね.で,上からモリっと出てくるわけです.ところてんみたいに. lube はあとで tumble lube するという感じですね.うちでは専用の lube sizer を使っていて,tumble lube ではなくて圧入になります.こういうの.
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これの利点は lube と sizing がいっぺんにできることと,硬軟いろんな lube が選べることですね.ただ器具内部に lube が残るので切り替えるのは得意ではありません.その場合は素直に pan lube にした方がいいかも. さて話を最初に戻して Lee のだと下からモリっとが気に入らないか,弾頭がダイに入るまで落ちないように気を遣うか,まあそんな多少気にかかることもなくはないです.それを解決したのが upside down 作戦.
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なるほど,そう来るか!と感心しました.笑 sizer としか使わないなら確かにありだなぁと思いました. ちなみに Lee を upside down すると eel じゃないですか.で,頭の話というオチ.笑

RCBS の新製品から2点

shot show のレポートで取り上げられていた RCBS の新製品の中から二つ選んでみました.まず最初は,はい,どん.
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Brass Boss Case Prep Center
従来品との比較から入った方がいいですね.従来はこちらの製品です.
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Trim Mate Case Prep Center
前のは回転ステーションが5つです.で,スピードは固定なのに対し,新製品は6つのステーションがあり,さらにスピードコントロール付きです.また6つのうちの2つは高速(最大 550rpm)で回転し,残り4つは低速(最大 350rpm)で回転します.そして以下に示す6つのツールが同梱されています. inside VLD chamfering tool outside deburring tool primer pocket cleaner (small/large) military crimp remover(small/large) primer pocket uniformer (small/large) case neck brushes (4 diameters) 日本だとミリタリークリンプはあまりないし,VLD もどうなのかなぁ.プライマなども small と large の両方が必要となる人はそれほど多くないと思います.また消耗品の入手も手間なのでできるだけカーバイドを選びたいところですから,最初からこれだけそろっているという点はあまり御利益がないかもしれません. そして何よりもツールヘッドの高さが高いというのがどうかなぁと.これは人によって賛否は分かれると思いますが,私は低い方が作業しやすいので,あえてセールになっている旧製品が買いかなぁという気もしなくはないです.なお midway 調べの現在の価格は旧製品が $106,新製品はまだ発売されていませんが $157 となっています.あるいはトリマーも電動にしちゃってこんなのとか?
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Universal Case Prep Center
ただし価格は $357 となっています. さてもう一つ注目した新製品はこちら.
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Pro Melt 2
PID制御になったようです.実売は $270 といったところ.同様の他社製品としては Lyman Mag 25 などがあります.
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Lyman の方が幅がありますが,モールドをガイドするレールがあるのが RCBS と違うところでしょうか.RCBS も置くことはできるけど,車輪のような部品でガイドするようになっているようです.これは正直どっちがいいのかわかりません.後発の RCBS の方が考えられているのではないかという気もしますし,Lyman のレビューでガイドが酷評されているのも見るので.... ちなみにRCBS のは写真でいうと左側からモールドを差し込みます.要するに奥行きがある方向において使うことを念頭に置いているのです.Lyman のとは置き方が違うということですね.奥行きはあるけど幅はとりたくないという場合は RCBS のほうが良さそうです.あとは本体の保持に関して RCBS は丸棒2本で支えているように見えます.Lyman のほうがもしかしたら丈夫かもしれません. 今は Lee を使っていますが,今のところ大きな不満はないし,壊れたときの次の候補として考えていただけですが,まあその頃には RCBS の評価を見ることができると思うので,そのときに最終決定したいと思います.

Lead Hardness Tester 代替品が届く

目盛りがにじんでるというクレームを入れたところ,代替品を送ってくれることになり,それが着荷しました.カスタマーセンターに申し入れをしてから1週間で発送され,輸送で1週間,合計2週間といったところです.
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期せずして,Redding, Lee, RCBS と各社のカスタマーセンターを利用することになってしまいましたが,対応の早さは Lee が一番,Redding がその次,RCBS がこの中では最後でした.ただ結局各社対応はしてもらえましたので問題はありません. さて早速開けて,前に買ったものと並べてみましょう.
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うーん,一緒ですね.笑 でも目盛りが買ったのはこうだったのです.
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バーニア式なので,目盛りが命なのにこれではなぁと.で,送ってきたのはこんな感じです.
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細くはなったけど均一ではないのですね.まあこのくらいが限界なのかなぁ. ちなみに個体差が気になりますよね.で,これらを使って見てみましょう.
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同一バッチの弾頭2個です.純鉛ではないのですが,鉛の比率が多かったために硬度不足が予想されたため,sizing & lube 行程に進まなかったものだったはず.これをセット.
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では不良品の方から.
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見にくいですが,SAECO scale で4くらいでしょうか.BHN に換算すると 7 程度となります. では代替品を.
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これも4くらいみたいです.やはりこのような製品ですから,なんらかの校正作業が行われているようですね.簡単にあかない構造になっています. ちなみに indenter point に刺さったところはこんな感じになります.
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使用できそうですね.これが平らな面を側面に削り出す必要がある Lee のテスターとの違いになりますが,その代わりこちらのテスタだとセットできる大きさにかなりの制限があります.結局両方ほしくなったりして?笑

