ram lube を考える

リローディングに興味がある人しか読んでないと思っていたので,今までは特に説明もなく専門用語っぽいことを書いちゃってました.しかし世間的にはライフル射撃は好きだけど,その為に仕方なくリローディングする層のほうが厚いと気づかされた昨今(笑),一応 ram lube って何?位は最初に書いておきましょう. 一般的なシングルステージプレスの例として RCBS RC IV を示します.
RockChuckerSupreme_Detail.jpg
ここで赤い破線で囲んだ部分が ram(ラム)と呼ばれるものです.ram の上にシェルホルダを取り付け,そこに薬莢をセットします.レバーを操作し,ram を引き上げ,上のダイに薬莢を圧入するというわけ.そのため,ram はまっすぐで,ツルツルな丸棒になっています.エンジンのピストンと同じように,これが上下するわけですが,さすがに高温高圧なエンジンのようには潤滑に気を遣う必要はないとはいえ,それなりにスムースに動いてくれないと,作業中は結構な回数操作するので疲れてしまいます(主にサイジングが疲れる).ましてや ram に錆なんか出られたら目も当てられません.そこで防錆潤滑を兼ねて油脂類が使われており,これを lube といいます. RC IV では私は何種類かの液体油脂を試したのですが,Summit Press や,今度出るという Rebel Press は Zerk と呼ばれるグリス注入ニップルがついています.ということは,この部分への注油は,本来グリスの方がいいのかな?なんて考えちゃいました. アメリカ辺りではみんなどんな感じにしてるのか?と思って調べたところ,これまた決まった答えはないみたいです.ただ一つみんなが言ってたのは WD-40 はやめとけってこと.私使ってましたけどね.苦笑 害があるという訳じゃなくて,主な理由は持ちが悪いからってことみたいです.あとグラファイトなどの dry lube は汚れるし,これもやはりあまり持たないみたい.一番多い声はエンジンオイルを塗るってパターン.あとは CLP なんかも評判がいいです.もちろんグリスを使ってるという声もあります.モリブデングリスは色がよろしくないので,白いリチウムグリスが良さそうですね.うちには赤いウレアグリスもあるけど,そこまでの性能は要らないでしょうし,見た目の方が大事なので.笑 あとメジャーっぽいエンジンオイルも気になりますが,四輪用と二輪用で添加剤が違いますね.四輪用は摩擦低減剤が入っている一方,低粘度化されているので,もしかしたらプレスに使うのは二輪用の方がいいかも知れません.二輪オイルがちょっとだけ余ってるので,これも試してみましょう.

Rebel Press の幅を確認する

現在使用しているプレスは RCBS RC IV (Rock Chucker Supreme) で,これを RCBS Accessory Base Plate に取り付けています.
t_749015742_1.jpg
プレートに横幅がありますが,右にプレスを常設し,左には使うときだけ鋳造弾頭のサイザーを載せるような使い方をしています.サイザーはそれほど力がかからないので,軽くとめて置くだけで作業が出来ます. さて RC IV も大きな不満があるわけではないのですが,プレスを一つ増やすなら Rebel Press かなぁと思っているわけです.Rebel Press の特長を見るとこうあります.
1. ヘビーデューティーな鋳鉄製(RC IV より 22 %重い) 2. より安定性を高めるための幅広設計 3. RCBS のシングルステージの中で最も開口部高がある 4. 切削仕上げ 5. 高い工作精度 6. ラムの底から雷管排出 7. 左右どちらでもつけられるハンドル 8. グリスニップル搭載 9. ライフタイム保証
ここで気にしているのは幅広設計であることです.いや,別にそれ自身はいいことなのですが,問題はもし導入し,プレートに載せたときに左にサイザーが載せられないとなると,作業するときにプレスを外さないといけなくなることです.サイザーはそれほど重くないのですが,プレスは結構重い(Rebel Press になれば更に重い)し,しっかりと取り付ける必要があるので,あまり脱着を頻繁にしたくないのです. で,写真をよく見比べてみました.まずは現行の RC IV から.
rockchucker_width.jpg
プレスの左に二つ並んだねじ穴にサイザーが付きます.次いで Rebel Press.
rebel_width.jpg
一回り幅広のようですね.でも左には十分なスペースがあります.これは問題なさそうですね. しかし,両者を比較すると,RC IV の方がリンケージが分厚い気がします.まあ強度的には何の問題もないどころか,Rebel Press の方が強固なのではないかと思うのですが,実際はどうなのかな〜.凹凸が少なくて汚れにくそうなのも利点ですけど,反面,シンプルすぎてデザイン的にのっぺりした印象になっています.まあ道具なんだから,格好よりも使い勝手が正義なのでしょうけどね.笑
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

ミニマルリローダー:これはアリ?

先日のエントリでは通常のプレスキットに最低限必要なものを足してミニマム構成を考えてみましたが,こちらを忘れていました.
leeloader.jpg
Lee Classic Loader です.実売 $30 くらいと激安です.ただし作業するときにはこれに加えてスケール(秤)とマレット(ハンマー),キャリパー(ノギス)が必要です.それでも前のセットよりかなり安いですよね.レシピが付属のディッパーでカバーでき,COAL(カートリッジ全長)のひな形となる装弾があるなら(それに長さを合わせればよいので),スケールとキャリパーが省略でき,まさにこのセットとマレットだけで作業可能となるという男気あふれるシンプルさです. ただこのセットだとサイジングがネックだけなのが最大の難点です.こうなると薬莢のボディの大きさが規定より大きくなる可能性があり,セミオートだとうまく回転しないことがあり得ます.ボルト式にしても射撃・リローディングを繰り返すたびに段々サイズが戻らなくなっていきますから,ネックサイズだけでは装填できなくなるときが来ます.なので,本当にこれだけしか持たずにリローディングするというのは厳しいかも知れないですね.(使うたびに使えなくなるケースが出てくるかも知れない)実際どの程度使えるのか,機会があれば試してみましょうかね?要するに人柱ってやつ.笑
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