SAECO Lead Hardness Tester を使ってみる

あまり情報がないようですし,人柱をかねてゲット.笑
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弾頭を横から入れて使いますが,あまり大きいと入りません.ざっと,1.18" までですね.
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右のねじ(main screw)で,弾頭を左の針(indenter point)に押し込んでいく感じで測ります.このとき弾の先頭(meplat)に針が刺さることが絶対的な条件ではなく,例えば側面でもいいので,実際のところはいろんな大きさのものが測れると思います.ただし針に刺さる部分は鋳造時にモールドに接していた部分である必要があって,たとえば弾底のように湯口を切った跡などは不適当です(実際より柔らかく判定される). ねじの方の弾頭保持部分はこんな感じです.
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いくつかの口径の弾が乗せやすいようになっていますね.弾を横から入れて...
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meplat の真ん中に針が刺さるようにします.
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ねじ込んでいって,下のバーニアの中心線が,ボディーのマークとあったところで止めます.
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上のバーニアと一致する線を読みます.この場合は3くらいですね.ちょっとこの個体は肝心な目盛りがにじんだような感じになっているので見にくいですが(不良品か?微妙だなぁ) Saeco Scale の3は BHN だと6くらいになります.この弾頭はテストで作ってよけておいたもので,確か鉛に少しホワイトメタルを混ぜた程度だったように記憶しているのですが,正確には記憶してないし,記録もありません.純鉛の BHN は3~5程度なので,それよりほんの少し硬いくらいということになるでしょう.まあ妥当な結果といえそうです. ちなみにこの弾頭を鉛筆法で調べてみましょう.
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といっても 2B からしかないので,BHN11以上でないと見れません.でも 2B でスクラッチできるはずですよね.ところがだめだったのです.いけたのは F から.
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2B どころか B もだめでした.
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F の BHN は 16-18 で,BHN 13 の B ではだめでしたから,少なくとも14とかよりは堅いことになります.これに近い例は鉛と LINOTYPE を1:1で混合した合金ですが,この弾頭はそこまで堅いはずはないので,やはり私の鉛筆法は作業自体に均一性が確保できず,あまり信頼できない感じです.JIS にも規定されている方法ですが,こつがいるので,私のような不器用な者には難しいのでありました.そういう意味で言うと,SAECO のを買って正解だったのでしょう. というわけで今回導入したテスタで,鋳造のやり方の妥当性などを検討していきたいです.たとえばクエンチングとか時効硬化とか調べてみたいと思います. ちなみに Lee のは弾頭側面で測ります.側面を平面にヤスってしまうので,その弾頭は使用できなくなりますし,内部の硬度を測ることになるので,それが妥当なのか,なんとも微妙なところではあります(それほど大きくは違わないでしょうけども).機会があれば Lee のとも比較してみたいですが,あれも安いわけじゃないので期待しないでおいてください.笑

BHN から分かる?

鉛合金で鋳造したライフル弾頭を使用する際のレシピを考えるときには,その弾頭の硬度が参考データになります.Lee本に Hardness Tester の結果から最大腔圧を読む表がありましたので,それをグラフにしてみました.
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赤い点が本に載っていたデータで,そこから簡単な近似式をえいやっと決めたのが青線です.多少ずれていますが,式が簡単になるので....で,その式は以下の通りです. ただしPmax は最大腔圧 [PSI] で,B はブリネル硬度です. なお代表的な材質の硬度(BHN)は下表のようなものがありますので,上の式から最大腔圧も求めると....
材質BHN最大腔圧[PSI]
57,000
リノタイプ2228,600
Lyman #21519,800
10:1(鉛91%,錫9%)11.515,300
となるでしょうか. ここで Lyman 本を見てみます.例えば Lyman #311332 mould (180gr)で 30-06 に組んだ場合,Lyman #2 合金を使用したレシピで SR-4759 32gr 2318fps で 57,500PSI なんてあるんですよ.上の表ではこの合金だと 19,800PSI までだとあるのに大幅に上回っています.大丈夫なんでしょうかね.ただ Lyman 本でも most accurate load は 2400 を 21 grを使用した 1809fps, 24,500PSI にはなっていますので,低い方がよいことにはなっていますね.普通の jacketed bullet とは違う傾向が出ているのは確かなようです. というわけで,上の腔圧-BHN特性は実際のところあてにはならないようだけども,精度の高いのはそれほど腔圧が高くはないので,そこそこにしておこう....というなんともいいようのない結果になったのでした.苦笑
posted by ともぞう at 22:50Comment(0)