RCBS Rebel Press の立ち位置を考える

今度出る予定の Rebel Press は,従来からのベストセラー Rock Chucker Supreme (RC IV) の上位機種ですが,狙い所は何なのだろう?と思っていました.確かに RC IV ではプライマの扱いに不満はありましたが,特にそれ以外の不満はなかったからです.そんな中,お店で他社の同等以上のハイエンドシングルステージを見ていてようやく立ち位置が分かってきました. 例えば Hornady の Lock-N-Load Iron Press を見てみましょう.
hornadylocknloadironpress.jpg
大体 $240 くらいで売られています.同じく Redding からは Big Boss II があります.
reddingbigboss2.jpg
これは大体 $225 といったところでしょうか.この下になると,$180 くらいになるのですが,Redding Big Boss や MEC, Lyman Brass Smith あたりが該当します.RC IV もこの $180 ラインにいるのですが,この上になると RCBS は少々変わり種の Summit になってしまい,いわゆる普通のOフレームの鋳鉄製はないのです. そこで RCBS はライバルであろう Redding Big Boss II あたりと張れるラインナップが欲しかったのではないかと思いました. まあこれは RCBS の販売戦略を想像しただけで,実際の所は分かりませんけどね.RC IV よりも高く値付けが出来るよう,多少改善しつつ,オーソドックスな鋳鉄Oフレームと考えたときに,今回の Rebel Press のようなものになったということかと思います.
rcbsrebelpress.jpg
これには多分 RCBS のブランド戦略みたいなものが関係しているのだろうなぁと思いました.まあ私は商売の才能がゼロなので,RCBS の人に言わせれば「ちげ〜よ」となるかも知れませんが.笑

ライフル リローディングキットを考える(2)

では先ほどのプレスキット(Lee Breech Lock Challenger Kit, SKU90030, MSRP $199.00)に加えて何が必要なのか説明していきましょう. (A)シェルホルダ (B)フルレングスサイジングダイ (F)シーターダイ まず上の三つは代用のきかない絶対必要なものですが,セットになっているものがあるのでそれを買うと良いでしょう.例えば 308Win だとしますと,Lee ではこんなのがあります.
90507.jpg
Pacesetter Dies 308 Win ($41.98) です.フルレングスサイジングダイと,シーティングダイ,クリンプダイ,シェルホルダなどが入っています.クリンプダイは上の必要なモノリストには入っていませんでしたが,通常狩猟で使用する場合には弾頭ズレを防止するためクリンプはしたほうがよいとされています.他のメーカーのダイだとシータを深くセットするとクリンプがかかるのですが,Lee のシータはクリンプできないのがあるのでクリンプダイが必要となり,それが入っているというわけです. もっと安いのがよければ RGB Die 308 というのがあります.($26.98)
90879.jpg
フルレングスサイジングダイとシーティングダイのみのセットです.クリンプはかけられませんので,あくまでも1発装填1発発射の射撃用ということになります.それにシェルホルダがついていないので,これも別に買う必要があります.
p-815.jpg
308Win は Lee だと R2 のホルダ($5.98)です.30-06 とかも同じです.個人的にはあとからクリンパが必要になるなら,素直に最初の Pacesetter を買っちゃえば?と思いますけどね. 次は (C)キャリパー ですが,これは要するにノギスです.家にあるモノを使えばいいです.もってない人は amazon とかどこでも買えると思います.千円くらいでもあるんじゃないかと.もろもろのデータはインチ単位で載っていることが多いので,換算が面倒であればディジタルでインチ表示できるものを買うと便利です.けども,まともなメーカーだと日本国内でインチ表示できるものは販売していません.(計量法で販売禁止) あとは (D)トリマー用ケースゲージ. トリミングをキット同梱のハンドツール(ドリルにセットも出来るけど)を使う場合でも,ケースレングスゲージが必要です.308Winの場合はこちら($6.50).
p-245.jpg
もちろんセットにはクイックトリムも入っているので,トリムダイを買い足してこっちを使う方法もあります.$14.00
90611-03.jpg
ちょっと高いし,個人的にはプレス周りで真鍮粉が出るのはイヤかも.だからハンドツールにしておこうかな. 次いで, (E)ローディングブロック こんな感じのものです.
loadingblock.jpg
木材にドリルで穴を開けて作っても良いのですね.1つで50発分くらいが適当です.立てておけばいいと思うかも知れませんが,火薬が入っているときに限って倒れます.苦笑 最後は (G)クイックチェンジブッシュ 標準的なリローディングダイは 7/8"-14 thread でネジが切られています.多くのプレスもこの雌ネジが切られているので,メーカー間に互換性があり,例えば RCBS のプレスに Redding のダイを使うなんてことも問題なく出来るのです.ただダイを交換するたびにねじ込むのは面倒と言うことで,クイックチェンジできるものもあります.しかしこれはメーカー間に互換性がありません.今回のキットのプレスは Breech Lock というクイックチェンジシステムが搭載されているので,ダイの数だけ専用のブッシュを買う必要があります.(もちろんブッシュをプレス側に付けたままにしておいて,ダイを回して脱着することも出来て,その場合は追加のブッシュは不要となります.全然クイックチェンジの利点はなくなりますけども.) ブッシュは1つだけ最初からキットについているので,買い足すのは Pacesetter だったら2個,それにトリマをクイックトリムにするなら,そのトリムダイの分で都合3個になりますかね.すると,これがいいかな.(MSRP $21)
90042.jpg
これはロックリングとブッシュが一体になっているものですが,旧来のものにはロックリングがありません.
90600.jpg
新しいのはロックリング部がスプラインドライブになっているので脱着がより簡単になりそうですが,材質が多分アルミであろうところが気になります.旧来タイプは鉄なのでこっちのほうがいいと思う人もいるかな.ロックリングがスプラインになっている方が良ければ,ロックリングだけスプラインドライブにする方法もあります(3個セット,工具付き $9.98).
90566-01.jpg
しかしミニマル志向ということでしたら,このブッシュは買わないで,セットに入っているのをプレスに取り付けた状態で外さないという方法になるでしょうか.というわけで,ミニマルリローダセットでリストすると(SKU は308Winの場合.価格は MSRP) Lee Breech Lock Challenger Kit, SKU90030, $199.00 Lee Pacesetter Dies, SKU90507, $41.99 Lee Case Length Gauge & Shell Holder, SKU90139, $6.50 安く済ませるなら,これにローディングブロックを自作,ノギスは国内調達という感じがいいのかも?と思います.ちなみに実際の市販されている,あるお店での実勢価格を調べると,上記のものは上から順に $139.99 / 33.99 / 5.99 という感じでした.ざっと2万円くらいですかね?この辺りがベースラインで,あとは便利にしたり,精度を上げたり,いろいろするとどんどん値段は上がっていくという感じかと思います.またあとで書きますが,通常のライフルに使われるようなボトルネック薬莢で,特に大きいものになると,プレスにかかる力はかなりなものになります.アルミ製だとフレームの構造にもよりますが剛性が足りない可能性もあり,出来たらここは cast iron(鋳鉄製)をお勧めしたいところです.使い分けとしてはピストルのような小さな straight wall 薬莢だけしか使わないなら,アルミでも十分なので,アメリカでは廉価なプレスに使用されていることが多いです.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