SAECO vs BHN

ライフルの鉛鋳造弾頭の硬度は弾速を決める大事な特性です.硬いほど弾速が出せますので,スラグと違って純鉛はあまり使いません.しかし鋳造時に使用する金属材料はきちんと管理しておかないと,いろんな合金が混ざってしまい組成が分からなくなります.すると硬度も鋳造してから測らないと分からないということになるわけです. そこで合金の硬度を測るのに鉛筆法を使っていますが,いまいちちゃんとできてるかわからないので,こんなテスターを導入しようとしています.
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これで表示される値は SAECO scale といって,鉛合金の硬度を表すのに標準的に使われているブリネル硬度(BHN)と下の図のように対応します.
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でもチャートから読み取るのって面倒くさいですよね.変換式があればよさそうです.で,回帰分析してみました.
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Excel の簡易的な分析だと4次式になってしまいました.とりあえずこの式があってるか確認してみましょう.SAECO scale = 0 の時の解をグラフで見ますと...
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BHN は 4 くらいと,少なくともこの点ではあっています.しかしこの図は BHN 側が独立変数となっています.テスターを使用するときに読むのは SAECO scale なのですから,軸が逆のほうが見やすいです.しかし4次方程式の時点で面倒くさいのに,その逆関数を求めるのはさらに面倒くさいですよね. で,結論.SAECO scale もどうせ 0.5 単位くらいでしか読めないので,対応表を作っておくか,最初のやり方の通りグラフから見るのが早い,ということです.苦笑
posted by ともぞう at 21:29Comment(0)

高きに流れてみる?

鋳造弾頭をライフルに使う場合は,その硬度が出せる弾速に関わってくるので,鋳造後に硬度を測定する必要があります.もちろん純鉛だったり,合金でもその構成比が分かっていれば測定しなくても硬度は分かりますが,うちの場合はいろんな出自があるので分からない場合もあり,現在は鉛筆法で測っています.しかし,鉛筆の削り方や当て方にコツがあって,主に曲面で構成される小さな弾頭は難しいです. そこでこんなテスタを導入しようと思っています.
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SAECO の Lead Hardness Tester です. 結構お値段もはりますし,用途がほんとそれだけなので,どうしたものかと思うのですが. ちなみにもうちょっと安く済ませるには Lee のこんなのもあります.
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プレスに付けて,弾頭にとがった部分を押しつけ,そのへこみをルーペで見る方法です.その大きさが大きいほど柔らかいので,何ミリだったら BHN がいくつ,みたいな変換ができるわけです.ちなみにお値段は SAECO の概ね半額となります. 安きに流れる(笑)なら断然 Steadtler Mars Lumograph の一択なんですけど,扱いが難しく絶対値に自信が持てない面もあります.
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まあ弾速を控えめにすればいいのですけど,もう少し上の可能性を開拓したいなと.そのためには定量評価できる指標がほしいと思った次第です.
posted by ともぞう at 20:21Comment(0)

平滑銃身には Lee より Lyman かも?

世の中の種々の弾頭の先が尖っているのは空気抵抗を減らして遠くまで飛ばそうという意図があるからですが,そうなると弾頭の重心が後方に下がります.そしてこれが空力的な中心よりも後ろになると静安定性が欠けてしまいます.静安定性が欠けても飛翔安定性を維持する方法としてスピンを与え,ジャイロ効果を得ることが一般的です.それがライフルというわけです. しかしスラグの場合ハーフライフルでもなければスピンはほとんどかかりません.フォスター弾頭のモールドで市販されているものはいくつかあると思いますが,日本で入手が容易なのは Lyman か Lee です.フォスター弾頭は後ろが中抜きされていて,弾頭の重心が前の方になるようになっていますが,Lee のものは Drive Key といってリブが中に入っています.もともとライフルバレル(日本ではハーフライフル)の散弾銃身でワッズが回転する際に,弾頭がそれに食い込んで,回転に弾頭もついていくための仕組みですから,もともとが平滑銃身用ではありません.それに前述のような理由で,リブの分,重心が後ろに下がるので安定性の意味では不利になりますから,平滑銃にも使えるかも知れないという推測だけでこれにすると,安定性は Lyman より悪くなる可能性があると考えられます. ただ Lyman でも横転した弾痕を見ているので,一周まわって(笑)丸弾のほうがいいかも?と思った次第です.(Lee drive key のモールドは持ってないので比較していません)
posted by ともぞう at 00:15Comment(0)

Verdigris says...