ライフル リローディングキットを考える(1)

ライフルを始めますと,市販装弾の値段にビックリするでしょう.弾数をそれほど撃たないならそれでも我慢の範囲かも知れませんが,練習もやりこみたいとなると自分でリロードする人が多くなるのも当然です.精度のためのリロードというよりは,経済のためのリロードというわけです. ライフルを持つ頃には,普通はすでに十年以上の射撃経験があるとは言え,ライフルは初めてであれば,リロードのためにどんな道具を買えば良いか分からないという人も多いと思います.やりたいのは射撃や狩猟であって,リローディングそのものではないという人ならリロードには興味はなく,とりあえず弾が作れればいいと思う人もいるでしょう.そんなとき各社からリローディングキットが出ていますから,これだけ買えばとりあえずの作業はできるだろうと考えるかも知れません. が,それは間違い. 基本的にキットにはリロードに必須であるダイとシェルホルダはついてないです.なぜこれがついていないかというと,これらはカートリッジによって異なるからです.一応キットの説明に「ダイとシェルホルダは別売りです」と書いてあるはずですが,目に入らない人もいると思いますので蛇足ながら申し上げた次第. では実際にどう買えば良いのか,コスト重視のバジェットリローダ御用達の Lee で考えてみましょう.個人的におすすめするというわけではないのですが,大きくても 308Win くらいまでで Lee のセットならこれかな?というのが,こちら.
90030-01.jpg
Breech Lock Challenger Kit, MSRP $199.00
これに似たキットに $9 安い 50 周年記念キットもあるのですが,雷管を取り付ける道具が異なります.値段はほとんど同じですし,上の方が標準的だと思うので,こちらを選択するとします.(アルミ製なので大きな弾は厳しいかも?) これに入っているのは:
(0)プレス本体(Breech Lock Challenger) (1)雷管取り付けのハンドツール(Auto Prime) (2)それ用のシェルホルダ(プレスのホルダとは異なる) (3)ダイ用のクイックチェンジブッシュ.1個なのでダイの数だけ買い足す必要がある (4)パウダーメジャー (5)ビームスケール(秤) (6)パウダーファンネル (7)トリマーはプレス取り付け式で,トリムダイはカートリッジ別なので買う必要がある (8)ハンドトリマもついているが,ケースゲージはカートリッジ別なので買う必要がある. (9)バリ取りツールはトリミング後にマウスを処理するのに使う. (10)サイジングルーブはサイジング時に使う潤滑ペースト (11)プライマポケットクリーニングツールが大小両頭で一つ
です. 不思議なのは(7)と(8)ですね.用途がかぶっているのがなぜ二つあるのか分かりません.まあそれは置いておき,このキットを買う場合,更に最低限何が必要なのか順番に考えてみましょう.別に必要なものは(A)のようにアルファベットで示します. まず射撃後の撃ち殻を持って帰ってきます.汚れていなければ,サイジングからでいいでしょう.プレス(0)にシェルホルダ(A)を取り付けます.フルレングスサイジングダイ(B)にブッシュ(3)を付けてプレスに取り付けます.ルーブ(10)を薬莢に薄く塗り,シェルホルダにセットします.プレスを操作しフルレングスサイジングを行います.プライマもこのとき外れます. 薬莢をシェルホルダから外し,ルーブを軽く拭き取ります.プライマポケットの汚れが気になればプライマポケットクリーニングツール(11)でカリカリしてとります.が,普通は気にしなくて大丈夫です.(なのでこれは要らないと思う) サイジングした薬莢はキャリパー(ノギス)(C)で測り,所定の長さ以内かを確認します.普通は無理しなければそれほど伸びないのですが,もし長すぎたらトリミングします.このキットではプレス取り付け型のトリマか手作業のトリマのいずれかを使います.ここではハンドトリマにしておきましょう.するとケースゲージ(D)が必要です.トリミングするとマウスにバリが出て,弾頭に傷が付いたりするので,バリ取り(9)します.すると,case prep と呼ばれる作業は終了です.通常はこの状態で貯蔵しておきます. さてここからリロード作業に入りましょう.まず auto prime(1)に所定のシェルホルダ(2)を取り付けます.雷管をこのツールで取り付けます.作業が終わった薬莢は立てておくため,ローディングブロック(E)に置きます. パウダーメジャー(4)に火薬を入れて,ハンドルを一回操作すると何グレイン出てくるかをスケール(5)で量り,メジャーを設定し合わせこみます.ローディングブロックごと薬莢のマウスをメジャーの下に持っていき,次々に火薬を装填します.終わったらブロックの上から薬莢の中をのぞき込み,必要があれば懐中電灯などで薬量に異常が無いか確認します. シーターダイ(F)に買い足したクイックチェンジブッシュ(G)を取り付けます.プレスのサイジングダイを外し,シーターダイに入れ替えます.プレスを操作して弾頭を薬莢にシート(取り付け)します.長さをキャリパーで測って所定値になっていれば完成です. ちょっと長くなってきたので,続きは次のエントリにて.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

RCBS 2020 年新製品から(2) Uniflow Powder Measure 3

RCBS 二つ目は Uniflow Powder Measure (UPM)です.
upm3-1.jpg
UPM 自体は従来からありましたが,マイナーチェンジで UPM3 になりました.どこが変わったかというと,上のホッパー部分(透明なパイプ)が回せば外れるようになりました.今までは接着されていましたね.ただこの写真を見ると baffle がついてないんですよね.これのことです.
upm3-2.jpg
上からの荷重がシリンダに直接かからないようにすることで,火薬の残量によらず,シリンダへかかる圧力変動を抑え,精度を上げようとする部品です.後付け用にオプションパーツであるのですが,従来のものはもしかしたらホッパーの直径が違っていてつかないということがあるかも知れません.あるいはそのうち出るのかな. あと違うのはドラムの横の真鍮ネジです.
upm3-3.jpg
これを外すことで,秤量をきめるインサート(metering assembly)が抜けるようです.これは大容量のライフル用と小容量のピストル用があるようで,これを簡単に交換できるというわけ.ただし現在は small/large を購入時に選択するようになっていますので,インサートはそれぞれ決まっているのではないかとおもいます.多分後で買うことが出来るようになるのでしょう.従来はインサートがドラムにねじ込まれていたので,回転させて外していました.まあ日本ではライフルしかないから,交換することも普通はないでしょうから,あまり意味はなさそうです.