Magnetospeed の箱を開けたらこんなになってました.
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だいぶ拭き取ってから撮ったのでわかりにくいかも知れませんが,緑青(ろくしょう)です.要するに酸化銅. センサーが火薬カスで真っ黒になるのは分かってましたが,いつもはすぐに拭き取ってしまうので,放っておくと緑青もでるというのは初めて見ました. これの意味するところは,発砲時にマズルから吹き出るのは火薬のガスだけでなくて,それなりの量の銅ジャケットから出る銅の粉末も入っていると言うことです.それが Magnetospeed に付着しているというわけ.銅だけならそれほどではないでしょうけど,例えば鋳造弾などを使用していて,その鉛が例えばバッテリー由来だったらヒ素も入っていますから,ヒュームに気をつけないといけないのは鋳造時だけではないということを示唆しています.注意しましょう.
posted by ともぞう at 19:26Comment(0)

X SHARPENER

カール事務器から発売された X SHARPENER ですが,どうしようと思っている間になんと本日をもって受注終了になってしまいました.それはこんな鉛筆削りです.外見はちょっと格好いい穴が二つある鉛筆削りなのですが,右側でプレカット.
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で,左でファイナルカット.
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すると,こんな感じに.
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そう,芯を削らない鉛筆削りなのです. これを何に使うつもりでいたかと言いますと,鉛合金による鋳造弾頭のブリネル硬度判定です.スラグは純鉛のほうが型ばなれもよいですし,原理的に合金にしてまで硬度をあげる必要もないですが,ライフルの場合はその弾頭硬度が,使用できる最大腔圧と相関がありますので,出せる最高弾速を制限することになります.そのため錫などを加えて硬度を上げた鉛合金を使用して鋳造するのが一般的です. ところで JIS の塗膜硬度を測る方式として,鉛筆の芯を円筒形に削り,これでひっかくというのがあります.これは鉛合金の表面硬度を測るのに応用できまして,具体的には HB で傷が付くが,F ではつかないとなれば BHN は14~15程度であると判断できます.JIS では三菱の UNI が推奨されていますが,国やメーカーによって同じ濃さでも硬度が異なるため,この用途で使った場合の対応が分かっているのがステッドラーの Mars Lumograph で,castboolits 界(笑)ではこれが標準です.私もわざわざ地元の画材屋で買いましたよ.なおこの鉛筆の芯の削り方は普通の鉛筆削りではできないので,ナイフで削っているのですが,結構面倒なんですよね.ですからこのような鉛筆削りを待っていたのです. しかしながらこの X SHARPENER は太芯丸軸の色鉛筆にしか使えないですし,そもそも価格が2万円と超弩級.それなら高級品(?)な SAECO の Lead Hardness Tester も買えてしまいますからねぇ.結局考えただけで終わってたのは正解だったのかも知れません.苦笑
posted by ともぞう at 21:50Comment(0)

PID

弾頭鋳造には現在は Lee の Production Pot を使っています.
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一応サーモスタットは付いていますが,米国などでは PID 制御するのが主流みたいですね.鉛合金は組成によって融点が違いますし,高すぎるとヒュームも気になるので導入を考えていました. 自作のつもりでしたが,できあいを買った方がかえって安い可能性もあります.
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ただ,熱電対も SSR もすでに持ってるので,自作の方向ではおりますが,買っても結構安いので気にはなります.笑
posted by ともぞう at 07:27Comment(0)

【勝手にFAQ】Brenneke のモールド?

今回の検索ワードはこちら.
ブリネッキ+モールド
平滑銃身だったら,やっぱりブリネッキはよいですよね.でも残念ながらモールドは売ってないと思います.自分でブランクから作るのは(売らなければ)問題ないとは思いますが..... 普通に入手可能なモールドでメジャーなのは Lee と Lyman の Foster 型,それと Lyman の sabot slug ですね.Foster では私の場合横転が気になるので,逆に丸弾を使って実験しましたが,現時点での精度は Foster とあまり変わりません. 結局平滑で精度を求めるなら Brenneke に行くのが正解なのだろうなぁと思っていますが,これを数撃つとなるとコストもかさみます.で,モールドで作れないか?ということなんでしょうね. 世の中そういう需要は多いようで,Thug Slug という似た構造の弾頭が売られています.
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20ga や 410 もありますね.日本で買うと一個130円くらいのようですが,火薬や雷管も合わせると200円くらいになってしまうと思うので,うまくいかないリスクを考えると,ブリネッキの工場装弾(1発300円くらい)を買った方がいいという結果になる気もします.苦笑
posted by ともぞう at 07:48Comment(0)

非鉛弾頭の自家鋳造を考える

鉛合金のライフル弾頭は自家鋳造したりもしてますが,これには錫なども入ったホワイトメタルを主に使っています.純鉛でない理由は硬度を上げるためです.その弾頭が出せる弾速は,弾頭硬度が高いほど速いのです. ところで北海道の狩猟ではご存じの通り弾頭に鉛が使えませんから,私は Barnes あたりの銅弾頭を買っています.もしうちで銅弾を作るとすると旋盤で削り出す方法しかありません.それは大変なので自作するなら銅をあきらめて錫ベースの非鉛弾頭を鋳造すればよさそうです. ホワイトメタルには JIS によると種類が11ありますが,第1,2,5種には鉛が含まれていません.価格は1,2種は大ロットでもキロあたり 3000円くらいします.小ロット,例えば1キロで買うと4000円弱でしょうか.5種は私の行っているお店では売ってないので考えません. 物性に関しては1,2種で比較すると融点が若干2種の方が高いもののほとんど差はありません.しかしいずれも鋳造するには400度以上にする必要があります.ちなみに鉛を含んでいる7-10種だと330度くらいでOKです.私も使っていますし,国内でも愛用者の多い Lee の prodction pot IV は480度くらいまでは上げられるので大丈夫と言えば大丈夫ですが,少々ぎりぎり感が漂います.硬度に関しては鉛の入ったホワイトメタルとそれほど変わりません. さて仮にホワイトメタル1種を 1kg 3800円で買ったとします.歩留まりを 100% とすれば 200gr 弾頭を 77 個作ることが出来ます.すると単価は50円になりますね.実際は歩留まりもあるし,ガスチェックやルーブもコストがかからないわけではないですから,価格はもう少し上がるでしょう. そう考えると銅弾は一個百円近くしますが,それほど高いとは言えないですね.うん,やっぱり数使うわけじゃないから,非鉛のライフル弾頭は素直に買うことにするか.笑
posted by ともぞう at 06:06Comment(0)