Frankford Arsenal 2020 年新製品から(2) Pile Driver

二つ目はこちら
frankfordarsenal_bullet_puller1.jpg
この正体はなんと bullet puller です.壁等にマウントして縦で使うようです.
frankfordarsenal_bullet_puller2.jpg
ハンドルをあげて所定の場所(ユニバーサルコレット式ホルダ)に弾をセットして,ハンドルを下げきるとバチンと音がして(弾に衝撃を与えて)弾頭がとれる仕組みです.要するにイナーシャ式ですね.面白いけど,これをわざわざ壁に付けて使うほどは出番がないなぁ. メーカー曰く,プレスマウントで使うコレット式だとどうしても弾頭に痕が付きがちだけど,これならつかないのが利点とのこと.まあ確かにそうだけど,超音速で飛翔するのに側面の傷はそこまで大きくは影響しないと思うし,そもそも撃てばライフル痕は弾頭につくものですからね. 私だと一回使ってみて「面白いね〜」で終わるような気がする.ただ消耗品なハンマー式を何本も使う人には十分利点があるのではないでしょうか?私の周りだとヒロシさんしか思い浮かびませんけども.笑

Frankford Arsenal 2020 年新製品から(1) Universal Bullet Seater

よくこんな名前付けたなぁ,なんて思わせるブランドですが,こちらのイメージ的には廉価な感じ,基本は中国製だと思います.だから,中国の Lee,すなわち Bruce Lee みたいな感じでしょうか.違うか.笑 ちなみに私はこのブランドでは scale を使ってます.安いけど作りに問題は無いですね.まあ秤ですから,市井一般にたくさん出ているのと同じですし,そんなに問題は起きないか. そんな Frankford Arsenal からの新製品の一つはこちら.
frankfordarsenal_universal_bullet_seater.jpg
universal bullet seater です. 一般的には bullet seater といえば,カートリッジ種類毎に用意するものですが,これは径だけで9種類からスリーブを選んで使えるというものです.弾頭用のステムは三つあるのかな?写真にはないですが,スリーブの .308" はすでにセットされた状態で撮影されているようです.308 がないなんてあり得ないですからね. 日本のライフル所持者の多くは,多丁所持者でもカートリッジは高々数種類しか使ってないと思うので,この製品の出番はないかも知れませんが,アメリカみたいな銃所持が一般的な国の人で,いろんな銃を持っている人にはいいかも知れません.サイザーは必ずカートリッジ毎に持っているはずで,すると,シータもだいたいそれにセットされていることが多いので,すでに持ってるはずです.だから必ず必要というわけではないのですが,universal を使えばわざわざ仕舞ってあるところから持ってこなくても済むというところがポイントなんですね. ただ実際のところ,シータステムの設定は組み合わせでも変わるので,このシータだと設定値をメモしておく必要があります.そこから読み取って,ステムの設定を変更するのが早いか,それ用のシータを持ってくるのが早いかでどっちがいいかが変わるかな.私はキャリバー毎にダイの箱が分かれていて,作業をするときにその箱をベンチに持ってきて使うので,ユニバーサルの出番はなさそうです.
【参考】うちでは↓こんな感じに分けてあって
die_storage2.JPG
作業の時にそのうちの一つを取り出して使っています.
die_storage3.JPG

Lee 2020 年新製品から:Automatic Processing Press (APP)

Lee からちょっと面白いプレスが出てますね.
APP-PRESS-BULLET-SIZING.jpg
普通のリローディングプレスでもあるし,鋳造弾のサイジングにも使えるというものです.これが真価を発揮するのはやはり APP Automation Kit を付けたときでしょう.
90511.jpg
Deluxe Kit にすれば最初からついているようです.例えば鋳造弾頭のサイジングをするときなどはこんな感じになるみたい.
APPbulletSizing.jpg
レバーを操作する度に左のチューブから弾頭が右のプレスにセットされ,押し下げるとサイジングされて下の容器に落ちていきます.ただ lube sizer ではないので,何でも使えるわけではなくて,弾頭を選びますね. そしてこのチューブに薬莢を入れて,サイジングのときも自動で薬莢をセットするようにも出来ます.すごいですね〜.この動きをさせるために,シェルホルダも変わっています.
XPRESS.jpg
308 用とかもあるので,ライフルもいけるということなのでしょうけど,レバーが板状で薄いので,本当にライフル用に耐えられるのか不安に感じてしまいます.でもこのアイディアを廉価に実現するところは Lee のスゴイところだと思います.ちょっと使ってみたいかも?笑 *追記* オートメーションで便利になるのは,鋳造弾頭のサイジング,プライマポケットのスウェイジング(軍用などでクリンプされているのを除去する),ディキャップくらいみたいです.おまけにボトルネック薬莢のサイジングは厳しいようで,あまり日本では使いようがない人の方が多いかも知れませんね.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

RCBS 2020 年新製品から(1) Rebel Press

RCBS ホームページではまだ出ていないようですが,SHOT Show のレポートで情報が出てきましたね.RCBS の新製品で一番注目しているのがこちら.
rebelpress.jpg
Rebel Press です. 従来は Rock Chucker Supreme (以降 RC IV と呼ぶ)が事実上のスタンダードと言える製品だったかと思います.
rc4.jpg
Rock Chucker Supreme
まあその座が大きく揺らぐことはないかも知れませんが,この RC IV に代わるかも知れない新製品がこれかも知れません. Rebel Press は RC IV よりも少し大きめのようです.他に RC との違いはというと
(1)シェルホルダの高さが縁まで同一  RC IV は段があったので,掃除の時に汚れが取りにくかったが,改善されると思う. (2)注油ニップルがついた  RC IV はラムの上下から塗布する感じだった.これは Summit と同様,グリスを圧入するタイプ. (3)廃雷管がラム下から排出される  ラムの下にゴミ箱を置き,そこに落とす仕組みに改善された.
私が注目している点はこの (3) なのです.RC IV 唯一最大の欠点がこの廃雷管の扱いだったと思うのです.これが改善される(であろう)ということで,(使ってないけど)私の一押しプレスとなりそうです.ただラムの中には塵埃は残りそうな気がしますから,いつもプレスの下にゴミ箱を置いておかないといけないような感じだったら,微妙ではありますね. ちなみにラムの径や長さが RC と同じだったら,Rebel Press のラムだけ買って RC のと入れ替えることが,もしかしたら出来るかも知れません.その辺も興味があるところです.