買えれば買いたいガスチェック

鋳造弾頭に使用するガスチェックですが,販売店が輸出してくれないので,仕方なく自作しています.銅板を買ってきて,短冊に切って,パンチで打ち抜いて,カップ型に成型するわけです.中でも大変なのはパンチで打ち抜くところで,結構力もいるし音も大きいので,できればガスチェックになった状態のものを買いたいところです. もし買えたとしたら残る自作モチベーションは,ガスチェックが結構高いことでしょうか.Hornady の 30cal をみると $34 (1000pcs) くらいです.自分で作ると材料代は約500円(1000pcs)ですからね.まあそれでも作るのに必要な時間を考えるとペイしませんけどね.それに自作ではパンチの切断面はあまり綺麗になりません.この辺はやはり市販品の方がよくできています.もうちょっと安くて,輸出してくれるなら作るモチベーションは完全ゼロ.買った方が断然よいのです. ぼーっとサーフしておりましたら,こんなお店がありました.Sage's Outdoors です.ここでは例えば 30cal だとアルミと胴のガスチェックを扱っています.
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千個一袋でアルミが $22,銅でも $24 です.アメリカに行った時にでも買ってこようかなぁ.3袋までは個人消費用として持って帰れたと思うので....3000発分もあれば何年かもつかなと.
posted by ともぞう at 07:37Comment(0)

【勝手にFAQ】ガスチェックの付け方

今回の検索ワードはこちら.
キャストブレッツのガスチェックはどの様に付ける
ガスチェックは鋳造弾頭をサイジングするときに一緒に圧入するパターンが一般的だと思います.うちではこちらのエントリで述べたように Lyman のルーブサイザーを使っていますが,タンブルルーブやパンルーブをするなら Lee のサイザーの方が桁一つ安く,かつ手軽にできます.トップパンチもいらないですし.
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見て分かるとおりリローディングプレスに取り付けて使うため,プレスを持っていない場合は使えません.でも,ライフルのリローディングをしようという人なら当然持ってますよね?ダイのサイズは標準的なものなので,プレスは各社使えます.

【勝手にFAQ】鋳造弾頭の作り方

今回の検索ワードはこちら.
鉛弾頭の制作 (原文ママ)
結構書いているつもりだったのに,ちゃんとしたエントリに飛べていないようでした.すみません.右のブログテーマから「Bullet Casting」を選んでもらうと,関連エントリが出てきます.大まかにはこちらのエントリに書いておりますので,よかったらご覧ください.ライフルもスラグも鋳造までは同じです.スラグは鋳造したものをそのまま使いますが,ライフルは鋳造してからサイジングとルーブするところが違います.
posted by ともぞう at 21:54Comment(0)