タップがないっ

タップってこれのことなんですが...
oalgauge-1.jpg
欲しいのがなかなか見つからないんですよ.呼びは 5/16"-36 です.これでピンときた人はここには多そう.笑 国内で 5/16-32 は見つけましたけど,36 じゃないと意味ないですからね.何に使うかというと,答え合わせはこちら
oalgauge-2.jpeg
知ってる人には蛇足ですけど,薬莢のベースに穴が空いてますよね.そこにこれでタップを立てたいのです.これは何かというと下の over all length gauge に付けるためのケースです.
oalgauge-3.png
これと組み合わせて,薬室のサイズを測るわけです.
oalgauge-4.jpeg
正確にはシートの深さをこれで決めるというわけ.ライフルに咬み込む直前くらいにするとよいという話がありまして,そういう弾を作るにも使えます.(というか,もともとそういうためにある) Hornady 純正のケースはだいたいのキャリバーは $5 位で買えるので,数種類くらいまでならタップを買うよりケースを買った方が安く済むのは分かってるんですけどね.笑 自分で作ったのを使ってみたいだけです.ほら,将来増えるかも知れないですしね.例えばアメリカだとHome Depot あたりには売ってそうですが,送料かけてまで買うものでもないので,今度行ったときについでに買ってこようかなと思っています.

Hornady 2020 年新製品から:Auto Charge Pro

Hornady もいくつか出してますが,興味を引かれたのはこちら
autochargepro.jpg
Lyman Gen6 を使っているので買うことは無いと思うのですが,もし次に別のを買うならこれかなぁと.というのも,フットプリント(ベンチで占有する面積)が小さいからです.Gen6 と違うのはトリクルスピードが調整できることでしょうか.火薬の抜き取りも Gen6 と同じくらい楽ですし,チューブが簡単に外れるのは Gen6 より便利かも. ちなみに Gen6 はこんな感じの製品ですが
gen6.jpg
上のホッパーって付けなくても使えるんですよ.もちろん収納できる薬量は減りますが,数十発分くらいはホッパー無しでいけるので,私はいつも付けずに使っています.そうすると,結構ロープロファイルということになるんですよね.Hornady のは背が高いのが少々気になります.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

Lyman 2020 年新製品から(2) MSR Precision Die System

次はこちら
die_set_03_7.jpg
MSR Precision Die Set です.写真は4ダイセットですが,308 だと3ダイセットになります.フルサイズ,シーター,クリンパーの三つだと思います.ぱっと見の特徴としては,ケースゲージがついているということですね.それで MSRP $77.50 なので結構お得な印象があります. けども,よく見ると,サイジングダイがスモールベースなのです.これは標準よりも少々小さくサイジングをかけるダイで,ちょっと昔の銃にあったらしいですが,チャンバーが小さめになってるとか,セミオートで標準サイズだとジャムりやすいとか,そういう理由で使うものです.近年の銃は製造時の精度が高くなっていますから,標準サイズで問題が起きることはまずないでしょう.標準サイズでいいのにスモールベースを使うと,サイジング時にストレスがたまりやすくて,薬莢の寿命が短くなる可能性があります.なので,普通はおすすめしないものだと思います.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

Lyman 2020 年新製品から(1) Pro Dies

そろそろ Shot Show の話題で持ちきりになりそうな季節になりましたね.そこでまずは Lyman の新製品の中から気になるものを採り上げてみたいと思います.いくつかありますが,今回はこちらを...
stainlessprocarbidesizingdie.jpg
Pro Dies シリーズです.一番の売りはステンレスだってことでしょうね.さびないのはうれしいことなんですが,ただステンレスってかじりやすい材質なんですよね.なので,サイジングダイには使いにくいと思いますし,実際に他のメーカーでは見かけないように思います.そんなステンレスをわざわざ使っているというのは,研究開発の結果だと思うので,そんな心意気を買いたいなと.ただ通常のダイは持っているので,買うとすれば Stainless Pro Carbide Sizing Die ですね.カーバイドダイはピストル系(ストレートウォール)は従来からあるのですが,この製品ではなんと 308 があるのです.カーバイドは一般にはルーブが不要ということになりますが,ボトルネック薬莢では実際はそこまではいかないかも?ルーブ不要って書いてないし.苦笑 価格は MSRP $189.95 ですから,結構なお値段ではあります.ポチるのはアメリカあたりのレビューを見てからにしようかなぁ.笑

Hood Press

ちょっと昔の Handloader's Digest を見ていたら,こんなプレスが載っていました.
hoodpress_s.jpg
Hood Press という,ベンチレストをやる人に良さそうなプレスです.というのも,このプレスの面白いところは,右には普通のダイがつきますが,左ではアーバープレスで使用するウィルソンタイプのダイが使えることです.そして全体がフラットになってコンパクトにしまえるのも出先で使うには便利な点かと思います.レバーがそれほど長くはないので,ボトルネック薬莢にフルサイズをかけたりするのは厳しいかも知れません.でもこのプレスは今でも売られているようなので,結構人気のある製品なのでしょうね.

シーター不調の原因を考える

あけましておめでとうございます.今年も頑張ることなく(笑)ユルく続けていきたいと思います.射撃も狩猟も事故なく安全にを唯一の旗印にいきますよ〜.
eto_nezumi_kataguruma.png
さて令和2年最初のエントリーですが,sako85 さんからコメントいただいたダイ不調の件を考えてみました.買って1年でみんな一気にさびたという点はよく分かりません.メーカーをまたいでなので,材質に欠陥があるロットに当たってしまったというパターンはなさそうです.水に浸かったなんてことでもなさそうですしね.謎は解けませんが,シーター不調についてはどうかなと. まずお使いなのは Redding の Competition ということなので,高級品ですね.中はこんな感じだと思います.
compseaterd300h.jpg
sako85 さんのおっしゃるようにバネが入っていますね.私のダイは Premium シリーズで,シーターにマイクロメータはついているのですが,構造が違っており,バネはついていません.マイクロメータにステムは固定装着されています.Competition の具体的な構造は見えませんが,このステムが浮いた形になっているようです. 弾頭がシートされずにダイに残ると言うことは,このステムがプレス操作に伴って上がってしまうということを示しているのではないかと疑っています.要するに図で言いますと...
compseaterd300hcopy.jpg
赤矢印()のステムが上に動いてしまうのではないかと.それはマイクロメーター上部()の部分で止まるようになっているのではないかと思うので,そこが固定されていないなどといったトラブルの要因なのかなと思いました.

お客ダイ

ちゃんと来ております.
guestdies1.JPG
308Win 用の Redding Premium Series FL 2-Die Set です.フルダイにカーバイドボタンが標準で付いていて,シーティングダイにマイクロメータが付いているところが標準品との差分です.あ,あと箱が黒いか(標準は緑).笑 3ダイセットにしなかった(=ネックダイをつけなかった)のは,うちに来そうなお客さんはみんなセミオートなので,フルだけでいいかなと.開けてみるとこんな感じ.
guestdies2.JPG
もちろん当工廠標準(といいつつ,移動工廠用は Lee の Breech Lock だけど)の Hornady Lock-N-Load Conversion Kit も準備してあります.
guestdies3.JPG
付けたらこんな風になります.
guestdies4.JPG
ただこれだと Redding の箱にはしまえません.
guestdies5.JPG
ふたが閉まらないのです.もちろんこれは分かってまして,対策としては Hornady の Die Box を使えばOK.
guestdies6.JPG
あら,ラベルをはがしたら銀色が残っちゃった.苦笑
guestdies7.JPG
はい,このように入ります.
guestdies8.JPG
上に出ているようですが,ふたが厚いので,ちゃんと閉まります.
guestdies9.JPG
ボックス自体の大きさを比較しますと,Hornady のほうが一回り大きいですね.
guestdies10.JPG
Hornady はさすが少し大きめだけあってダイが4つ入るようになっているので,これにネックダイとクリンプダイを入れることも出来るのが利点です.なお厚さはわずかに大きい程度です.
guestdies11.JPG
シールのはがれ残りはアルコールで簡単に拭き取れましたので,識別ラベルを作って貼っておきました.
guestdies12.JPG
積んであるので,横から見えればOK.さあこれでいつでも 308Win のお友達をリローディングベンチにお迎えすることが出来ます.

Sierra GameChanger

Sierra の GameKing に透明なプラスチックのチップがついたものがあって,GameChanger と呼ばれているみたいです.(tipped gameking でいいじゃないかと思うのですが.笑)
tippedgameking1.png
こんな見た目の弾頭です.
tippedgameking2.png
Johnny's Reloading Bench に比較があって,例えば同じ重さの Spitzer BT と比べたとき,こんな感じになっています.
tippedgameking3.jpg
かなりデザインが異なりますね.BC 値はやはり SBT の方が低い(悪い)です.ogive が結構違うのでレシピも少し違ったりするかも知れません. 気になるのはチップなのですが....
tippedgameking4.jpg
透明で,中に泡が見えます.多分デザインを考えてのことでしょうけど,この泡の位置がモノによって若干異なるのです.ライフル弾は高速で回転していますが,回転軸に対して泡が軸対称でないと弾道に影響があるのではないかと想像しています.実際に試してみたいですが,高いのでしょうねぇ.

クールなトリマー

うちのトリマーは Forster のごくフツーなタイプ.
forstertrimmer.jpg
手軽で使いやすいとは思うのですが,手動ですから何百個も処理しようとすると結構大変です.おまけにその後同じ数だけバリ取り(deburring / chamfering)もしないといけません.さすがに手首がおかしくなるのでうちではバリ取りは電動を使ってるけど...
rcbscaseprepcenter.jpg
RCBS Case Prep Center です.ちなみにこれ,ディスコンなんですね.今気づいた.苦笑 ところが実は Forster からこんなカッターが出てるのです.
forster3in1.jpg
これを使えば deburring しなくていいという謳い文句.こういう多役なものってだいたい半端なことになりそうですが,面倒な工程が減るので,これはこれでいいなぁと思いながらもまだ買っていません. さてここまできてようやく本題です.Forster のページを見ると下の方に格好良いトリマーが載っているわけですよ.
henderson1.jpg
Henderson Precision の Gen 2 Powered Case Trimmer です.モーターユニットを外した本体はこんな感じ.
henderson2.jpg
うーん,格好良いですねぇ.ハンドルを左右に回して薬莢を脱着するようです.特に外すのはワンタッチで,下に受けを置いておけば,ノータッチ?笑 しかしなんで Forster のサイトに載っているかと思ったら,コレットとカッターが Forster のを使っているのですね.カッターは上の 3-in-1 です.ですから,deburring 要らずのようです.いいなぁ,これ. ただしお値段はなんと驚きの $739.特に 308Win だけとかで,それもあまり撃たない人だったら,薬莢が伸びたら捨てるという作戦にしたとしても,そっちのほうが安いかも? ちなみにうちではトリマーこそ Forster の普通のですが,それに RCBS case prep center の deburr, chamfering tool にカーバイドをおごり,それも2セット載せる(=両手でそれぞれ薬莢を持ち,同時に左右2個処理できる)という豪勢なことをしているため,金額的にはもうちょっと足せば,この Henderson も見えてくるんじゃないの?という状態でした.何も持っていない状態でこれから買うなら Gen 2 ひとつにしちゃうかもですが,揃ってしまっている今となってはもう買うことはないであろう,あこがれ夢のツールですね.

そもそも Lee のフルダイにカーバイドボタンはつく?

Lee のネックとフルのステムは形状が違うようです.フルのステムを調べてみたら,こんなのでした.
leeexpanderstem.jpg
デキャッピングピンとボタンが一体形成になってるようですね.で,これはダイにネジ止めなのではなくて,リテイナーがコレットになっていて,それをねじ込むことで固定されているようです. 一方,Redding のはこんな感じ.
reddingstem.jpg
全く違いますね.ですから,もし Redding のボタンをつけるならば,Redding のステムを加工して,Lee と同じ太さに削り出す方法が考えられます.旋盤があれば可能でしょうけど,かなり大ごとですし,コスト的にも微妙です.それも Lee の方が細いならという前提です.だったら最初から Redding を買ってしまえばよいわけです. ほかにカーバイドボタンを使っているメーカーはないかな?と思って,見ると Lyman もありますね.
lymanstem.jpg
こちらはロッド付きです.が,太さが分からないので Lee に使えるかは分からないですね〜.ただダイを含めても値段は Redding よりもリーズナブルなようなので,Lee につけるのはあきらめることにはなりますが,カーバイドを試すにはいいかも知れません.
lymandie.jpg
そんなわけで,Lee のダイにカーバイドボタンをつけるのは困難だと考えられるので,素直にダイごと Redding か Lyman にすることを推奨,という,身もふたもない結論となりました.さてここでヒロシさんはどんな作戦を繰り出してくるのか,乞うご期待!?え?マイカ一択ですか?笑
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

Redding のカーバイドボタンは Lee につくか?