.690” round ball で 12GA スラグ弾を作る

ライフルがあってもスラグはスラグで用途があって,なかなか足が洗えません.以前スラグを試射したときフォスター型で横転することがあったので,いっそ球にした方がいいんじゃない?と思い,鋳造だけしてあったのがこちらのお話.この鉛球がワッズにどうやっても載らないと思いこんでいましたが,試しにピンクワッズ(WAA12SL)を当ててみると,どうやらいけそうなので試作してみることにしました.もしこれがうまくいくと,フォスター型のようなひどい leading に悩まされることがなくなるのです.よって,これで精度が出れば,スラグレシピはこれ一本に絞ることができるでしょう.とまあ,捕らぬ狸の話はおいて,ともかく試作してみます. 完成したレシピではないのですが,試作してみたのは以下の条件です.
hull: WAA-HS primer: Win 209 powder: Longshot 29.8 gr. (bushing #.148) wad: WAA12SL slug: Lee RB .690” (493 gr.)
製作工程は以下の通り.まず薬莢を用意.現行のトラップ用 WAA-HS です.
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プレスは今回 Load-All II を使用するため,サイジングスリーブをはめます.線が上.
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一番左のサイジング&ディプライミングにセット.
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ぐっとプレス.
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スリーブががっちり入り込み,サイジングされます.
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プライマも抜けました.
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使用するプライマは Winchester の W209 です.標準的なものですね.
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プライミングステージにセットします.
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あ,この部分はどうなっているかというと,こんな感じに組み合わされています.
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これをこの組み合わせのまま所定の場所にセット
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この真ん中にプライマを落とし込みます.当然ですが上下に注意.
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こんな感じにプライマが見えます.
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スリーブがついた状態の薬莢を,上のチューブに被せていきます.
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こんな感じですね.これによってセンタあわせができるわけです.
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ぐいっと
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スリーブが上にずれて,プライマが所定の位置にセットされます.
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スリーブが抜けましたね.
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もちろんプライマもPOOK
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次は真ん中のステージにセット
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こんな風にはまります
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ぐいっとプレスを下げます
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ブッシュは Longshot で 30 gr. くらいになるように # .148 がついています.つまみが右になっているのを
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一度左に寄せ
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で,もう一度右に
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これでパウダーが落ちます.中身を確認してみましょうか.
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入ってましたね.戻しまして,次にワッズです.
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ここにワッズを置いて
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プレスを下げるとワッズが入ります.
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外して中をのぞくとワッズがセットされていることが分かりますね.
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で,鉛玉をセット
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ぐいっと押し込みます
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のぞいてみるとちゃんとワッズに載ってますね.
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この薬莢のオリジナルなスタークリンプは8枚折りなので,クリンプスターターのステージは手前を使います.そして,折り目が付いているところを手前にします.
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で,ぐいっとすると,このようにクリンプが開始されます.
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その後,一番右のファイナルクリンプステージに置きます.
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プレスすると,こんな感じに出来ます.
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クリンプが浅い場合はもう一度やってみますが,まあいいかな.
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こんな感じでなんとか完成です.
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撃ったらまたレポートしますね.
#追記#動画を作りました.こちらです.

サイザーによる集弾差

自家鋳造したライフル弾はサイザーに通すわけですが,.308" 弾頭の場合はサイザーダイの標準のサイズが 0.309" となっています.しかしこれは銃により最適なサイズが異なり,場合によると 0.308" の方がいいこともあるので,一応ダイは 0.308" も持っています. 以前新規に鋳造した .30cal 200gr の弾頭(Lyman #311284)に関して,2種のサイジング以外の条件を同じにして試射してみた結果は以下の通りです.なお試射数はそれぞれ5発です. まず標準的なサイズである 0.309" から.
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ジャケット弾を撃ち慣れた人からすれば,なにこれ?でしょうけど,鋳造弾としては(私の腕では)標準的な結果です.もちろん鋳造時の温度管理もきちんとして品質を高めた弾頭を使用して,また上手な人なら当然ながらもっとまとまります. で,同じく今度は 0.308" の場合を見てみましょう.
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弾痕が3つしかありませんね.カード(的紙はハガキ)から外れたところに着弾したためです.グルーピングは 0.309" の方がよいことが分かりました. サイジングダイのサイズは銃により最適値が異なり,本来は型取りして実際の寸法を測り,+0.001" するという方法が一般的なようです.しかし現在の銃は工作精度が高いので多くのケースでは 308 の場合,サイザーは 0.309" が最適とみてよいと考えられます.古い銃になると,ここからずれてきます.大きすぎれば腔圧が上がり,leading もひどくなるでしょうから問題ですが,小さすぎてもグルーピングが悪化しますので,気になる場合はちゃんと実測すべきなのでしょうね. ちなみに市販弾頭(Sierra 125gr SP)を使用した場合の一例(5発)はこんな感じです.
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本当は他の条件を全く同じにしないとはっきりとしたことは言えませんが,私の場合は条件を変えても自家鋳造弾で同程度以上にまとまった経験がないというのが正直なところです.
posted by ともぞう at 16:25Comment(0)

RCBS Customer Service 今回の対応

二ヶ月ほど前にモールドのピンが入ってなかったという話をこちらで書きましたが,ようやく到着しました.
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中身はこれだけです.
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でもこれがないとモールドがハンドルに取り付けられず鋳造できないのですよ.メトリックなら自分でなんとかしちゃうところですが,アメリカ製品はこの辺が不自由ですよね. RCBS のカスタマーサービスは評判が良いようですが,2ヶ月掛かるのはどうなのかなぁ.それも1アクションじゃなかったですからね.まあ結局解決したからよしとすべきなのか?やはり日本とは違いますね.で,実際どんな風だったのか今回の実例を示します.
2/2 Customer Service(CS)のフォームからピンとネジが入ってない旨申告.ただし日本の住所はこのフォームだとうまく入力できなかった.
2/5 CS から住所表記は完全か?と質問メールが届く.すかさず正しい住所を返信.
2/18 CS へ2週間経つけどまだ来ないよとメールを送信
2/22 CS からもう一度発送を依頼すると返答があった.
3/8 CS へ,また2週間経ったけどまだ来ない旨メールを送信.
3/17 CS が CN22(Custom Declaration) を作成.
3/21 RCBS から発送
4/5 到着
結局二回催促し,2ヶ月掛かってようやく届いたという次第です.こんなケースは稀な例だと信じたいですね.
posted by ともぞう at 21:55Comment(0)

サイジングダイの扱い

サイジングって薬莢じゃなくて鋳造弾頭の話です..308" cal 用の鋳造弾をサイジングする場合は,標準的には .309" のサイジングダイを使います.しかし,銃によっては .308" の方が良い場合もあるので,一応両方のダイを持っています.次回新規導入の 200 gr 弾頭をテストするのに主だっては .309" を使いますが,比較のため .308" も用意してみようとサイザーからダイを外しました.すると汚れのようなものがこびりついていたので,磨いたところ,なんと錆でした.
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サイザーに取り付けっぱなしで長らくおいていたのですが,ルーブには水分も含まれているのでしょう.それによって錆びてしまったものと考えられます.大ショック!まあ内側じゃないのが救いですが.....使い終わったらなるべくダイは外してきれいにした方がいいみたいです.しかしケースがこんな状況で空きがありません.(ダイは 308, 309, 244 がある)
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トップパンチをまとめてしまう(一つの仕切りに複数入れる)方法もありますが,形が同じなので間違っちゃうと困るのですよね.もっと大きいケースにしておけば良かったな~. ちなみにこれで百発強ありまして,左が .309",右が .308" です.見ても分かりませんね.笑
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posted by ともぞう at 22:21Comment(0)

重量弾の鋳造

長い方がいいということを確かめたくて Lyman の 200gr のモールドも用意しました.合金なので規格よりは少し軽めになりそうですが,それでも長さは手持ちのモールドの中で最も長くなります.
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ガスチェックの在庫が払底したので,また作らないとな~.
posted by ともぞう at 23:55Comment(0)

round ball の鋳造

猪でスラグを使いたい場合があるのですが,私はハーフライフルを持っていません.今更買うつもりはないので,既製装弾であるライフルドスラグが最善っぽいのですが,自家鋳造のフォスターも使っています.50m で試した範囲では精度的にはそれほど大きな差はありません.ただ横転しているように見える跡もあったりして,それだったらいっそ球でいいんじゃないか?ということで .690" を用意してみました.
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新品のはずなのに封が切れてるのはなぜだろう?まあいいか. このモールドでは本来は純鉛を使うべきなのですが,これはある種の合金です.で,少々大きめに出来るようです
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fouling 防止にワッズに載せたいところですが,径が少々大きいので考えてしまいます.もうちょっと小さい型だったらワッズに載せられたかも?Lee ではないようなので,値段はしそうですが. まあ何はともあれ一度これで試してみることにしましょう.
posted by ともぞう at 23:50Comment(0)

気づかなかった欠品

鋳造弾頭はやはりドライブバンドが長めな方が精度がいいというのは理論的にも経験的にも理解してはいるのですが,それでも出来るだけ軽い弾頭の方が省資源?なのでこんなモールドを去年仕入れておりました.
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RCBS 115gr SP です. 重量級のモールドも用意したので比較してみようと取り出したところ,こんなことになっていました.
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赤矢印の部分には本来イモネジが入っているはずなのです.これがないとハンドルに取り付けが出来ません.当然ネジもインチ系のはずなので,手持ちのネジをとりあえず付けると言うことも出来ませんし,Lyman と違って最後までネジなのではなくて,ネジでピンを押さえる構造なので,ついているべきネジがないと困るのでした. 早速 customer service にメッセージ入れたけど,すぐ送ってきてくれると良いなぁ.
posted by ともぞう at 23:32Comment(0)

【勝手にFAQ】鉛合金の鋳造時収縮

今回の検索ワードはこちら
鉛+キャスト+アンチモン 収縮
鉛は凝固時に3%ほど収縮します.このためキャストするときの型離れがよいのですが,アンチモンは逆に1%ほど膨張するため,これらの合金は鉛ほどは収縮しなくなります.アンチモンを増やしていき,鉛が 1/4 くらいになると収縮率が0になるそうです.まあそんなになるまでアンチモンは増やさないでしょうが. ちなみに例えば Lee のスラグモールドは純鉛を使うようにと指定されていますが,ライフル鋳造弾頭の場合は鉛だけでは柔らかすぎるので,アンチモンや錫を加えて適当な硬度にします.例えば Lyman #2 alloy と呼ばれるメジャーな弾頭用合金は鉛90%,錫5%,アンチモン5%です.
posted by ともぞう at 22:22Comment(0)