ヒロシさんがカーバイドボタンに興味がおありということで調べることにしました.カーバイドボタンはサイジングダイのオプションパーツで,ネックの内径を整えるために内側を通すボタンがカーバイド製のものです.通常品はスチール製なのですが,カーバイドはこれよりも硬い材質で,通るときに摩擦が少ないために動きが軽くなると言うオプションパーツ(高いダイだと最初からついているものもある)です. Redding のボタンはそれだけで $40 近くするので,コスト的にはどうかと思いますが,これを Lee につけられるか?というお話です. まずは Lee のダイを倉庫から引っ張り出します.フルもネックもありました.
buttonchk1.JPG
早速フルのステムを取り出そうとしたのですが,このネジ(ステムのクランプ)が異常に堅いです.
buttonchk2.JPG
クレセント二つ持ってきてはずそうとしましたが,ウンともスンとも言いません.コレットになっているので構造的にはそれなりに硬いかも知れませんが,ここまでとは...さびてる気配はないですが,今度浸透極圧剤とインパクトを使ってみるか(備忘:ダイ側 3/4",クランプ側 1/2").まあとりあえず今はあきらめます.ではネックの方を.
buttonchk3.JPG
これはフルと見た目が違いますね.Lee のネックサイズはコレット式だからか,見た目で分けられるようにするためか分かりませんが....Redding だと外の刻印で判別できますが,Lee の場合は書いてないので見た目で判断です.とりあえずステムを抜きます.
buttonchk4.JPG
これとこちらの Redding を比較したいわけです.
buttonchk5.JPG
Redding のステムはこんな感じ.の部分がカーバイドボタンです.
buttonchk6.JPG
比較しましょう.
buttonchk7.JPG
太さからして違いますね.Lee のは全部同じ径になっています.これはコレット式だからでしょうね.外からコレットでネックをステムの太さまで縮小させるということです.だから太さを変える必要がないわけ.Redding はネックサイザーでもダイでネックを規定値よりも小さくしてから,ボタンで拡大する方式です.こちらのほうが一般的ですが,Lee のネックサイザーのほうが力は要らないです. ちなみにコレットというのはこういうことです.
buttonchk8.JPG
押し込むとコレットが縮んで,外から圧縮するわけです.ですからネックにルーブがいらないと思います.しかしこの方式ならカーバイドの意味が無いので,やっぱりフルサイズで比較しないと意味が無いですね.他のが抜けやすかったら,それで比較してみることにしましょう.

308Win のゲージチェック

308/243 が混ざっているので,これを仕分けます.最初は薬莢が光っていてやりにくいのですが,底が見えるくらいに減ると見分けが付きやすくなります.
sorting308-1.JPG
これはもう終わる直前で,こうなると簡単です.このあと 308 のケースゲージでサイズの全数確認をしましたが,約百本中2本だけゲージより長かったです.あと1本はうまくサイジングがかかっておらずはじきました.長い2本のためだけにトリマをセットするのは面倒なので,コレットを使わずに手で保持してトリミングしました.笑 その後はブランドでソーティング.
sorting308-2.JPG
うちでは Lapua が基本なのですが,射撃場で工場装弾をボルト銃で撃っている人が薬莢を要らないといったらもらっているため,いくつかのブランドがあります.

30-06 のトリミング

フルサイズしてタンブラにかけた 30-06 の薬莢です.
caseprep3006-1.JPG
一応サンプリングして長さを見ます.
caseprep3006-2.JPG
これは 2.4995",短いのもありますが,だいたいこのくらいまで伸びているようです.30-06 の trim-to length は 2.485" なので,実質 2.495" を越えるようならロットごとトリミングします.今回は混ぜてしまっているので,全部かけます.トリマを台ごとクランプして,設定.
caseprep3006-3.JPG
微調整して 2.485" にセット.
caseprep3006-4.JPG
調子よくやっていたら pilot が抜けました.苦笑
caseprep3006-5.JPG
引っ張っても抜けません.ですから,そーっとカッターに戻して固定して抜きます.
caseprep3006-6.JPG
元通りになりました.ちなみにトリマの刃は逆回転で薬莢に接触しないようにしましょう.刃を見ると削りカスが抜けるようにはなってないようなので,逆回転させると刃を傷めると思います.全部トリミングしたらあとはバリ取りして終了ですね.でも疲れたのでこの辺で小休止.
caseprep3006-7.JPG

お客ダイ

先日書いたように,最近 308Win を買った友人が複数おりまして,各自リローディング環境が整うまでの間,何回かはうちで作業をするのではないかと思うので,お客用のダイを準備することにしました.うちではダイは Redding を主に使っているので,客用もそれにしようと思います.が,そのメーカーの中でもラインナップはいくつかあります.最初に思いつくのは,どうせ一時使用だからと,基本のスタンダードということでしょうか.しかし女性もいるわけで,初めて作業をするのにサイジングが大変だと嫌になってしまう可能性があります.よって最低ラインとしてはボタンはカーバイドにしようと思っています. ただいろいろラインナップを見て思ったのですが,自分が使っているのをグレードアップして,今使っているのを客用にするのでもいい気がしてきました.現在 308Win で使用しているのはスタンダード3ダイセットのフルサイズにオプションでカーバイドボタンをつけたものです.ですから,これを客用にして,自分用に新しいのを買うという方法もありますね.笑 ただそんなに欲しいものもないので,これがいいかな?
premiumseriesdiesets.jpg
Premium Series Die Set
これはスタンダードとどう違うかというと,フルサイズが最初からカーバイドボタンになっていることと,シーターにマイクロメータが付いていることです.30-06 ではこのセットを使っていて,不満もないので,これを 308Win にも使えばいいかなと. うちに来そうな友人はみんなセミオートなので,ネックサイズは使わず,フルサイズだけだと思います.ですから,Premium Full Length Die Set (フルサイズとシータの2ダイセット)を買い,私の使っているシータと入れ替えればOKかなと.笑 すなわち自分用は 現用のカーバイドボタン付きのフルダイ 現用の普通のネックダイ 新規導入のマイクロメータ付きシータ で,お客用が 新規導入のカーバイドボタン付きのフルダイ 現用の普通なシータ にするという感じ.本当は自分の方をブッシングダイにしたいのですが,管理が杜撰なので,なかなか手を出せないままでおります.苦笑

Hornady Lock-N-Load Die Bushings を買うときは...