【勝手にFAQ】RCBS のスラグモールド

今回の検索ワードはこちら.
RCBS+サボット
RCBS はスラグモールドのラインナップはありません.しかし Minie を使う方法はありそうです.これはいわゆるミニエー銃の弾ということですが,径を選べばいけそうです.とはいえ,12GA での選択肢はありません.20GA のことでしょう. 20GA の内径は銃によっても異なりますが,概ね 15.8mm 程度でしょうか.これをインチ換算すると 0.623" です.ただし,散弾銃の場合はぴったりにするのは危険なので,少し小さく,例えば 0.580" とかにするとよさそう.
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ただしこれはあくまでもサボットとしてワッズを使う方法になりそうです.私は 20GA を持っていないので,やったことはないのですが.... 12GA では Minie がないですし,ハーフライフル銃などでしたら,もっとしっかりしたサボットが欲しいところです.するとよさそうなのがあります.
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これは .50 cal の Hornady XTP 350gr または 500gr に適合するサボットだそうです.50個で $17 しますが.鋳造弾頭だと具体的にどれが合うのか分かりませんが, .50 cal ということは選択肢も結構ありますから,合うのを探すことは出来そうです.まあ私はハーフライフルも持っていませんので,これがあっても宝の持ち腐れになってしまうので手は出しませんが....
posted by ともぞう at 18:47Comment(0)

【発注】Lyman 30cal 200gr #311299

グリーンヒルの式からそんなこんなでもっと重い弾がよさそうってことが分かったわけですが,具体的にはどのくらいにしましょうか. .308 cal. の twist 1:10" の場合に最適な弾頭長は 1.42" でした.手持ちの弾頭で一番これに近かったのが Barnes TTSX 180gr でしたが,これは銅弾です.
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銅の比重が 8.82 なのに対し,鉛のそれは 11.43.よって単純計算でこの長さを達成するのに必要な鉛弾頭の重さはなんと 233gr に達します. Lyman のモールドの 30 口径で最大は 210gr,次いで 200gr です.Sinclair では 210gr の在庫がないので,とりあえず 200gr を発注することにしました.
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Bullet # : 311299 (Gas Check)
他にちょっと気になっているのがこちら.
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Lee DC TL309-230-5R
230gr と重くて,特に subsonic に良さそうなのですが,ちょっと引っかかるのが tumble lube なんですよね.あとわずかにボートテールっぽく絞れていて gas check がつかないので,圧力が上げられそうにないこと.それと Sinclair で扱ってないので,今回はパスしました.ちなみに RCBS ではこれより重いのはなく,SAECO (redding) も同様です.いつかマニアックなモールドとか特注しちゃうようになると末期ですね.あ,それより NC で自分で作るようになるかも.え?それはとっくに川渡ってるって?笑
posted by ともぞう at 23:59Comment(0)

【勝手にFAQ】リロード用の鋳造サボット弾

今回の検索キーワードはこちら.
サボット+弾頭+リロード+鋳型
最近スラグ鋳造はやってないのですが,設備だけはあるので一応紹介します. スラグ弾頭の鋳型は手に入りやすいところでは Lyman と Lee が出しています.まず話を 12GA に絞って Lyman のを見ますと,こんな感じのスラグモールドがあります.
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475gr, #2654012
バレルにライフリングは要りません.いわゆる普通のスラグ(Foster 型といいます.ただしライフル(浅い溝)はこのモールドには付いていません.)ですね.普通はロールクリンプします.ワッズは白(WAA12)のペタルを切ったものを通常使います. あとはサボットスラッグ(sabot slug)です.
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525gr, #2654112
これは確か普通の赤ワッズ(WAA12R)でスタークリンプします. モールドの外観はこんな感じ.
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これはサボット用のですね.ホローベースなので,そのへこみ部分のキーがついています.Lyman はハンドルが別売りなので, double cavity handles (# 2735793)を別途用意する必要があります.モールドは一個用ですが,ハンドルは二個用を使うわけです.(実際はあとは4個用があるが,ピストル用)
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次に Lee です.
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こちらはぱっと見 Lyman のフォスタースラグに似ていますが,ホローベースの真ん中に仕切り(サポートリブ)がついていて変形しにくいようになっています.ドライブキースラグ(drive key slug)と呼んでいます. Lee のこのモールドは 1oz と 7/8oz の二種類が用意されています.それぞれ grain にすると 438gr と 383gr です.これも普通のワッズ(WAA12Rとか)を使うようです.「ようです」ってのは,このモールドを私は持ってなくて,使ったこともないからですね.ワッズにセットした状態でハーフライフル銃から発射すると,回転が掛かって命中精度が上がるって寸法らしいです, Lee の利点はハンドルがついていることです.Lyman とかだとハンドルだけで何十ドルかしますが,その金額で Lee だとモールドもハンドルも買えてしまうのです.対して Lee の欠点は何かというと,モールドがアルミで出来ていることです.耐久性はやはり鉄に劣ります.もちろんアルミにも利点はあって,軽いので,長時間の作業には楽かも知れませんし,あとはなにより錆びないことではないでしょうか.モールドは使用前に脱脂しますが,鉄のモールドはそのまま置いておくと錆びてしまいます.アルミの場合はなにもしなくて良いので楽なんですね. ずぼらな私だったら絶対 Lee のアルミの方がいいはずなのですが,なぜか持ってるのは Lyman だけ.理由は忘れました.売り切れだったかなぁ.
posted by ともぞう at 18:57Comment(0)