このコンバージョンブッシングは日本でも使っている人は多いと思います.ただ欠点もあって,つけやすく外しやすいことの反動として,使用中にずれていって突然外れると言うことが時々起きます.このとき中途半端な位置関係にあると,ブッシュのロック部分が変形してしまいます.ある程度は大丈夫ですが,あまり変形すると着脱が出来なくなってしまいます. そのためこのブッシュを使用するならば何個かは予備を持っていた方が安心です.プレスよりもダイのブッシュの方が変形しやすいので,追加用にブッシュ3個セットを余分に買ったりすることになりましょうか.
3pack.jpg
ちなみに最初の3ダイまではコンバージョンキットにするといいかと思います.プレス側のブッシュ1つと,ダイ側が三つついています.
convkit.jpg
さて近所の猟友が先日ライフルを買いました.が,まだ自分でハンドロードするための道具は持っていません.いずれは自分でリロード用品は揃えることになると思いますが,最初はすでに持っている人のリローディングベンチを使わせてもらって作業しながら,何が必要なのかを考えていくのがよいと思います.ただこのときダイだけは自分で用意して持っていくといいです.何故かというとサイジングダイは消耗品だからです. 一方私は貸す側なわけですが,ダイは持ってきてね,と言ったところで,初心者は何を買えば良いか分からないと思うんですよね.今時海外通販で買うでしょうから,送料もバカにならないので,ダイだけじゃなくていろいろ買いたいところでしょうから.なので,私の方でお客さん用のダイを買うことにしました.私よりも後から買った猟友の多くは 308Win なので,これだけ準備しておくことに. そんなダイの話はまたあとで書くことにして,うちでは前述のブッシングを標準としているので,お客ダイもこれを装備していなければなりません.そこでダイブッシュの3個セットを買おうかなぁと思って見たら $17.19 でした.一方,プレスの方も痛んできてるかも知れないから,そろそろ予備もと考えるとコンバージョンキット(ダイブッシュ3個+プレス側ブッシュ)にしておくのがいいか?と思って見たら,こちらは $16.39 ではありませんか.なんでプレス側ブッシュが付くと安くなるの? 変だと思って別のお店を見たのですが,やっぱり同じように,ダイブッシュ3個セットよりもそれにプレスブッシュの付いたコンバージョンキットのほうが安いのです.不思議な価格設定だなぁと思いました. というわけで,みなさんももしダイブッシュ3個セットを買うならば,コンバージョンキットもチェックしておいた方がいいですよ,というお話でした.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

H4895 在庫あり

いつものお店では H4895 を買うのはほとんど私だけだったらしく,いつも在庫がありませんでした.もちろん頼めば入れてくれますが....
h4895.jpeg
ところが今回買いに行って頼もうと思ったら,なんと在庫ありでその場で買って帰れました.もしかして時代がついて来てますかね??笑 H4895 の利点は 60% 減装をメーカーが保証していることと,このくらいの burn rate の火薬にしては粒が割と細かいので,パウダーメジャーを使いやすいところです.
posted by ともぞう at 19:00Comment(0)

ワックスに回帰する

最近はサイジングの際,lube として極圧スプレーを使ってました.これは効くのですが,匂いがよろしくないのですよ.手もべとつくので,使い捨てのゴム手袋をしてやってました.でも,ということは,このゴム手袋にワックス付けて薬莢をプレスに載せれば,lube 付けたことになるよね?というわけで,やったらばっちりでした.
imperialdiewax.jpg
時々ワックスをゴム手袋をした指に付けて薬莢をシェルホルダに載せます.わざわざ薬莢に塗りつけるとなると面倒ですが,触れただけでもちゃんと作用しているようで問題なしでした.ゴム手袋にワックスを付ける頻度は極圧スプレーをダイに吹き付けるのと同じくらいですから,どっちも大した手間の差はなかったです.逆に触るだけだからこっちのほうが楽かも? ただ薬莢によってはワックスだけだとボタンが通りにくいことがありました.そこでドライルーブも併用したりして...
app_media.jpg
結局は定番なんですかね〜.

プレスダコの卵?

ライフルリロードの何が面倒くさいって,case prep まで済ませることなんですよ.これは使用済み薬莢をクリーニング後サイジングして,(必要があれば)トリミングしてバリ取りし,あとは雷管装着,火薬装填,弾頭装着すれば完成するという,すなわち新品の薬莢と同じような状態にまでしておくということです.まあ実際はこれが楽しみの一つでもあるのですが,case prep の前段階であるサイジングって多少ながら力仕事ですから,数が多くなると気が重くなるわけです.やっちゃえばすぐなんですけどね.射撃が終わった状態のまま放置しておくと,薬莢も黒ずんだりしてよろしくないので,さっさとやっちゃえって,自分でも分かってるのですけども. で,いよいよ case prep の済んだ薬莢が払底してしまい,新しい弾が作れず,今度撃ちに行くのに困っちゃうという状態になってしまいました.仕方なく溜まりに溜まった薬莢,約500個.一気に全部サイジングしましたよ.すると,手のひらが...
pressdako.jpg
痛そうなのでモザイクをかけていますから,分からないと思いますが,薬指の付け根に水ぶくれが出来て,そこから水が抜けた状態になってました.苦笑 こんな作業を仮に毎日やってたら,ここにタコができるんでしょうね.プレスダコですね.これが出来たら一人前なのかも知れません.笑 まあ私の場合はそこまで撃たないから,いつまで経っても痛いだけですね〜.苦笑

Lee の lock ring が spline drive になった

Lee の新製品を見たら,変わったロックリングが出ていました.
leenewproducts1.png
スプラインドライブになったようです.締め付けるには専用の工具がいるので,なんでまた?と思いましたが,六角でクロスボルトは難しいからかなと思いました.Hornady は一対面だけ平面にして工具がかけられるようにしてあるので,それと同じように工具で回せるようにしたかったのかも知れません.下のやつです.
leenewproducts2.jpg
ちなみに Lee にはブリーチロックというクイックチェンジシステムがあります.こういうのですね.
leenewproducts3.jpg
ダイと固定したい時に指がかかる部分が浅すぎて回しにくいです.これらが一体化した lock ring eliminator というのもありますが,工具がかかるようにはなってません.そこでこれとスプラインドライブをくっつけたブッシュも出てました.
leenewproducts4.jpg
うちでは Lee のプレスは出先で使う用のハンドプレスしかないし,それも滅多に出番はないので買う予定はないです.仮に使ったとしてもシーティングだけですから作業中に取り替えないですからね.(ライフルのサイジングはほぼ無理)なーんて言ってても,そのうち買っちゃうかも知れませんけど.笑
leenewproducts5.jpg